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第113回 「伊勢神宮巡り」散策会(09/02/14〜15)

 コース:1日目 伊勢外宮〜月夜見宮〜猿田彦神社〜伊勢内宮〜月読宮〜倭姫宮〜伊勢松尾観音〜金剛證寺〜二見輿玉神社〜大江寺
2日目 伊雑宮〜瀧原宮〜神宮寺〜近長谷寺〜金剛座寺〜普賢寺〜松阪観音〜朝田寺

 参加者:JUNEさん(幹事)、noyesidoさん

■伊勢神宮巡り

 連日とも晴れの日で、絶好の寺社めぐりの日となりました。伊勢市駅に集合、june氏の車にて伊勢を巡ります。

○1日目

 まずはコースにもありますとおり、外宮、月夜見宮、猿田彦、内宮、月読、倭姫とめぐり、松尾観音へと移動していきます。内宮、外宮、猿田彦は人がいっぱいで(いつもより多いかな)びっくりしました。あとはガラガラ。でもガラガラの方が神聖な雰囲気があっていいかもです。昼食は伊勢うどんを頂きました。

 で、近鉄電車のニュース紙ではよくその名を目にしてましたが、今回はじめて松尾観音を訪れました。伊勢西国33ケ所の札所のようです(また新たなものを初めてしまいました)。納経所ではかわいい犬がお出迎えしてくれます。本堂の立派なことはさることながら、本堂の床に龍の姿が浮き出てきているというのが大変興味深かったです。実際そう見えます。

 その後、スカイラインに乗って車を飛ばし、伊勢神宮に行ったらここにも来ないと片参りといわれる金剛證寺へ。境内が大変広く、また卒塔婆が参道を作っているような所もあり、お庭も太鼓橋? が掛かっていたりと手入れの行き届いたところでありました。古刹でありました。

 次はスカイラインを降り二見へ。お土産センターに車を止め、夫婦岩の二見輿玉神社に。何時来ても、いい眺めであります。

 で時刻は夕刻ですがもう一軒ということで、藤棚で有名な大江寺を目指します。季節が違い藤は咲いてませんでしたが、古刹に来れることができて良かったです。次回は藤の季節に来れたらと思いました。

 で、今夜の宿に向かいます。宿では前日徹夜したせいか焼き牡蠣食べ放題の食事を済ました後、即就寝してしまいました。

○2日目

 まずは朝から伊勢別宮めぐり。伊雑宮と瀧原宮。

 伊雑宮は近鉄の志摩線の上之郷駅から近く、それなりに電車の本数があるのですが、瀧原宮はJR紀勢本線の瀧原駅から徒歩約20分程度と離れており、かつ1日9本の普通電車の交通不便なところ・・・。車ならではのお参りとなりました。幹事には感謝いたします。

 伊雑宮はこじんまりしていて街中整備された神社といった感がありましたが、瀧原宮は森に囲まれた自然の中の社といった感じで、同じ別宮なのに対照的な両宮をお参りできて大変良かったです。瀧原からは更に山中にわけ入って行きます。

 まずは神宮寺(丹生大師)に

 ここからは古刹中の古刹だらけの旅になります。境内は広く門も立派で、なぜだか長谷寺みたいな回廊もあり、沢山の札所を兼務されているお寺であります。御朱印を頂いておりますと、周辺にはこの地域の古刹が沢山あり、行ってきなさいとのこと。何とか三山見たいな感じで・・・。何故か帰りにお線香を頂きました。

 このあと神宮寺近くの村? でやってる食堂に、おばんざいバイキング。大変美味しく、野菜・お豆腐中心。値段も1000円だったかな? 満員で人だらけでした。お腹いっぱいになりました。

 で次は、近長谷寺に。なんと御開帳中。ラッキー。長谷寺式観音様がで〜んといっらしゃいました。私の持っている仏像の本にも出てございます。しばし感動しました。

 でこのお寺、元名は長谷寺でして三大長谷寺の1つのようです。が、今はその前に近の一文字が? 理由はお伊勢さんに近いから近をつけたのだそうです。しかし立派な仏像でありました。

 次は金剛座寺。こちらも何故か御開帳。本尊様は如意輪観音。なかなか良い仏像でありました。こちらでは精進料理も予約すればいただけるようです。

 そして普賢寺。金剛座寺の真下にあります。こちらも何故か御開帳。まずは秘仏普賢菩薩。大変良かったです。そのあと出てくるは出てくるは。十一面観音さん、薬師さん、不動明王、釈迦涅槃図、掛佛etc お庫裏さんの語り部つきで、親切に一つ一つ説明してくださいます。寺の全てを見せていただけました。ありがとうございました。この地域はまたいずれ訪れてみたいです。

 で山中を離れ、街中(平野)へ。松阪駅近所にあります、松阪観音(岡寺継松寺)に行きました。こちらも近鉄電車のニュース紙でその名をよく目にしておりましたが、初めての参拝です。日本で最初の厄除観音だそうです。

 まだぎりぎり時間があるということで、もう一ヶ寺に。朝田寺。着くともう夕暮れを過ぎたころ。朱印を頼むともうすぐ住職が帰ってくるからと、ついでにお地蔵様を見せてくださいと頼んでみた。すると開けますのでと。でそうこうしていると住職がお帰りに。で住職自ら本堂・収蔵庫の説明。これまた感動の出会い。本尊はお地蔵様。またまた私の本にも載ってます。なんともいえない表情。ほとんど閉じた感じに見える目の表情が印象に残りました。

 でこのお寺、一風かわっておりまして、本堂天井に死んだ人の衣服を吊るしております。掛衣というらしく、民間信仰の1つであります。少し異景でありましたが歌にも読まれているらしく

 わしがしんだら 朝田の地蔵に あげてくれよふりそでを

 といった具合に。私も吊るしてもらいましょうか?! 非常に濃いお寺でありました。

 日も暮れて、松阪駅でお別れということになりました。非常に濃い2日間でありました。

(レポート:noyesidoさん)







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