|
第105回 「西国三十三観音霊場(勝尾寺)」散策会(08/11/30)コース:久安寺〜勝尾寺参加者:Shojiさん(幹事代理)、あいすさん(幹事代理)、JUNEさん、日の出さん、みかんさん 企画者:noyesidoさん ■西国三十三観音霊場(勝尾寺) 午前中は一点の曇りも無いほどの青空で、素晴らしい散策日和の中、午前中は池田の久安寺へ。阪急池田駅よりバスに乗ること15分ほどで到着。 「西国薬師18番霊場」 「摂津観音19番霊場」 「摂津大師67番霊場」 「関西花の寺12番霊場」 などさまざまな霊場ともなっているお寺のようです。 楼門から入ると、そこは紅葉パラダイスでした。他の参拝客の方もいわれてましたが、まさしく「穴場」。しかも天気にも恵まれ、どこに向けて写真をとっても絵になるような素晴らしい紅葉のお寺でした。 まだ新しい一風変わったガラス張りのつくりの薬師堂には、木肌のお薬師さんがいらっしゃいました。本堂のご本尊は十一面千手観音ですが、残念ながら秘仏のためお目にかかれず。 本堂を出て「両果の道」と名づけられたこれまた見事な紅葉回廊を通り抜けると、突き当たりに巨大な仏塔があり、中で6.4mもある涅槃石造とご対面。この仏塔もまだ新しく、コンクリート作り? のようですが、入り口面が前面のガラス張りのせいか、光あふれる静謐な空間が印象的でした。新しい建築物でしたが珍しく、また訪れたいと感じさせる場所でした。 他にも西国観音霊場を祀る「三十三所堂」や「虚空園」と名づけられた「バン字池」や「ア字山」などからなる庭園など、見所も多いお寺でした。関西花の寺の霊場でもあり、紅葉の季節以外もさまざまな花も楽しめるようです。とにかくこの久安寺、たいへん気に入りました。また是非別の季節にも訪れたいと思いました。こんな穴場なお寺を教えてくださった幹事さんに感謝です。 久安寺より阪急池田駅に戻り、再び阪急電車で蛍池駅へ。蛍池よりモノレールにのって千里中央駅へ移動。千里中央で予定より10分ほど余裕が出来たので、急いで腹ごしらえをして、さて勝尾寺行きのバスに並ぼうかと思えば、食事前の倍ほどに伸びた長蛇の列。 西国三十三所のご開帳をあなどってはいけなかったなと、痛感させられた瞬間でした。まさかこんなにも多いとは・・・。 今回、勝尾寺のご開帳が11/30〜12/2までの3日間と短期間で、しかも、週末にあたるのがこの日11/30のみ・・という鬼スケジュールだったのが、大混雑を招いた原因のようでしたが、バス1台では当然乗り切れず、増便されたバスになんとか全員乗り込みました。 が、ここからがながーい道中となりました。。本来、所要時間45分ほどの道のりが、山道に差し掛かってから大渋滞で、倍の1時間半かかってもまだ山道の途中でたどり着けず。結局、途中でバスを降ろしてもらい、渋滞する車を横目に山道を登ること15分ほどでようやく勝尾寺に到着。 これまた納経所からの長蛇の列を尻目にまずは、本堂へお参りして、無事にご本尊の十一面観音と対面。長い道のりを辿ってようやくの対面にありがたさも一入な感じでした。 本堂を出た後は、ご朱印を貰うため長蛇の列に並ぶことに。結局1時間半ほどかかりましたが、その間、交替で境内を散策。本堂裏山を登っていくと、法然上人が4年間を過ごしたというお堂もありました。今回、時間はたっぷりとあったので、ゆっくりと散策出来てよかったです。 勝尾寺は、もともと「勝王寺」という名を授けられた寺だそうですが、「王に勝つ」とは畏れ多い・・ということで、「勝尾寺」になったのだとか? 今も三門の裏側にかけられている額は「勝王寺」と書かれています。 また、「勝」ということで、縁起のだるまさんで有名なようで、境内何処を見てもだるまさんだらけ! だるまさんに入ったおみくじが売られていますので、みんなおみくじを引いて中身を結び、そとのだるまさんもここにおいて帰るようです。鐘楼にも、、塀にも、石灯籠にも、本堂の蔀戸にも・・多少でも平らな場所があれば、必ずそこにはだるまさんが・・・というほどだるまづくしでした。 ちなみに、だるまさんおみくじを引いてみたら大吉でした。今年初大吉! と喜んだのもほんのつかの間。もう11月30日。あと1ヶ月の運勢でした。 帰りはそろそろ薄暗くなる頃で、また、長時間バスを待つハメになるのか? とおもいつつバス停に行くと、運よく、ほどなくやってきたバスに無事乗車。帰りは臨時便でしたので千里中央駅までノンストップ。35分ほどでたどり着けました。 これも観音様のご利益か? といいつつ、無事企画の終了となりました。その後、新大阪まで戻り、恒例の? ちょっと一杯会(笑) (レポート:あいすさん) ■西国三十三観音霊場(勝尾寺) 阪急梅田駅に集合し、電車に乗って池田駅へ。池田駅のバス乗り場から久安寺行きのバスに乗り、久安寺バス停で下車しました。バス停近くにあった境内図を見ると、久安寺は予想していたよりも随分大きなお寺です。 「楼門から境内に入りましょう」ということで楼門に移動しましたが、楼門から境内を見ると綺麗な紅葉並木が目に入り、期待が高まりました。楼門は重要文化財のためか通ることができず、脇の門から境内に入りました。 拝観料300円を払って境内を歩きますが、至る所に紅葉した木々があり、多くの方が写真を撮っていました。訪れた時は雲一つ無い晴天で、空の青色、木々の赤、黄、緑色がとても美しい景色を作り出していました。 宿坊散策会ですので、紅葉だけ見ていてはいけません。まずは薬師堂へ。西国薬師霊場第十八番の薬師如来が祀られていました。本堂には摂津観音霊場十九番の観音菩薩が祀られていますが、秘仏のためお姿を拝観することはできませんでした。 境内を更に奥に進むと、大きな仏塔が見えてきました。中に入ると大きなお釈迦様の涅槃石像があり、更に奥の部屋には弘法大師と弥勒菩薩が一緒に描かれた画などがあり、見所が多かったです。 そして再び本堂へ戻り、脇の通路を通って、三十三所堂へ行きました。堂内には西国三十三観音霊場の観音様が祀られていました。今回参加された方は皆、西国観音を巡っている方々なので、それぞれの観音様を観ながら色々話をしました。四国八十八ヶ所のお砂踏みができる弥勒山森林浴巡拝コースもあったのですが、一時間かかるということで挑戦しませんでした。 今回初めて久安寺を訪れましたが、関西花の寺霊場の寺院なので花(紅葉)が美しいのはもちろんですが、写経や坐禅などの仏教徒修行と呼ばれるものを行っており、しっかりしたお寺だと感じ、また違う季節に訪れたいなと思いました。 バスで池田駅に戻り、そこから千里中央駅まで移動。勝尾寺へ行くバス停に着くとすでに多くの人が並んでいましたが、「腹が減っては寺巡りは出来ぬ」ということで昼食をとりました。 昼食後バス停に戻ると並んでいる人は更に増えています。「バスに乗れるだろうか」と思っていましたが、臨時バスが出て、全員バスに乗ることができました。 しかし、紅葉と御開帳が重なって道路は大渋滞。以前訪れた時は45分で勝尾寺に到着しましたが、今回は1時間半近く経ってもまだ到着しません。結局、途中でバスを下車し、そこから歩いて勝尾寺へ行きました。歩いた時間は二十分ぐらいだったと思いますが、良い経験になりました。勝尾寺に歩いて行くことは、きっとこれが最初で最後だと思います。 到着した時間が2時半近くで御開帳が3時までですので、急いで本堂へ向かいました。本堂近くに着くと長い行列です。「御開帳を待つ人たちか」と思いましたが、列の先を見ると納経所に向かっていましたので、御朱印を待つ人たちだと分かりました。 本堂へ行き、結縁綱を握って観音様にお参り。そしてお堂の右側から内部に入れるようになっていましたので、堂内に入り、観音様に改めてお参りをしました。勝尾寺の観音像は想像していたよりもはるかに立派な観音様でしたので、堂内に座ってゆっくり拝観したかったのですが、人が多いため、残念ながらそれは叶いませんでした。 御朱印を待つ長い列に並び、御朱印を頂いた後、バス停に戻ると直ぐに臨時バスが来ました。「観音様の御利益」と思いながらバスに乗って千里中央駅に戻り、新大阪駅で夕食を兼ねた飲み会をした後、解散しました。 (レポート:日の出さん) ■西国三十三観音霊場(勝尾寺) 久安寺 すばらしい青空のなか、池田駅よりバスで久安寺へ向かいました。関西花の寺の霊場でもあるだけに、参道にはアジサイがあり、また空の青さに赤の紅葉が映え美しいお寺でした。 いろいろなお花の名所でもあるらしく、紅葉も美しかったですが、さすがに京都に比べるとゆったりと観賞できます。また、お寺の掲示板等を見てみると定期的な座禅会等もあり、本堂等に信者さん用のお経本(音符♪つき)もたくさんおかれていたので、観光ばかりでなく信仰されている現役のお寺さんだと思われ、良かったです。また、ぜひ行ってみたいと思います。 勝尾寺 本日のメイン西国23番の勝尾寺へ。みなさん、書かれているように渋滞で観音浄土への道のりは大変でした。 こちらは”勝運”のご利益で王に勝つ寺"勝王寺”と清和天皇が号したことから、勝ちダルマが境内中にあふれていました。一番大きいダルマは選挙とかでよくみる大きなダルマで何万円します。私はリーズナブルなおみくじ入りダルマで大吉をあてました。うらが英語バージョンで”GREAT GOOD FORTUNE”です! 境内のたくさんのダルマさんはこのおみくじつきのダルマを置いて帰っているみたいなのですが、一つ、一つお顔が違い、手書きみたいなので、わたしは持ち帰りました。ご本尊はゆっくり見たかったのですが、あまりの混雑でさっとおまいりです。その後、四国88箇所のお砂ふみもあり楽しめました。 (レポート:みかんさん) |
|