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第124回 「東急沿線寺社仏閣めぐり(影向寺・常楽寺)」散策会(09/04/25)コース:影向寺〜能満寺〜常楽寺〜粥菜坊参加者:noyesidoさん(幹事)、矢野敏さん、shojiさん、みた八さん、かんかんさん、everysunさん、アベールさん、ぴくさん、わくぼんさん、じんべえさん、矢野さんの奥さん、ほーりー ■東急沿線寺社仏閣めぐり 9時30分に武蔵小杉駅に集合。あいにくの雨でしたが、バスで影向寺へ。バス停を降りて少し住宅街に入ると、思ったよりも広い寺域のお寺に辿り着きました。 住職は残念ながら出かけているとのことでしたが、先代の住職さんが応対に出てくださり、影向寺の歴史や寺宝、建築など、様々なことを楽しく解説してくださいます。出土した瓦の文字に「任原評(えばらひょう)」という文字があり、地方行政を「郡」ではなく「評」としたのはほんの一時期(683〜701)だけであるため、ここからお寺の創建時期が分かったなどという話は、面白くてためになりました。 また1694年に建立された本堂(薬師堂)は寄棟造の落ち着いた空間で、天井には龍(消えかけていましたが)や天女の絵が描かれています。本尊は眼病にご利益がある薬師様とのことで、掛けられている向かい目の絵馬などもお話して頂きました。 本堂を出ると、太子堂へ。法隆寺の夢殿を模して建てられたという八角形の建物には、聖徳太子立像が祀られています。柄香炉を持ち、太子が父(用明天皇)の病気平癒を祈願した姿の孝養太子像で、斜め45度から見るときりっとした美しい顔になると言われました。その通りに近寄って見ると、確かに整った顔立ちです。 またここでお参りしましょうとのことで、りんを鳴らすように進められましたが、その鳴らし方がしっかりとチェックされており、どうも私の鳴らし方は50点くらい(?)のようでした。 太子堂を出ると、いよいよメインの薬師如来(重文)拝観へ。普段は決まった日にしか開けて頂けない収蔵庫を、特別に開けていただきました。そこにいたのは、ちょっとスマートで線が細めの薬師如来様。そして周りに控えた日光・月光菩薩と四天王(二天)、十二神将。 十二神将好きの私には、全体揃って並んでいると、とても心の浮き立つものがあります。かっと目を見開いたものから、しかめっ面をしたもの、真面目な表情や困った顔、、なんかおどけたような顔もあって、すごく表情のバリエーションに富んでいました! 影向寺を出ると能満寺へ。こちらはちょこっと寄ってみただけですが、御朱印班はしっかりと御朱印を頂いていたようです。 バスに乗り、一度武蔵小杉駅に戻ってバスを乗り継ぎ、常楽寺へ。ここは漫画寺として知られているお寺です。 お堂に上がると、壁やふすまにはびっしりと漫画が描かれています。しかも戦争時代の風刺やドリフターズの面々が全員集合していたり、お寺なのにアダムとイブがいたりと、これも面白いお寺でした。 最後にみんなで粥菜坊へ。薬膳粥のお店で、朝鮮人参のお粥を頂きました。寒い日でしたので、身体が温まって美味しかったです。そして残ったメンバーで、最後にお酒も飲みに行ったり、楽しい時間を過ごすことができました。 (レポート:ほーりー) ■東急沿線寺社仏閣めぐり 午前中に参加した「影向寺」のレポートです。 「影向寺」は、近年の発掘調査によって、創建が白鳳時代後半であることが確実になった古刹で、聖武天皇の意を受け、行基が創建に尽力されたとのことです。現在ある諸々のものは、当時のものではなく重要文化財の木造薬師如来像は平安時代のものとのことです。 お寺に到着してから、金堂(本堂)・絵馬・夢殿を模した八角堂に安置された孝養聖徳太子像・上記の薬師如来像・日光/月光菩薩像・十二神将立像等を先代のご住職が2時間弱、懇切丁寧にご説明頂きました。私達は、薬師如来像と孝養聖徳太子像が良かったです。 また三権分立・三脚等にも見られるように、3という数は多くも無く少なくも無く、基本になる数との説明があり、線香は3本をたて、御鈴は三回鳴らし、真言は3回唱えるようにとの説明も頂きました。来年は寅年ですので、近郊の薬師如来像を安置してある寺院と同時にご開帳されるそうです。 (レポート:アベールさん&Everysunさん) ■東急沿線寺社仏閣めぐり 武蔵小杉駅に午前9時半集合。土砂降りの中、バスに乗り影向寺へ。まず薬師堂に上がました。座布という畳のような座布団に座りましたが、案外ふかふかしていて座りやすかったです。 先代の住職さんが丁寧に説明してくださいました。重要文化財の薬師如来は、裏の収蔵庫にあります。現在安置されているのは、キムタク似の薬師様とか。開け放たれたお堂は気持ちがよかったけど、だんだん寒くなってきました。八角堂で聖徳太子像、収蔵庫で薬師様は日光・月光菩薩、十二神将、二天王と拝観しました。 everysunさん、アベールさん、矢野さん夫妻、ぴくさんとお別れして、能満寺へ。こちらは御朱印をいただくだけでした。 一旦武蔵小杉駅に戻り、バスの時間の合間に、ちょっとお腹が空いたのでおむすびを買い込み、バスの中でいただきました。そして常楽寺(まんが寺)へ。まんがと言っても昭和40年代の漫画なので、若い人には「誰?」という感じでしょうか? 本堂に富永一郎のマンガはいいのだろうか〜?と思ったりした。 粥菜坊で遅い昼食をいただきました。その前にさんざん道に迷いました。その後、居残った有志で駅前の居酒屋で懇親会を開きました。 (レポート:わくぼんさん) ■東急沿線寺社仏閣めぐり 東京に降り立つと雨雨雨。八代亜紀かい。武蔵小杉に行く前に祐天寺へ。しかし残念ながら工事中。そこそこにおまいりを終えて、いざ朱印を頂きにいくと時間前。しかし中に人がいて、何とかしてあげましょうということで無事いただけました。ラッキー!! 武蔵小杉へ。雨でなければ中原街道を散策といったことも考えておりましたが、予定を大きく変更してスポットを決めての参拝。まずは団体でないと通常は拝観出来ない影向寺へ。さすがは東の正倉院と呼ばれるだけのあるお寺。近年の発掘においても白鳳年間ということがわかったみたいで、名実ともに素晴らしいお寺であります。聖武天皇がまたもや僧行基に命じて造ったお寺。 前住職の説明付き(寺史・本堂・仏像・太子堂)で、ゆっくりと時間が流れていきます。日ごろ年四回ご開帳時以外は見れない収蔵庫を特別に開けていただき、見ているだけで落着く感じがする薬師様や日光・月光に十二神将がおられ、仏像ワールドでした。大変良かったです。2時間ほど懇切丁寧にご説明いただきました。前住職様 御礼申し上げます。 バス停までの道のりの間に、近所の能満寺にちょっと立ち寄り。御朱印を頂くのみ。 一度小杉駅に戻り、一路、常楽寺(漫画寺)へ。着いてみると外見は普通のお寺。しかし本堂内に入ると、あらゆるところに漫画・漫画・漫画。ドリフに山内一豊の妻、富永一朗に鈴木義司、田河水泡(のらくろ)などが所狭しとあります。ユーモアたっぷりのお寺でした。 最後に遅すぎる昼飯? 夕食? を中国の方が経営している粥菜坊に。大変美味しゅうございました。で残りは有志で飲み会。で解散となりました。 (レポート:noyesidoさん) |
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