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第114回 「高野山声明東京公演」散策会(09/02/21)

 コース:高野山声明東京公演 東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)

 参加者:ほーりー(幹事)、ドイルさん、ゆかさん、mayaさん、日の出さん、ゆきみどさん、みこりんさん

高野山声明東京公演
高野山声明東京公演ポスター


■高野山声明東京公演

 東京オペラシティコンサートホールは初めて行きましたが、ものすごく立派な大ホールでした。天井が高くてピラミッド型になっており、説明によると振動体・共鳴体として優れている「天然木」を使用し、最新の音響技術を駆使して設計されているそうです。

 そんな中で行われた、声明公演。今回は高野山一乗院の佐伯副住職から、チケットを(タダで!)頂いて、行ってきました。

 まず受付をすぎるとロビーには、声明CDの販売や袈裟の展示がありました。袈裟の展示はお坊さんの説明付きで、かなり勉強になりました。

 そして時間になると、いよいよ公演開始。一番最初に声明公演者が属するお寺の名が次々と呼ばれていき、出席をとっている? かのように、呼ばれたお坊さんが返事をします。聞き慣れた高野山の宿坊名が幾つも出てきて、楽しかったです。

 そして二部構成の舞台のうち、初夜(一部)は佐伯さんが導師を務めています。

 今回の声明は高野山の金堂でお正月に行われる修正会「しゅしょうえ」を再現しているとのこと。歌うようなお経があり、叫ぶような言葉があり、エネルギーがビリビリと伝わってきました。この声を浴びるような感じが、とても心地良かったです。「南無真言威力除(なむしんごんいりきじょー)!」 とか、何を言っているのか良く分からないですが、思わず真似してみたくなっちゃいました。

 さらに見所は、杖を付きながらぐるぐると舞台を走り回るシーン。高野山の写真でお坊さんが金堂内を駆け回る場面を見たことがありますが、今回はまさにこれが行われているんだな〜と、嬉しくなりました。

 また後夜(二部)では、きらびやかな袈裟を着たお坊さんが導師をされました。

 こちらは仏様の三十二相を称えるお経が唱えられていました。頭のてっぺんが盛り上がっている(肉髻がある)とか、全身から光を放っているとか、指の間に水かきがあるとか、仏像の本とか読むと良く書かれている仏様の特徴です。

 お経で意味が分かったのはこの部分くらいですが、こんな風に声明が詠まれているんだな〜と分かったのも感激でした。

 そして最後は散華があり、鐘の音と共にお坊さんが退出して終了。あっという間の2時間でした(舞台が終わった後、散華も無事にゲット!)。

 声明、本当に良かったです! こうしてみると、今度は他の宗派の声明も聴きたくなってしまいますね。

(レポート:ほーりー)



■高野山声明東京公演

 ほーりーさん幹事の元、高野山の声明修正会に行ってきました。3時45分に初台の駅に集合して、東京オペラシティコンサートホールへ。

 ロビーには法衣が展示されていて、僧侶の方がお客さんの質問に答えていました。僧侶が襟巻きのようなものを巻いていますが、その昔弘法大師が嵯峨天皇に灌頂を授けた時に、あまりにも寒くて自分が着ていた着物の袖を取って、お大師様に巻かれた所から始まったお話をしていました。

 前に東洋大学で2回ほど声明を聴いた事があるのですが、本格的なのは今回が初めてでした。お坊さんの通る声が好きなのでとても楽しみにしていました。

 修正会はお正月に高野山で執り行われる行事だそうです。お正月高野山で過したのに残念なことに見ることができなかったので、今回見ることが出来てとても良かったです。オペラホールでの声明でしたが、高野山の金堂や根本大塔で行われる声明が見たくなりました。梵音や錫杖、散華、牛王杖があり、2時間弱の声明でしたが、アットいう間に終わってしまいました。

(レポート:ゆかさん)



■高野山声明東京公演

 会場に入ると、ロビーではいくつか衣服が展示してありました。普段着のような法衣や華やかな官衣など、またそれにあわせた靴や扇もあり、それぞれの衣装についてお坊さんが説明してくれました。

 お客さんの年齢層は広く、年配の方が多いのかなと思っていたのですが、若い女性も見受けられ、ちょっとビックリしました。

 私のイメージではお不動さまの御護摩焚きのように太鼓を叩いたり、激しくお経を唱えたりするのかなと思っていましたが、今回の公演はお正月に行われる修正会だから? かは分かりませんが、全体に動きは少なく、ゆったりとしていました。

 低音でよく響く声に誘われて、ついつい目が閉じてしまう〜という感じで、うっとりと聞き入ってしまいました。動作の意味が分かれば、もっと楽しめたのかなと思います。

(レポート:ゆきみどさん)



■高野山声明東京公演

 16時すぎに会場の東京オペラシティに入ると、ロビーには法衣が5種類展示してありました。ここで説明を僧侶の方から色の違いなど説明を受けました(本来の法衣は赤褐色だったが、日本に入り、官位との関係から華美なものになった・・・など)

 そろそろ開演時間。自費参加者の方と別れて招待席へ(8列26〜28番)。1階、2階席がほぼ満員になっていました。

 17時、会場の照明が少し落ち、いよいよ開演。今回の声明は、高野山でお正月に営まれる「修正会」を再現したもの。第一声のお坊様のお声が、まぁー素晴らしい。あっという間に声明の世界へ。どっぶり入ってしまいました。

 お経を読む(謡う?)節回しが見事に合っていて圧倒されます。当日配布されたパンフレットに、公演のお経(曲目)が載っています。当たり前ですが、全部漢字。これを乱れることなく大きな声で読上げるのは、変な修行の表れだと感心しました。

 公演は1時間50分でしたが、あっという間に終わったという感じです。公演中にまいた散華の和紙をいただき、今日のコンサートは終了となりました。

 参加者皆まったりとなった様で、茶話会をすることなくそのまま地下鉄に乗り込み、適時解散となりました(翌日は観音巡りの予定だったので・・)。

(レポート:ドイルさん)







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