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第139回 「高月観音まつり」散策会(09/08/08)コース:長命寺〜正妙寺〜松尾寺〜赤分寺〜横山神社〜渡岸寺観音堂〜昼食〜理覚院〜圓満寺〜保延寺〜観音寺〜尾山釈迦堂〜高野大師堂〜冷水寺参加者:noyesidoさん(幹事)、shojiさん、安さん、日の出さん、かんかんさん、わくぼんさん、juneさん、あいすさん、じんべいさん、cazn さん、ブレンダさん、みかんさん、mayaさん、りんりんさん、si-kntさん、青丹吉さん ■高月観音まつり ●長命寺(薬師如来) 前日来の大雨とはうって変わらず雨模様。傘をさしながらバスから降ります。敷地は狭いですが、立派な灯籠に挟まれた石畳の奥のお堂のきれいな薬師如来立像です。金箔がはがれていません。 ●正妙寺(千手千足観音) 去年も来て見覚えのある、泥道の急な石段を登ります。もともと坂の中腹の狭いところですが、雨よけテントと傘で身動きもとれません。 ●松尾寺(聖観音) 急な石段の上です。毘沙門天と不動明王を脇侍にした像です。端正な顔ですが口を「へ」の字に結んだ感じです。 ●赤分寺(十一面観音) 円光背の十一面観音像です。金色の上半身に青いタスキがかかったようなあまり見慣れない配色です。 ●横山神社(馬頭観音) 三面八臂像です。憤怒形というよりおだやかな、どちらかというと神像のような顔です。雨が上がってきました。 ●渡岸寺観音堂(十一面観音) 頭上面が大きく重そうです。「向源寺」の宗派では本堂には祀れず、また遠慮して「渡岸寺観音堂」と呼んでいるそうです。仏はこだわらないんでしょうけれども。祭りの中心で露店が並び賑やかです。 −−昼食は昨年と同じ「なかたに」で。自己紹介など。−− ●理覚院(聖観音) 光背や持物は金箔がきれいですが、体躯は木の肌がそのままでコントラストがあります。 ●圓満寺(十一面観音) 半眼というより目を閉じている感じです。口元などは生身の人間のようです。重要文化財の梵鐘が三打百円ということで撞かせてもらいました。 ●保延寺(千手観音) ずんぐりとした「聖徳太子二歳像」のような体型の像です。頭上面がハチマキのように一列に並んでいます。 ●観音寺(千手観音) きれいな像です。金箔の剥落も見られず持物もあまり欠けていないようです。顔はちょっとこわく、神護寺の薬師如来に似た感じです。 ●尾山釈迦堂(釈迦如来、大日如来) 半丈六ぐらいの像が2体並んでいます。入り口は「白山神社」となっているので、奥にこんな仏像があるとは気づかないでしょう。 ●高野大師堂(薬師如来) 薬師堂には薬師如来の両側にカラフルな十二神将が並んでいます。大師堂には重文の伝教大師像があったそうです。 ●冷水寺(十一面観音) 運転手さんも道に迷って何とか到着しました。黒くていかめしい顔の像です。「世界一小さい資料館」があります。ここも接待が賑やかでスイカ・トマト・水まんじゅうなどをどんどん勧められました。 ●有志数名で長浜で懇親会を持ちました。 (レポート:青丹吉さん) ■高月観音まつり たくさんの寺社を巡りましたので、印象に残った寺社のみ書きます。 ・横山神社 頂いた案内によると「観音の里・高月」に数多く存在する観音像の中で、ただ一体の馬頭観音」だそうです。馬頭観音は観音様なのに忿怒の相をしています。しかし、横山神社の馬頭観音は怒っているようなお顔(特に正面の顔)には感じませんでした。 ・理覚院 観音堂には、聖観音立像、十一面観音立像、百観音(西国、坂東、秩父)像が安置されていました。十一面観音像はふるさとまつりのポスターに写真が掲載されていましたが、掲載されている写真とは見る角度が違う為か、同じ観音像とは思えませんでした。 こちらのお堂でユニークだったのが、坂東三十三観音の写し像です。船に乗ったり、龍に乗ったり、獅子に乗ったりしている観音様。盆踊りをしているような観音様。極めつけは完全に後ろを向いてしまっている観音様など、とても印象深かったです。 ・観音寺 こちらの観音像は脇手の一対を頭上高く掲げ、組み合わされた両手の上に阿弥陀仏を頂く清水寺式と呼ばれる観音像でした。案内の方もそれを強調していました。 ・冷水寺 こちらではスイカなどの接待がありました。また、水まんじゅうがとてもおいしかったです。昨年に続き、賤ヶ岳合戦で焼き討ちに遭った観音像を鞘仏を造って今日まで護ってきた良い話を聞きました。 (レポート:日の出さん) ■高月観音まつり あいにくのお天気(というより土砂降り)でしたが、何人か階段で滑ったことを除き、大きな事故もなく、お昼頃にNoyesidoさんのご祈祷(!)のおかげでクライマックスの渡岸寺に着いた頃に晴れてきて、おかげさまで人もそれほど混んでいなく、ゆったりと祭りが堪能できました(無料持ち帰り用の風鈴願いかけも頂けました!)。 個人的には本日のお気に入りをリストアップすると… *正妙寺の千手千足観音さま(ユーモラス) *横山神社の馬頭観音さま(ユーモラス) *渡岸寺の十一面観音の頭の後ろ(憤怒のはずの表情は笑っているようにも見えて、その口と目はヒンズー教の仏像の特徴に近いように感じる)と阿弥陀如来(でしたっけ? 本殿においてあるのが) *お昼の観音弁当と冷水寺の水まんじゅう(ぷるんぷるん!) およびスイカ(甘っ!) 予定通りに4時過ぎ頃に長浜駅にて解散し、私は用事ある組で一足先に駅に向いました。 今日みたいな寺散策というのは、本当にこういう会じゃないとできないと思いました。お寺を一人でマイペースに思いふけるのもいいですが、こういう風に大勢で普段訪ねられないお寺を発掘するのも魅力的だと実感した一日でした。 (レポート:ブレンダさん) ■高月観音まつり 高月駅。朝10時に集合。ジャンボタクシーで湖北を巡ります。当日は雨が昼まで降っており、足場の悪い中の参拝となりました。昼よりは天気が回復しましたが、完全に真夏という天気ではなかったので、暑さをちょこっと忘れることが出来ました。今回は13箇所もまわりましたので、各寺、スポットで書かせていただきます。 東柳野長命寺。金箔がとても綺麗なお薬師様です。一見阿弥陀様に見えもしますが、御手に薬壷をお持ちなので判断がつきます。 正妙寺。もう有名? でしょうか。千手千足観音様がいらっしゃいます。雨の中足場も悪い中でしたが、お会いできてよかったです。また来年といってお別れしてきました。 松尾寺。去年も行きましたよね。山の中腹にあります。寄木つくりの聖観音様のような十一面観音様です。伝・伝教大師(最澄)作。もっとしっかり見とけばよかったと今年も思いました。 赤分寺。黒おびた? 紺色のきつい? の変った、珍しい服装に驚きました。十一面観音様でありました。 横山神社。馬頭観音様が居られます。やはり珍しいようで、高月ではここだけが馬頭様をお祭りしているみたいです。仏像というよりも神像という感じでありました。大変興味深い像でありました。 渡岸寺。4回目の参拝。流石国宝十一面観音様。文句のつけようがないです。肉付きや括れ表情全てに癒される仏像であります。 なかたに(昼食)。今年もやっぱりなかたにさんへ。今年は鮎寿司に去年と同じお弁当。美味でありました。また来年があったら宜しく願います。 理覚院。こちらのご本尊は聖観音。どことなく人間ぽいお方でして。チャングムの誓いに出ていたハン尚宮にどことなく似た感じを覚えました。脇佛の十一面様も様相が他所とは違い、ここの仏像は種が違うのかなと思いました。 円満寺。口元に特徴をもたれた十一面観音様でした。ん〜サザエさんに出てくるアナゴ君的な? しかし色々仏像の特徴があるものですね。 保延寺。ここの千手観音様も相当変わっておいでです。どこか韓国か中国の古い時代の念持佛? または拝む対象としての像という感じがしました。 雨森観音寺。端正な千手観音様です。特徴は頭の上で手を組まれていることです。これもまた珍しい。 尾山釈迦堂。釈迦如来様と大日如来様、二体の平安佛が鎮座されてます。釈迦様は一木造り。大日様は寄木造り。しかしどちらも目を見張る像でありました。私の好みは大日様でした。 高野大師堂。薬師如来、十二神将、日光・月光などがおられ、なかなか目を楽しませていただきました。ただ日光と月光の状態が悪く、その印象が残ってしまってます。 冷水寺。時間が少し残るということで、水饅頭やスイカにトマトを食べに・・・。いえ、十一面様に会いにです。去年に引き続きの参拝。今年も丁寧な解説を頂きました。ありがとうございました。水饅頭やっぱり良かったです。ご馳走様でした。 (レポート:noyesidoさん) ■高月観音まつり 高月駅10時集合。私は7時発ののぞみで当日移動です。出発の頃、雨は再び強く降り出しています。正妙寺の山道で千手千足観音様のお怒りをかったのか? 約2名が蹴飛ばされて転んでしまいました。スタンプラリーのガラポン抽選は白玉(ハズレ)で、ティッシュペーパー一箱! おみやげに観音せんべいを買いました。 食事は渡岸寺のお隣、なかたに。香州弁当に鮎の押寿司と豪華でした。いつもお参り途中は飲まないのですが、今回は暑さに負けて? ビールを飲んでしまいました。 最後の冷水寺は運転手さんは道を知らないようです。充分走れる道幅でありましたが、入っていってくれませんでした。スイカのご接待に、お馴染みの水まんじゅうがおいしゅうございました。 4時過ぎに長浜駅で解散。長浜ビールを飲みに行ったグループと、直帰グループに分かれました。 (レポート:わくぼんさん) |
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