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第153回 「京都洛北の紅葉(瑠璃光院、鷺宮神社、赤山禅院など)」散策会(09/11/28)

 コース:瑠璃光院〜赤山禅院〜鷺森神社〜葉山馬頭観音〜圓光寺〜狸山不動院〜降魔不動と野仏庵〜詩仙堂〜青連院

 参加者:大和人さん(幹事)、ちーちゃんさん、青丹吉さん、JUNEさん、ぽこさん

瑠璃光院の瑠璃の庭
瑠璃光院の瑠璃の庭


■京都洛北の紅葉

●瑠璃光院

 叡電終点の駅を出ると「八瀬路はすべて山の中である」という感じです。瑠璃光院に向かう川沿いは紅葉し、隙間から対岸の河原でバーベキューを楽しむ団体が見えます。

 瑠璃光院の門は簡素ですが、建物は地形の起伏に沿って点在して長い廊下でつながっており、それぞれの部屋から異なった庭園を見られます。赤、ピンク、黄の紅葉や苔の緑が入り交じってきれいです。本尊? は明るい普通の部屋にまつられています。薬師ではなく阿弥陀如来のようです。受付で貰った案内書にも本尊については何も書かれていません。最近まで料亭だったそうですね。

●赤山禅院

 電車で修学院まで戻って15分ほど歩きます。平安時代から続く古いお寺だけあって、神仏入り交じっています。赤山明神、不動、地蔵、七福神、三十三観音などなど。紅葉は所々という感じでしょうか。冬咲きの桜も咲いていました。珍しい人を見ました。

●鷺森神社

 近くのうどん屋で昼食、修学院離宮前を南下し「禅華院」の紅葉とお墓を見て、鷺森神社に至ります。鷺よりも烏がうるさく鳴いています。神社の前の広場の紅葉が見事で、シートを敷いて紅葉狩りの団体も見られます。灯籠に竹がはめてあるのはなぜでしょうか。

●葉山馬頭観音

 園光寺へ向かう途中で見かけた看板に導かれて、少し山の中に入りました。小さな祠にまつられています。

●圓光寺

 嵯峨野並みに賑やかです。長い縁側から広い庭園を見ると、紅葉の絨毯を敷き詰めたようになっています。

●狸山不動院

 大混雑の詩仙堂前を素通りして急坂を上ります。入り口には信楽焼の狸が林立、阪神タイガースの吉田義男、小林繁等の奉納者の名が大書されています。「健康階段」250段を登ると護摩を焚く広場があり、さらに42段の「男厄坂」の上に清水の舞台のような本殿があります。山の中なのですっと上の木にだけ陽が当たって黄色く光っています。

●降魔不動と野仏庵

 詩仙堂の少し手前の岩窟の様なところにまつられるのが降魔不動です。石造半跏踏み下げです。両側の壁に大きなわらじがつるされています。歩き疲れたので「抹茶500円」につられて、その隣の野仏庵に入りました。茶店かと思いきや石仏が並ぶ草庵風です。茶室がいくつもあるようですが、外から見るだけのところに狐or狸の顔をしたお坊さんが座っていました。

●詩仙堂

 人も少なくなっていたので入りました。庭の紅葉は鮮やかです。

●青連院

 門前の列が果てしなく長く、知恩院の手前まで歩いてやっと並べました。何の列か知らずに並んでいるソ連の小話のような人もいました。ちょうど開門時間だったようで動き出したらすぐに入れました。

 青不動図は「この場所では」平安時代以来の初公開ということです。やや顔がはっきりせず光背の火炎が目立ちます。庭園のライトアップはやや趣味が悪いかな、と感じました。明るさを変えたり色を変えたりクリスマスツリーのようです。

 こうやって書いてみると充実した12時間でした。

(レポート:青丹吉さん)







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