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第159回 「禅をきく会」散策会(10/01/26)

 コース:兵庫県民会館けんみんホール 禅をきく会

 参加者:游子さん(幹事)、寿之輔さん

■禅をきく会

 道元禅師のご生誕の日の1月26日、曹洞宗主催の「禅をきく会」に参加しました。

 会場はホールなので椅子席でのいす坐禅となりますが、ステージ前に畳が敷かれていて、希望者は坐蒲を使って座ることができます。私たちはせっかくですから(?)畳席の前列ど真ん中に場所を取りました。

 ステージ上には赤い毛氈を敷いた壇があり、曹洞宗近畿管区教化センター統監の幣道紀(へい どうき)老師が、その上で自ら坐禅を組みながら坐禅指導をしてくださいます。初心者にもわかりやすい丁寧な説明でした。

 まず姿勢を整える調身、次に呼吸をととのえる調息、最後に心をととのえる調心。老師の「止静鐘(しじょうしょう)をお願いします」の声と共に、坐禅の始まりを告げる鐘が鳴り、照明が落とされました。ほの暗い会場はしんとして、時折響く警策の音に気の引き締まる思いでした。時間に制限があるため、実際に坐っていた時間の短かったのが、ちょっぴり残念でした。

 休憩をはさんで講演です。講師の町田宗鳳(まちだそうほう)氏は、今NHKの「こころの時代」という番組で法然さんのお話しをされている方です。この度のお題は「愚に還る喜び」。十牛図や宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」など引用してわかりやすく興味深いお話しでした。また、イエローハットの創始者の徹底した下座行はすごい! です。

・(十牛図の話から)せいぜい大きな暴れ牛を持て(この場合の牛は各々の目標。例えば職人なら技術とか。金や名誉でもかまわないとのこと)
・本当の修行は娑婆にある、娑婆から逃げてはいけない。
・最終的理想の姿はアホかカシコかわからぬ人。=「愚か」という徳を持った人

 などなど、印象的な言葉の目白押し。「お先にどうぞ(after you)」という言葉も、あらためて思い出したい日本の美しい言葉だな〜と思いました。

(レポート:游子さん)



■禅をきく会

 神戸の「禅をきく会」に行ってきました。町田宗鳳先生の話がとても興味深いものでした。また、幣先生の座禅の話も分かりやすく初心者のかたにおススメいたします。

(レポート:寿之輔さん)





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