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第2回 「円覚寺松嶺院座禅会」散策会 (05/02/27)

 コース:円覚寺松嶺院(浄名禅会)〜お好み焼き屋
 参加者:ニョウォンさん(幹事)、かんいちさん、ほーりー、ぴっぴさん、遑さん、熊湯さん

円覚寺松嶺院 ■円覚寺松嶺院

 ニョウォンはいつものように朝6時の暁天座禅から円覚寺に参禅し、黄梅院で焚き火してました。9:30に松嶺院へ。目印のトロのストラップが功を奏して、ほーりーさんに声をかけていただけました。遑さんと熊湯さんもすぐわかりました。

 さて、座禅です。座具が小さくて低いので、そのままだと座りにくい。半分に折ってなんとか背筋を伸ばせた感じです。未だに丹田に力が入っているのか自分でもよくわかってませんが、老師は「力の入っていない座禅は100年やってもダメ」と一蹴!

 次は提唱。こちらの老師はお話を脱線されることが多くて、あっという間にお昼に。話を伺っていて、本当に息子さんがかわいいのだなぁと思います。

 最後は客間に移って茶礼。かしわもちがおいしかった!(^^) 「法の御山の・・・」という雅楽調の歌を斉唱して終了。

 少し庭を拝見。水琴窟の音を楽しむ。熊湯さんが水琴窟の作り方を説明されました。この音を聴きながらの座禅ってのはよかったです。記念撮影をして、寺を後にしました。

 北鎌倉駅前のお好み焼き屋で昼食会。みなさん、仏教の話で盛り上がります。さすが宿坊研究会ならではの話題ですね。鎌倉はいいところがいっぱいあります。またぜひご案内させていただけたらと思います。

(レポート:ニョウォンさん)



■円覚寺松嶺院

 久しぶりの鎌倉。緑豊かで歴史と風格を感じさせる、いつもながら素敵な所でした。円覚寺の総門をくぐって歩むとすぐ、右手には威風堂々の山門が、左手には新築になったお寺の建物が見えました。そこが円覚寺塔頭のひとつ松嶺院です。門の柱に浄名禅会の木札が架かっているものの門は閉ざされ、「御用の無い方は出入りご遠慮ください」旨の注意書きまで下げてあります。入ってもいいのかしらと戸惑いつつも、用がある者ですのでと、思い切って門脇のくぐり戸に手をかけ(ガラガラと開いた、よかった! ほっ)中へ。

 目印のトロのおかげや、その他で(参禅者の中で若者は我が散策会の四名のみですから)なんとなく皆さんが分かり、もっともっとほっとしました。受付で法話のお題プリントを貰い、経本をお借りしました。参禅の2回目にはこの経本がプレゼントされてマイ経本にできるとのことです。

 法話。輿俊哲(こし しゅんてつ)老師のお話、お題は「香厳上樹(きょうげんじょうじゅ)」でした。う〜む、なさけないことに、老人力のためよく覚えてなくて報告ができません。

 座禅。法話の途中で「では座禅をします!」と老師がおっしゃって、私はひとりでパニックに。この正座の姿勢から突然座禅の趺坐にですか? この小さなお座布団(お茶席用みたいなもの)一枚でですか? 座禅教本によると、もっところっとした高さのある坐蒲を使うって書いてあったのに〜と、アタフタしてしまいました。それでも老師のお声を耳に入れていると順を追って姿勢の整え方、呼吸の仕方、丹田の力のことなどをお話してくださっていることに気づき、素直に従っているうちに落ち着いてくる自分が分かりました。座禅終了までの時間を短く感じたのですが、あれは事実短時間だったのでしょうか、わたくしが瞑想できていたのでしょうか。

 前に座っていたニョウォンさんとほーりーさんはさすがですね。さっと座布団を二つ折りにして敷き、高さを作って美しく結跏趺坐しておられました。感嘆。

 その後のランチ会。他ではできない? 仏様や宿坊のお話で盛り上がり、楽しい時間でした。かんいちさんの御朱印帳は中身がびっしり、これからもどんどん増えそうですね。熊湯さんはお経をよく覚えてますね。真言までぺらぺら言えるなんて憧れます。遑さんネパールまで行ったんですって、うらやましい。

 この六人がここに集まって、座禅して、おしゃべりして、楽しくて不思議なご縁ですね〜。仏さまにもMLのみなさんにも感謝した一日でした。

(レポート:ぴっぴさん)



■円覚寺松嶺院

 とても良い時間が過ごせました(^^ゞ感謝! 老師さまのお話は『香厳上樹』なんですが、難しくてよく分かりませんでした。で、とりあえず調べてみました。

香厳上樹

 さらに付け加えると、香厳和尚は『禅のなんたるか』を百丈禅師に教えてもらいたかったが、百丈禅師は亡くなってしまった。百丈禅師の一番弟子のい山禅師に教えを請うと、『父母が生まれる前の言葉とは?』と難題を出された。香厳和尚はどうしても答えが分からずい山禅師に聞くと、『悟りは教わるものではない。自分で悟るもの』と言われ、師のもとを去った。しかし掃除をしている時、小石が竹にカチンと当たった音を聞き、悟った。ちなみにい山禅師はい山警策でも有名な方とのこと。

 警策って、痛そうで。。。私の場合、正座はもちろんのこと、半跏坐ですら足がしびれるので、姿勢が悪くなり、背中をバシバシ叩かれそう(>_<)

 掃除している時に悟るといえば、チューラパンタカもですね。さて、私も見習って掃除しよっと(笑)

(レポート:熊湯さん)



■円覚寺松嶺院

 幹事のニョウォンさんには食事どころまでいろいろと調べて頂いていたり、北鎌倉の駅を降りて歩いていると、早くもぴっぴさんに見つかって声かけられたり、遑さん、かんいちさん、熊湯さんもみなさん良い方で、楽しかったです。

 円覚寺松嶺院では、
  1. お腹を突き出して背筋を伸ばす
  2. お腹の下7cm辺りに力を入れる
  3. 呼吸は鼻でする
  4. 呼吸の数を10まで数える
 こんな坐り方を教わりました。

 他のお寺では鼻で吸って口で吐いて、今度は口で吸って鼻で吐いて、さらには鼻で吸って吐いて、口で吸って吐いてなんて言われたこともあったので、呼吸は落ち着いてやりやすかったです。ただ初参加者向けの説明は特になかったので、座禅が初めてという方にはちょっと戸惑う部分もあるかもしれません。

 座る時間はかなり短かったと思います。10分くらいじゃないでしょうか? あっと言うまでした。法話の方がずっと長かったかなと。

 また他の方も書いてますが、座布団がやたらと薄くて小さかったので、座布団折ったりと工夫が必要ですね。一応座禅会の中身はこんなところでしょうか。

 本堂横の庭には水琴屈があり、座禅中にもコロン、コロンと音が聞こえて、心地が良かったです。窓からは円覚寺の三門も見え、風情がありましたよ。

 座禅後の茶話会では柏餅を頂いたり、その後はみんなでお好み焼きや焼きそばを食べたりして話が盛り上がりました。

(レポート:ほーりー)



■関連リンク

円覚寺松嶺院「浄名禅会」






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