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第175回 「江戸三十三観音めぐり6」散策会(10/05/29)

 コース:光福寺〜高野山東京別院(江戸観音二十九番)〜長谷寺(江戸観音二十二番)〜梅窓院(江戸観音二十四番)〜世田谷観音寺(江戸観音三十二番)〜大円寺〜目黒不動尊(江戸観音三十三番)〜五百羅漢寺

 参加者:日の出さん(幹事)、みた八さん、ゆかさん、ゆきみどさん、ちーさん、かんかんさん、克己さん、アミさん、ゆめこさん、ともさん

■江戸三十三観音めぐり

・高野山東京別院

 境内は一部工事中であまり霊場という雰囲気ではありませんでしたが、本堂に入ると、さすがに霊場という雰囲気を感じました。御朱印をもらうために本堂とは別のお堂を訪れると、こうやくんグッズが結構置いてありました。散策会のメンバー内では弘法大師ボールペンが人気でした。

・長谷寺

 大きな長谷寺式観音像が安置されていました。永平寺東京別院だけあって、お坊さんの態度がキビキビしていたのが印象に残りました。

・梅窓院

 とても近代的な建物で、お寺とは思えませんでした。法事があったので、残念ながら本堂には入れませんでしたが、どのようになっているのか興味深いです。

・世田谷観音寺

 本堂に上がり、観音像を間近で拝観できたのは良かったです。とても素敵な観音像でした。

・目黒不動尊瀧泉寺

 江戸観音の観音様は本堂とは別のお堂に安置されていますので、まずはそちらをお参りをしました。目黒不動は江戸有数の不動尊寺院ですので、境内も広く、見ごたえがありました。

 今回で全部で六回にわたって行われた江戸観音めぐりも終了しました。一度でもご一緒に散策された皆様、どうもありがとうございました。ご縁がありましたら、また一緒に散策しましょう。

(レポート:日の出さん)



■江戸三十三観音めぐり

 5月下旬なのに肌寒い中での散策でした。9時に高輪台駅に集合しました。

 光福寺 ゆうれい地蔵(江戸観音ではありまん)

 ゆうれい地蔵のいわれは、毎日一組の母子が雨の日でも傘もささずに飴を買いに来ます。毎日来る親子を不思議に思った飴屋の主が、後をつけてみると寺の中に入ったそうです。今度は住職と後をつけていくと、この地蔵の前まで来て消えしまいます。住職がこの地蔵を毎日供養すると親子は現れなったという話です。怖い感じはしないのですが、不思議な石仏でした。

 高野山東京別院 江戸観音二十九番 聖観世音菩薩

 光福寺から歩いて数分の場所にあります。境内には四国八十八霊場のお砂ふみがありました。本堂はお線香の良い香りがしまた。ご本尊様の弘法大師をお参りしてから塗香を塗り、内陣の裏側にある真言八祖のお参りをしました。寺務所で御朱印を頂いている時、参加した皆でこうや君や東京別院で売っているボールペンでかなり盛り上がりました。私は陀羅尼助を購入しました。

 電車で表参道に移動

 長谷寺 江戸観音二十二番 十一面観世音菩薩

 表参道駅から歩いて10分位の所にあります。観音様は高さ約10メートルで1本彫りです。彫られている当時を知っているおばあさんの話によると、削られた木でミニ観音様を彫り1体500円で売ったそうです。

 外苑前駅に移動

 梅窓院  江戸観音二十四番 泰平観世音菩薩

 ちょっとした竹林を通り過ぎると梅窓院があります。江戸観音では一番近代的なお寺かも。法事があった為見て回ることが出来ず、ご朱印が書き終わるまで小休止。

 お昼ごはん ぶた肉専門店、おいしかったです。

 外苑前駅から渋谷へ。バスを乗り継ぎ、学芸大学付属高校へ

 世田谷観音観音寺  江戸観音三十二番 聖観世音菩薩

 バスを降りると傘をさすまでではないけど、雨がパラパラ落ち始めました。仁王門に鳴き龍が、本堂に向かって真下で手を叩くと鳴動します。ご朱印を書いていただく間に本堂へ直ぐ側で拝観できる観音様は、とても良いお顔をしていました。

 脇侍には月光・日光の両菩薩、龍神、弁財天、マリア菩薩が祀られていました。マリア菩薩は初めて見ました。

 参加されたちーさんによると、とても話好きな住職で中々解放されないそうでどうなるかと思いましたが、この日はスムーズに次に行く事が出来ました。自分1人だったらお話聞いてみたいと思いました。

 バスで目黒駅へ。30分以上乗っていた為、しばし睡眠時間。

 大円寺(江戸観音ではありません)

 急な坂を下って行く途中にあります。沢山の石仏が迎えてくれました。寺僧の放火で、江戸市中延焼し、振袖火事・車町火事と並ぶ江戸三大火事だそうです。この火事で大円寺は長い間再建を許されませんでした。沢山の石仏は火事の犠牲者を供養するために、石工が50年かけて完成したといわれているそうです。

 目黒不動尊瀧泉寺  江戸観音三十三番結願 聖観世音菩薩

 とても広いお寺です。水掛不動があり地元の人が、一心にお願いをしていました。

 階段を登り本堂へ。本堂は第二次世界大戦の時に燃えてしまい、昭和に入ってから建てられましたが、本尊の不動明王は創建から奉られているそうです。

 五百羅漢寺(江戸観音ではありません)

 目黒不動から歩いて数分の所にあります。受付で拝観料を払い、羅漢堂へ。1体1体色々な表情をしています。パンフレットには“親しみを持って迎えてくれる”と書いてありましたが、1人だとチョッと怖い感じがします。本堂ではお釈迦様の“声”が流れていました。

 たこ薬師成就院(江戸観音ではありません)

 たこの絵に“ありがたや福をすいよせるたこ薬師”の大きな看板が目印です。ひっそりとした佇まいです。

 目黒駅まで移動して解散、有志5人でピザ&パスタで夕食を食べながら、江戸観音や今まで行ったお寺、行きたいお寺の話をして盛り上がりました。

 2008年11月に始まった江戸三十三観音も、全6回で無事結願を迎えることが出来ました。全6回参加して、暑い日はヘロヘロになったなぁ〜とか、雨の日もあったなぁ〜とか色々思い出しましたが、印象に残っているのが、第1回目に訪れてご朱印を頂けずご開帳に合わせて第2回目に訪れた、人形町にある大観音寺のご住職に聞いた仏像の話です。

 ご住職は、個人的な意見ですがと前置きをして「最近の仏像は残すためにホルマリンに浸かっているようなもんで、本来は役目が終わったら土に返るべきです。」って話されました。私はお寺の片隅で土に埋もれていたり、草の間からチョコっと見えたり、崩れかけているいる石仏が好きなので、大観音寺のご住職の話が特に残っています。

 最後になりましたが、幹事の日の出様ありがとうございました。1人だったら直ぐ断念しちゃって、廻る事が出来ませんでした。江戸三十三観音のお寺意外に穴場のお寺もコースに入り、沢山のお寺を散策する事ができました。改めて御礼を、本当にお世話になりありがとうございました。参加された皆様ありがとうございました。

(レポート:ゆかさん)



■江戸三十三観音めぐり

 長く続いたこの企画も最後です。今回は高輪台からスタートです。

 まずは光福寺。ゆうれい地蔵と呼ばれるお地蔵さまがいらっしゃいました。お顔とお体が、へにょ〜となってしまい、定かではない感じの石仏です。なんとも不思議な感じで、塩を毎日かけられていたら、こんな風になるのかしら、などと考えてしまいました。

 続いて、高野山東京別院へ。

 境内が広々としています。寄付での植樹や石碑などが真新しいです。生コン打設をしていたので、また新しい建物を作るようです。お金があるんだなぁと思いました。ご朱印をいただく際には売店があり、こうやくんグッズやボールペンなどにも商魂が感じられました。

 その後、いくつかのお寺を拝観し、世田谷の観音寺へ。

 こちらでは本堂に入って間近で観音様を拝顔できました。離れてみるとうっすら微笑んでいるようで、近くでみると荘厳で、とても素晴らしいお姿でした。ゆかさんのレポートでもあるように、いろいろな神様がいらして、皆様、美しくてとても良いお寺でした。

 次に目黒不動尊、瀧泉寺へ。

 こちらが三十三観音めぐりの最後、結願のお寺です。狛犬様は本当に犬のようで、毛の流れも丁寧に彫られており、子犬は愛らしい姿でした。お不動様は最近作られたものや江戸時代?の石仏などもあり、境内は広く、見所がいっぱいでした。

 参加できない回もありましたが、全6回を企画して下さった日の出様。どうもありがとうございました。電車、バスともにスケジュールは完璧でした。さすがです。

(レポート:ゆきみどさん)



■江戸三十三観音めぐり

・光福院

 ゆうれい地蔵と呼ばれるお地蔵様が祀られています。こちらのお地蔵様は、ほっそりしていて足がありません。ぼうっと浮かび上がっているような姿は、確かに幽霊そのもの。見ていると思わず引き込まれてしまいました。

・高野山東京別院

 かの有名な高野山金剛峯寺の東京別院。都営線高輪台駅から徒歩で数分ほどです。知名度はあまりありませんが、意外にも歴史は古く、伽藍は1673年ごろに完成したとのこと。お寺グッズが充実していて、その方面でも楽しめると思います。

・長谷寺

 御本尊は麻布大観音と呼ばれる観音様。像高は三丈三尺、なんと10mもあります。戦火で焼失した本尊を近年になって再建したものです。長谷寺には何度か訪れたことがありますが、いつ拝見しても観音様の優しいお顔にうっとりとして、時間を忘れて見入ってしまいます。古い仏像だけに価値があると思われがちですが、たとえ新しい仏像でも同じように感動できる素晴らしさがある、そう再認識させてくれる像です。

・梅窓院

 山門は古めかしく、貫録があります。ところが境内にはファッションビルのようなガラス張りの高層ビルが建っていました。驚きながら建物の中に入ってみると、観音様が祀られています。お寺でした(笑)。時代の流れと言えばその通りなのでしょうが、観音様がポツンと祀られているのを見ると、なんだか寂しい気持ちになってしまいます。

・世田谷観音寺

 御本尊はとても可愛らしい聖観音。かなり間近に拝することができます。本堂には他にもたくさんの仏像が祀られており、見ごたえがありました。

・大円寺

 石仏の五百羅漢が祀られています。1772年に起こった明和の大火は、この大円寺が火元とみられており、五百羅漢像はその大火で亡くなった人々を弔うために建立されたとされています。ひとつひとつは小さな像ですが、整然と並んでいる様は圧巻でした。

・目黒不動

 伝承によれば目黒不動は、江戸幕府が江戸を守護するために選んだ不動明王のひとつとされています。正式名称を瀧泉寺と言います。本尊のお不動様は秘仏ですが、境内には水かけ不動明王という、一風変わったお不動様がいらっしゃいました。柄杓でお水をかけるとご利益があるそうで…。もちろんかけてきました♪

・五百羅漢寺

 こちらのお寺の五百羅漢は、こちらはほぼ等身大サイズの木彫仏。大迫力です。元禄時代、松雲元慶という僧侶によって十数年の歳月をかけて造られました。一人一人の羅漢様の横に書いてある、それぞれの像に関する説明の言葉がユニークで面白く、ついつい読みふけってしまいました。数で圧倒的な五百羅漢ばかりに目が行きがちですが、本尊のお釈迦様はじめ文殊・普賢菩薩様も立派な像です。

 江戸三十三観音めぐり企画も今回が最後。私は、その半分の3回に参加させていただきました。いろんな方とお話ができ、とても楽しかったです。そして幹事の日の出様、毎回、完璧なスケジュールを組んでいただき、本当にありがとうございました。とても感謝しております。参加できなかった回の観音様は、自分で地道にまわってみようと思います。

(レポート:ちーさん)







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