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第135回 「東林院 沙羅の花を愛でる会」散策会(09/06/28)コース:建仁寺塔頭西来院⇒建仁寺塔頭正伝永源院⇒建仁寺⇒不動堂明王院⇒本光寺⇒東林院⇒妙心寺参加者:noyesidoさん(幹事)、Shojiさん、JUNEさん、みかんさん、caznさん、あいすさん ■東林院 沙羅の花を愛でる会 【西来院】 京阪祇園四条に集合し、場違いなJRAの前をスルーして、建仁寺へ到着。塔頭の両足院は法事の為拝観できず、お隣の塔頭「西来院」へ。通常は非公開だそうですが、花園大学書道部の展示会が開催されており、中へ入ることができました。紅葉の季節に機会があれば訪れてみたいです。 【建仁寺】 初拝観でした。「風神雷神」(レプリカですが)やら「双龍図」やら、見所一杯。特に方丈の庭園が素晴らしく、時間を忘れて座っていたい場所でした。 【不動堂明王院】 京都駅西の小さなお堂で、普段は人気も無いとか? となりには道祖神をお祭りした社もあります。28日は不動明王の月縁日とういことで、若いお坊さんがお堂の中で忙しく立ち働いておられました(ご朱印もしっかり頂けました)。弘法大師が彫られた不動明王の石仏を安置した井戸があるそうですが、深い井戸の底ということで誰も見たことはないとか。 あと、ここは新撰組好きならば必ず知ってる場所・・かもしれません。幻の新撰組の不動堂村屯所のあった場所とも言われています。個人的にはかなり興味深いお堂でした。 【本光寺】 不動堂明王院から、道を渡って直ぐ北側にあるお寺。こちらも新撰組の参謀だった伊東甲子太朗が暗殺された「油小路事件」で有名な場所です。現在の住職が高齢ということで、ご近所の散髪屋? のご主人が代わって説明して下さいました。 門のすぐ内側には、油小路で切られた伊東甲子太朗が寄りかかって絶命したといわれる石柱がそのまま残されています。当時は、門の場所がもう少し奥だったとか。文字で読んだ歴史の舞台を直接見ることが出来て感激一入でした。 【東林院】 午前中は天気が怪しかったものの、ここに来て青空に恵まれ、真っ青な空に白い沙羅の花が乙なもんでした。残念ながら沙羅の花、盛りをすぎてしまってたようですが。。花はなくとも、大変趣のある落ち着いた庭でした。のんびりと縁側へ腰掛けて聞いたお坊様のお話でしたが、「今日出来ることは、明日に延ばすな」という一言が、怠惰な日頃の自分へ刺さる言葉でもありました。 精進料理は、席を移して奥の間へ。沙羅の花をかたどったかぶら(だったかな?)など見目もよく、美味しく頂きました。こちらの部屋からも、見事な枯山水の庭が眺められます。あと、水琴窟もありました。 東林院では10月(だったかな?)に「梵燈のあかりに親しむ会」というのがあるそうで、庭のあちこちに小さな筒状の梵燈が置かれていました。機会があれば是非、「梵燈のあかりに親しむ会」の夜間拝観にも訪れてみたいと思いました。 【妙心寺】 はからずも禅寺巡りとなりましたが、こちらも初拝観。。。法堂の雲龍図は、「八方にらみの龍」ということで、どこから見ても眼が合う摩訶不思議な絵。さらに見る位置により「上り龍」にも見え「下り龍」にも見えるというまさに解説どおり。あまりにも天井絵を見上げすぎて、しまいには首が痛くなりましたが、うわさに違わぬ見事な龍を堪能しました。 その他、拝観コースには「明智風呂」と呼ばれる、当時の蒸し風呂もあり。「明智」の名がついていますが、「明智光秀」がこのお風呂に入ったことはないそう。彼の遺産で建築されたお風呂なので、その名を冠してあるそうです。 妙心寺を後にして、花園会館にてお茶会後解散となりました。個人的には思いがけず新撰組関連の史跡も巡ることが出来、うれしいサプライズな企画でした。 (レポート:あいすさん) ■東林院 沙羅の花を愛でる会 10時京阪祇園四条集合。まずはいきなり大打撃。メインから2番目の建仁寺塔頭の両足院が法要のため拝観停止。昼よりとの事。が、何故か運良く、隣というか近所というかこれこそ入れない同じく塔頭の西来院が花園大学の書道部の展覧会によって開いてるではありませんか! とりあえず鑑賞。なかなか良かったです。 つづいて建仁寺。2,3度目。皆さん書かれますが、本当にJRAは邪魔です。雰囲気ぶち壊し。早々の立ち退きをお勧めします。 引き続き、建仁寺塔頭正伝永源院。朱印だけならばと予約。しかし伝達がうまくいってなかったのか、御住職がタッチの差で外出。代わりといってはなんですがということで、境内の織田有楽斎のお墓をみて後日のことを頼んで足早に次を目指しました。 不動堂明王院。京都駅近所のいつもいつも人が居ないお堂。今回5回目にして初めてお寺の人とお会いしました。毎月28日は縁日。本尊御開帳。とりあえず私の今日の目標はこれで終わりました。(笑) 明王院より道を挟んですぐの所の本光寺に移動です。ここは要予約。葉書か電話か封書。何故か向かいの床屋のマスターが住職に成り代わり、説明してくださいます。後で理由を聞きましたが・・・。 新撰組・七条油小路の変の伊藤甲子太郎ほか三名殉難の地。ちゃんと駒札に石碑が建ってます。また境内にはその伊藤が寄りかかった石塔もありました。マスター、懇切丁寧な説明、ありがとうございました。 JR山陰線にのって東林院へ。今回のメイン東林院。今年は雨が少なかったのか、午後に行ったせいか? 花がほとんどありませんでした。残念。JR東海のポスターのような時に訪れたいものです。ちなみに精進料理は去年と同じ。でも年一回ってのがいいです。 引き続き本山妙心寺へ。いわゆる、妙心寺拝観コース。龍を見て、鐘の音を聞いて、明智風呂を見て、というもの。まだ行った事のない方は一度はどうぞ。 その後、花園会館で茶話会。無事終了となりました。 (レポート:noyesidoさん) ■東林院 沙羅の花を愛でる会 10:00に京阪祇園四条に集合して,建仁寺へ。塔頭両足院を拝観予定でしたが,法要のため,本日午前中拝観中止。 ○西来院(建仁寺塔頭) 両足院の北にある塔頭が日頃は開いていないのだが,花園大学書道部の学外展示会を開催していたので,鑑賞。鑑賞後,学生が休憩してくださいと。冷たいお茶とお饅頭(花園大学の焼印)を出していただきました。他の人はありつけませんでした。 ○建仁寺 本坊の庭園,本堂,茶室と法堂の雲龍図を鑑賞。何回か来ていますが,いつも土日はJRAのwinsが建仁寺の北・花見小路にあるので,人,自転車と自動車で混雑。なぜこの街中に作ったのか。疑問。 ○不動堂明王院 街中の小さな町堂,毎月28日のお不動さんのとき開帳。本尊の不動明王,弘法大師像と神変大菩薩が祀られていました。 ○本光寺 明王院の北,油小路にある日蓮宗の小さな寺。前もって連絡してあったので,住職が最近弱って案内できないとのことで,近くの理容院のマスターが私たちを見かけて,案内していただきました。伊東甲子太郎他3名殉難の地。門派石(題目石塔)によりかかり絶命した殉難の跡。 ○東林院 昨年に続けて沙羅の花を愛でる会と精進料理をいただきました。沙羅の花は午後であったため,あまり咲いていませんでした。精進料理は昨年とほとんど一緒でした。 ○妙心寺 時間があったため本坊,法堂と浴室を見学。ここへは何度来たことか,法堂の雲龍図(狩野探幽筆の八方睨みの龍)を鑑賞,どこから見てもこちらを向いている龍,見る方向によって昇り龍,下り龍,どのように描いたらこのようになるのか,いつ見ても不思議。 拝観後,花園会館の花ごよみにて茶話会をして解散。 (レポート:shojiさん) ■東林院 沙羅の花を愛でる会 京阪 祇園四条より、暑い暑いと歩きながら建仁寺へ。予定されていた塔頭≪両足院≫は法事で、拝観できず。建仁寺へ向かっていると風情ある塔頭≪西来院≫で書道展が行われてました。書にも疎い私ですが、色々な書体で表現された作品とお庭の雰囲気が良かったです。 ≪建仁寺≫は2度目でしたが、前回なかった「雲龍図(デジタル復元)」の特別公開がありました。風神雷神のご朱印帳買ったら、雲龍図の紙袋に入れていただけて、龍好きの私としてはそれも嬉しい♪ 本坊のお庭も素敵です。法堂の天井に描かれた双龍図は比較的新しいものですが、やはり圧巻。 お寺には関係ないですが、shojiさんのオススメの400年前レシピというチーズケーキを公園で食べて、ちょっとブレイク。⇒祇園のフリアンというお店でした。プリンとかも美味しそうでした。かなり未練。 バスで移動し、京都駅近くの≪不動堂明王院≫へ。28日が「お不動さんの日」ということも初めて知りました。残念ながら時間が合いませんでしたが、護摩木を焚くのでどうぞと勧められました。 その足で通りを北に上がり、本光寺へ。新撰組にあまり興味のない私ですが、近所の理容院? のマスターのお話を伺うと、今度はドラマも見てみようかなと。^^; 京都駅に戻り、JRでメインイベント「沙羅の花を愛でる会」の≪東林院≫へ。東林院の門をくぐる前にはちょっとしたあじさいロード。沙羅の花は残念ながらJRのCMほどはありませんでしたが、花をイメージした和菓子と抹茶を頂き、お庭を眺めながら一服。場所を移し、奥の素敵なお庭を眺めながら精進料理を頂きます。大好きな賀茂ナス田楽、美味ぃ〜♪ 10月には梵燈のあかりに親しむ会も行われ、違ったお庭の風景も楽しめそうです。ここでも私にとって初めての「水琴窟」がありました。 そこから≪妙心寺≫法堂へ。ああ、これが「そうだ、京都へ行こう。」JRのパンフやCMではよく見たが、実物は始めての雲龍図。どこから見ても龍と目が合うのは本当に不思議。1日で素晴らしい龍に2度も会えてかなり嬉しい。 その後、花園会館でお茶して解散! (レポート:caznさん) |
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