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第155回 「江戸三十三観音めぐり5」散策会(09/12/06)コース:天徳寺(20番札所)〜金地院(28番札所)〜増上寺(21番札所)〜海雲寺(番外)〜品川寺(31番札所)〜一心寺(30番札所)〜願生寺〜道往寺(27番札所)〜魚藍寺(25番札所)〜玉鳳寺〜済海寺(26番札所)〜御田八幡神社参加者:日の出さん(幹事)、ゆかさん、みた八さん、ゆきみどさん、ヒロナさん、マリさん、marsarさん、mayaさん ■江戸三十三観音めぐり 12月6日、日の出様幹事の元、江戸三十三観音めぐり(その5)に行ってきました。雲1つ無い、青空の下の散策でした。9時に都営三田線御成門駅に集合しました。 最初に二十番、天徳寺に。ひっそりとした山門をくぐり、お参りをしました。御朱印を頂いている間に本堂に上げて頂き、札所本尊の聖観世音菩薩様をお参りしました。縁側から見える1本のもみじがとてもきれいに紅葉していました。 二十八番、金地院。黒衣の宰相、南光坊天海こと金地院崇伝、所縁のお寺です。金地院崇伝は、108歳で没するまで家康に仕え3代将軍家光にも仕えた人です(ちょっと話がそれました)。臨済宗大本山の南禅寺の東京出張所だそうです。玄関には、托鉢の時に被る笠がかざってありました。 本堂に上げて頂き、札所本尊の聖観世音菩薩様をお参りしました。お顔を拝見しようとしたのですが、布が掛かっていて見えませんでした。近代的なお寺で、屋根にはちょっと怪しげな塔(宇宙パワーぽい)が立っていました。 二十一番、増上寺。とても大きなお寺です。赤い大きな門に圧倒されました。本堂の後ろに東京タワーが聳え立っていました。御朱印を頂いている間にお土産を見てみると、猫の絵が描かれていた日本手ぬぐいがあったり、起き上がりこぼしの来年の干支のトラがあったり、いろいろなお土産があり楽しかったです。 札所本尊は、西向聖観世音菩薩です。観音様は増上寺が建てられる前からあったそうで、観音山に向かって西に向いていたので、西向き観音と言われるようになったそうです。 番外、海雲時。千躰三宝荒神を祀っています。荒神様はかまどの神様で火を祀っています。前立ちのお堂があり、奥にもう1つ建物があり、そちらに荒神様を祀っているそうです。前立ちのお堂の天井絵は纏でした。境内には、烏瑟沙摩明王やえんの行者の像がありました。 三十一番、品川寺。海雲寺から歩いて30秒位の場所にあります。江戸六地蔵、像の高さが2.75mある座像がお出迎えしてくれます。境内では大きな銀杏の木がきれいに色づいていました。7福神の石仏があり苔が生えていたり、欠けているところがありで歴史のあるお寺だと思いました。 御朱印を頂いている間に本堂に上げて頂き、お参りをしました。本堂の天井絵が梵字になっていました。年末年始は暴飲暴食で胃が弱ってしまうので、陀羅尼助を買いました(これで暴飲暴食OKです)。札所本尊は聖観世音菩薩です。 お昼ごはんは、おすしを食べました。 三十番、一心寺。大掃除の最中で御朱印を頂いて、すぐに退散しました。札所本尊は、聖観世音菩薩です。 番外、願生寺。参加された、みた八さんの菩提寺です。その昔遊女屋があり、亡くなった時引取りての無い女性を弔った所だそうです。大八車が無かった時は牛が活躍していて、死んだ時に牛を集めて埋めた場所でもあるそうです(みた八さんのお話から。違っていたら訂正してくださいm(__)m)。本堂に上げて頂いてお参りをしました。立派な弥陀三尊像が祀られていました。 二十七番、道往寺。ひっそりとしたお寺です。御朱印を頂いて次に向かいました。札所本尊は聖観世音菩薩です。 二十五番、魚藍寺。赤い山門をくぐりました。御朱印を頂いている間に、境内を散策しました。塩地蔵があり、江戸観音めぐりの2回目で行った源覚寺はお地蔵様が塩に埋もれていたのに、こちらの塩地蔵はお塩が袋ごと置かれていました。マンガチックな馬頭観音があったりで、おもしろかったです。札所本尊は、魚籃観世音菩薩です。 番外、玉鳳寺(おしろい地蔵)。山門の横に、こじんまりとしたお堂におしろい地蔵が祀られていました。お堂に入るとベビーパウダーの匂いが漂っていました。赤い帽子に、涎掛け、両サイドに御化粧延命地蔵尊の提灯が下がっていました。境内には、ちょっとおちゃめな6地蔵がありました。 二十六番、済海寺。山門を潜った直ぐ横に、札所本尊の亀塚正観世音菩薩が祀られていました。近代的で広々としたお寺です。御朱印を頂いている間に、1日よく歩いたので境内にあるイスに座り皆でお話をしました。笑ったのが、mayaさんが参加した萌え寺の話でした。萌え寺のダウンロードしたお経を聞きながら、日蓮宗のお経を浄土宗のお寺で聞くのはどうなのよ、で盛り上がりました。 最後に御田八幡神社に行きました。 (レポート:ゆかさん) ■江戸三十三観音めぐり 天徳寺 お堂に上げて頂き、間近で観音様にお参りすることができました。 金地院 こちらもお堂に上げて頂き、観音様にお参りすることができました。徳川家ゆかりのお寺らしく、徳川家の葵の御紋が描かれていました。 増上寺 浄土宗の大本山なので、大きなお寺です。現在、安国殿は修復中ですので、三門の前に授与所が新しくできていました。色々なグッズがあり、見ていて楽しかったです。もちろん、忘れずに西向観音像にお参りをしました。 海雲寺 御本尊は観音様ですが、千体荒神王を祀るお寺として有名です。お堂でお前立ちの千体荒神像を拝観しました。また、こちらの烏枢沙摩明王はとてもユニークな姿をしていました。 品川寺 入り口に江戸六地蔵の大きなお地蔵さんが祀られていました。お堂にあげてもらい、観音様にお参りをしました。境内に七福神全員の石像などがあり、なかなか見所の多いお寺でした。 一心寺 お正月の七福神めぐりの準備で忙しそうでしたので、御朱印を頂いて、早々と退散しました。 願生寺 今回参加のみた八さんの菩提寺で特別に拝観させてもらいました。御本尊の阿弥陀三尊像は立派な像で、特に両脇侍が良かったです。みた八さんから色々話を聞き、為になりました。 道往寺 お堂に上がって拝観はできないそうで、御朱印を頂いて、早々と退散しました。 魚藍寺 お堂の窓から魚藍観音像を拝観することがでました。魚藍観音グッズを売り出せば、結構売れるのではないかと思います。 玉鳳寺 全身が白粉で塗られているお化粧地蔵が祀られているお寺です。全員、お地蔵さんにお化粧をしました。 済海寺 観音堂に観音様が祀られていますが、お前立ちの観音様が窓の隙間から拝観できるだけでした。お寺の方によると御本尊は痛んでいるので、開帳することはないそうです。 そして、時間がありましたので、最後に御田八幡神社に立ち寄りました。当日は天候に恵まれて、気持ちよく散策をすることができました。 (レポート:日の出さん) |
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