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第98回 「浅草寺大開帳と江戸観音めぐり」散策会 (08/11/08)

 コース:浅草寺(大開帳、1番札所)〜清水寺(2番札所)〜矢先稲荷神社〜曹源寺(寺宝拝観)〜両大師堂〜清水観音堂(6番札所)〜大安楽寺(5番札所)、身延別院〜大観音寺(3番札所)

 参加者:日の出さん(幹事)、美山さん(幹事)、高橋政靭さん、アベールさん、ゆかさん、ゆきみどさん、みた八さん、sanさん、ぐりぐりさん、ドイルさん、あーるさん、ヒロナさん、むらさん、たかさん、ほーりー
浅草寺本堂落慶五十年記念大開帳
浅草寺本堂落慶五十年記念大開帳


■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

 地下鉄銀座線浅草駅から地上に出ると、家を出た時には降っていなかった雨が降っていたので、びっくりしました。待ち合わせ場所で待っていると皆さん時間通りに集合し、散策のスタートです。

 朝が早い&雨が降っているためか、いつもは混雑している仲見世通りもすいており、あっという間にお手綱の所へ。仲見世通りがすいているということはお手綱参拝もすいており、待つことなしにお手綱参拝をすることができました。

 そして観音堂で観音様にお参りをし、納経所でご朱印を頂きました。御朱印には“本堂落慶五十年記念大開帳”の印が押してありました。

 その後、観音堂内陣拝観、影向堂を訪れ、大絵馬寺宝展と庭園拝観を楽しみました。伝法院庭園は通常非公開のため、散策しながら「浅草寺にこういう場所があったのか」と感じました。

 昼食の予約時間まで時間があったので、クイズスタンプラリーを楽しみました。スタンプラリーは浅草寺の境内の六ヶ所を巡るようになっていました。2番目のスタンプが置かれていた鎮護堂には、破損した頭部をつないである加頭地蔵が祀られていました。「首がつながるとの俗信から、サラリーマンらの信奉もある」というのは少しおかしかったです。

 6番目のスタンプが置いてあった淡島堂には胎内くぐりの灯籠があったのですが、ほーりーさんが胎内くぐりに挑戦し、見事成功しました。クイズは全問正解すると、オリジナルハンカチを頂けました。

 昼食の後、かっぱ橋道具街を通って、清水寺へ。かっぱ橋道具街は見ているだけで楽しい場所です。清水寺では御朱印を頂いている間、堂内に上げて頂き、観音様を拝観することができました。

 曹源寺の寺宝拝観時間まで時間があったので、近くにある矢先稲荷神社へ行きました。堂内に上げて頂き、馬に乗った武将などの絵天井を楽しみました。

 曹源寺は事前に宝物拝観の予約をしていましたので、かっぱの手のミイラや漫画家の方々が書かれた河童の絵天井などを拝観できました。お寺の方の説明があり、楽しい時を過ごすことができました。

 曹源寺から清水観音堂までは歩きました。途中、台東区のへそ、しばられ河童などがありましたが、一番寄りたかったのは両大師堂です。両大師とは、慈恵大師良源と慈眼大師天海のことです。天海は家康・秀忠・家光の三代にわたって徳川将軍のブレインだった僧侶で、江戸の基礎を築いた人物です。今回江戸観音めぐりをするにあたって、是非、お参りしておきたかったのです。

 上野公園に入ると鎧武者の方々と遭遇。ゆるキャラもいて楽しそうなイベントをやっていましたが、時間があまりなかったので、一路、清水観音堂へ。清水観音堂はご存じの通り、京都の清水寺を模して建てられました。御本尊の千手観音像は二月最初の午の日に御開帳されます。

 地下鉄に乗り、大安楽寺へ。大安楽寺は牢獄・刑場の跡に建てられており、境内に処刑された人々を慰霊するお地蔵さんが祀られています。四国八十八箇所のお砂などが納められた場所に立って、観音様にお参りするようになっていました。御朱印を書いて頂く間、時間があったので、大安楽寺の隣に建つ身延別院にも立ち寄りました。

 本日最後のお寺は大観音寺です。境内は小さいですが、こぢんまりとまとまった良いお寺です。本尊の観音様は毎月17日にご開帳されます。訪れた日は17日ではないので当然ご本尊は拝観できませんでしたが、お前立ちの観音様が祀られており、堂内に上がってお参りすることができました。残念ながらお寺の方がいらっしゃらなかったので御朱印を頂くことはできませんでした。これは「もう一度来なさい」ということだと思い、次回以降の企画で訪れます。

 最後は人形町の甘味処で茶話会をしました。結構歩きましたので、甘いものがおいしかったです。

 江戸観音めぐりは今回のを含め、六回の企画で33+番外1カ所の34寺をめぐる予定です。江戸観音のお寺だけではなく、近くにある「これは!」という寺社も訪れます。次回の江戸観音めぐりは、二月の梅の時期に行うつもりですので、ご縁があれば、是非ご一緒に江戸観音めぐりを楽しみましょう。

(レポート:日の出さん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

浅草寺裏観音
浅草寺裏観音
(イラスト:ぐりぐりさん)


 私は自分が一番お目当てだった、浅草寺の観音像ご開帳について報告します。

 雨降る天気と朝早かったのが良かったためか、私達が本堂に到着した時は、それほど混雑せずにスムーズに参拝できました。混む時は30分待ちとも言われるお手綱結縁も、すぐ順番が回ってきてしっかり拝めました。

 楽しみにしていた秘仏の本尊お前立観音菩薩像ですが、お賽銭箱手前の位置から何とか覗き込んだものの、遠くてよく分かりませんでした。。。木造で黒くなっており、わりと細身で腰をひねっているらしいこと、像高80cmくらいということくらいしか判断できず。

 その後内陣に上げていただいたのですが、やはりお前立の入った厨子には近寄れず、結局「黒い木の像」という印象で終わってしまいました。その代わり、脇に鎮座なさっている不動明王や愛染明王や梵天・帝釈天は、目の前ではっきりと拝観できました。

 さらに内陣裏側に回ると、そこにも観音様が。そのとき知ったのですが、「裏観音」と呼ばれる観音像が、本尊と背中合わせでまつられているのです。こちらも木像で、彩色はされていません。高さはやはり70〜80cmくらいで、直立姿勢です。時代は分かりませんが、厨子天蓋の荘厳と身につけている宝冠・瓔珞の金属が、豪華でピカピカしていたのが印象的でした。

 過去、仏像泥棒の被害に遭われたというのはこの像だったのでしょうか。今回の散策会では数々の仏像を拝観しましたが、こちらの像が最も記憶に残っています。ということで今回の記憶スケッチは、浅草寺本堂裏観音像です。

(レポート:ぐりぐりさん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

1.浅草寺

 戦災の再建から50年ということで記念の御開帳です。今まで何度も参拝しておりましたが、今回、初めて本堂内陣まで上がりました。御開帳の観音様は間近に拝むことはできませんでしたが、両脇の不動、愛染明王を拝んで出てきました。

 次に影向堂を参拝。おまつりされている像を眺めていたら、見世物じゃないんだから拝んで行きなさいと、お寺の方に叱られてしまいました。

 その次は、寺宝展と伝法院庭園の拝観。五代将軍綱吉筆の絵が印象に残りました。白衣をまとった観音様の座像で、凛としていて、孤高の雰囲気を漂わせているものでした。解説には殿様の道楽の域を超えているとありましたが、文人将軍の面目躍如といった感がありました。

 庭園は前から一度は見たいと思っていたところでしたが、期待通り素晴らしいものでした。池越しに見る、書院、五重塔に感動しました。浅草といえばにぎやかな街の印象がありますが、ここでは別の一面を見ることができました。

 ここで高橋さんご夫妻とお別れして、残った面々で境内のスタンプラリーに参加。6か所でスタンプを押し、クイズに答えて賞品のタオルハンカチをいただきました。クイズは、まあ、なんと言いますか、頭が痛くなるような、とても楽しい答えから正解を選ぶ三択式でした。きっと、これはほかの方がコメントしてくれると思いますので、そちらに譲りたいと思います。

2.清水寺

 浅草寺から歩いて向かいましたが、途中の仏具店街、道具屋街など、街歩きだけでも楽しめる場所を通って行きます。食品サンプルのお店では、その出来栄えの見事さに皆さんが足をとめていらっしゃいました。そんなこんなで、商店街の真ん中に江戸観音第二番の清水寺がありました。こちらの御本尊は千手観音様でした。

3.矢先稲荷神社

 次の曹源寺まで少し時間があるということで、こちらに寄り道しました。東京にもその昔、三十三間堂があったということで、こちらがその跡地だそうです。 みた八さんが御朱印をお願いしたところ、その間にということでお堂を開放してくださいました。

4.曹源寺

 矢先稲荷で時間を食ってしまい、みた八さんと私は少し遅れて到着しました。皆様、ご迷惑をおかけしました<(_ _)> こちらではご住職さんがお寺に伝わる河童の伝説などお話ししてくださいました。

 手塚治虫や水木しげるの河童の絵や、河童の手のミイラなど珍しいものを見せていただいたり、河童サミットなるイベントの存在も教えていただきました。また、門のところには「かっぱのぎーちゃん」という不思議な姿の像もいました。

 ここから上野まで歩いて行く途中、歩道にいろいろな河童の像があり、皆さん河童探しに夢中になりました。宿坊散策会から河童散策会にかわってしまった感じです。

5.両大師開山堂

 慈眼大師(天海)、慈恵大師(良源・元三大師)の両大師をおまつりしてあるお堂だそうです。角大師のお札に興味をそそられましたが、買うのはやめておきました。

 次に向かう道中の上野公園内では、三重県関係のイベントが行われていたようで、「シロモチくん」というナゾの物体(ゆるキャラ)やら「ツヨインジャー」という御当地ヒーローが人気を集めていました。

6.清水観音堂

 こちらは江戸観音第六番。上野公園内にあります。清水の舞台のミニチュア版といったところでしょうか。

7.大安楽寺

 江戸観音第五番。地下鉄の小伝馬町駅から歩いてすぐです。小伝馬町の牢獄跡に建てられたというお寺です。

8.大観音寺

 本日のラスト。江戸観音第三番のお寺です。ご住職さんがお出かけで、本堂に上がってしばらくくつろぎながらお待ちしていましたが、戻られませんでした。ということで、こちらの御朱印はお預けになってしまいました。

 ここでみた八さんとお別れし、残った方々と近くの甘味処で茶話会となりました。小一時間ほど、今後の企画案などいろいろお話ししました。毎度思うことですが、皆さんの博識ぶりには驚くばかりで、一方的に聞き役に回っていました。また、生まれて初めてあんみつをいただきましたが、少々歩いたこともあって、とてもおいしくいただくことができました。

 東京にもいろんなお寺があるんだなぁと、いまさらながら勉強になりました。今度は地元のお寺にも少し目を向けてみようかなと、そう思った一日でした。

(レポート:むらさん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

■浅草寺(江戸観音一番)

 朝9時集合だったことと雨が降っていたことが重なってか、まだ人が少なく、比較的落ち着いてお参りできました。御開帳の御前立ちは外陣から観ることが出来ましたが、遠すぎて細部まではわかりませんでした。内陣に入って、脇侍の不動明王と天弓愛染明王、梵天、帝釈天、裏堂の観音様を拝観しましたが、そこでも御前立ちを近くで拝むことは叶いませんでした。

 『大絵馬寺宝展と庭園拝観』では、「一つ家」という絵馬が印象に残っています。旅人を泊めては殺していた老婆の家に、それを哀れんだ観音様が稚児の姿をして泊まりました。稚児のあまりの美しさに、さすがの老婆も躊躇しましたが、結局殺してしまいました。しかし、気づけばそれは稚児ではなく、自分の娘に手をかけてしまったことを知り、それからその老婆は正気に戻ったという伝説がモチーフになっています。

 その美しい稚児と、鬼気迫る老婆の絵に圧倒されました。この「一つ家」に縁のある池の旧跡碑が、隣りの花川戸公園にあるそうです。

 伝法院のお庭も素敵でした。きれいだけれど、手入れをしすぎていない所がよかったです。こちらは寺務所発行の拝観許可証があれば、普段も観られるようです(浅草寺発行の本より)。受付:月曜〜土曜日 9:00〜15:00(庭園回遊は16:00まで) ただし、お寺で使用している場合は許可されない。

■清水寺(江戸観音二番)

 いろいろ突っ込みどころの多いかっぱ橋界隈を楽しみ、清水寺へ。こちらの御本尊は、南北朝時代作といわれている千手観音坐像です。小さいながらも凛としていらっしゃいました。後で知ったのですが、こちらには大正時代末期に設計されたモダンな地下墓地があって、建築的にも重要なものだそうです(ちょっと気になる)。

■矢先稲荷神社

 昔、三十三間堂があったところだそうで、今は馬(の絵とか置物)に溢れています。外に奉納してあった巨大な「毛抜」が気になり、なんだろうと話していたのですが、結局わからずじまい。勝手に歌舞伎の「毛抜」に関係あるのかなどと想像してみたり。

■曹源寺(かっぱ寺)

 かっぱ寺というだけあって、かっぱが祀られています。ご住職がとても楽しそうにお話をしてくださいました。かっぱの顔が描かれているお賽銭箱とか、天井の水木しげる先生のかっぱ絵とか、ミイラ化したかっぱの手とか(ホンモノ?)、お堂の鬼瓦が「かっぱ」だったりとか、なかなか楽しいお寺でした。

■清水観音堂(江戸観音六番)

 上野公園をしばらく歩いて、高さはさほどありませんが懸造の清水観音堂にたどり着きました。なかなか美しい姿のお堂は、空襲で焼かれることもなく、江戸時代初期からこの地に建っているそうです。

 この日は御前立ちの千手観音がいらっしゃいましたが、毎年2月最初の午の日に御本尊が開帳されるようなので(来年は2月6日)、会いに行ってみようかと思っています。

■大安楽寺(江戸観音五番)

 上野から地下鉄に乗り、小伝馬町へ移動して大安楽寺へ向かいました。江戸時代、ここに牢獄があったとは想像できないほど、普通の町中です。お堂の屋根は唐破風ですが、建物本体はとても趣があって素敵な洋風の建物です。大安楽寺のすぐ隣りには身延別院があり、そこの「油かけ大黒天」に油をかけて来ました。水とは違い、ちょっと不思議な感覚でした。

■大観音寺(江戸観音三番)

 黄昏時。お堂は開いているけれど、どなたもいらっしゃらないという緊急事態(笑) 御朱印をいただこうと皆さん待っていましたが、結局戻られず。次回までのお預けとなりました。

 御前立ちの聖観音はとても優しいお顔をしていました。御本尊は1m68cmもある、鉄造の観音様の”頭部”だそうです。

■茶話会

 その後、甘味処で茶話会。人数が多かったので、テーブルが4つに別れてしまったのが残念でしたが、とても楽しかったです。私は辛党なので、みなさんが美味しそうにあんみつを召し上がっている中、一人でおぞうにを戴いておりました(笑)

 雨と寒さで残念なお天気ではありましたが、今まで知らなかったお寺をたくさんまわれて良かったです。

(レポート:sanさん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

 雨が降り、ぐっと気温が下がった9時にメトロ銀座線浅草駅に集合、浅草寺へ。仲見世通りの多くの店はまだ閉まっていましが、それでも修学旅行生はお土産を物色中でした!

 宝蔵門には新しい大わらじが奉納されていました。本堂前の開帳塔婆にはお手綱が渡っていて、お前立観音様と縁を結ぶことができます。塔婆にはは赤・黄・白・緑・紫の5本ありましたが、頭上を見ると白色のお手綱が渡っていたので、私は縁が濃そうな白を選びました(本当はどのお手綱でもご縁は一緒だと思うのですが、やっぱり・・・)

 お水舎の龍王は、「老猿」で有名な高村光雲でした! 知らなかった・・。お水舎のはレプリカで本物は「寺宝展」で見ることができます。でも11/16(日)迄です。

 本堂では法要が営まれており、観音経の読経がお堂に響いていました。

 寺宝展では、今、国立博物館で開催中(これも11/16迄)の「大琳派展」に出品されている鈴木其一を発見!! ここの展示品は鼻息がかかるぐらい接近して見ることができるので、興奮、感動しました! 当時の絵師の技量・奉納主の深い信仰心がわかる寺宝ばかりで、『伝法院庭園』の前菜ぐらいにしか考えていたかった私、やられました。みごとなメインディッシュでありました。

 スタンプラリーの景品は、卍と鎹山がデザインされた濃ピンクのハンカチです。落慶50周年記念品なので、レアものです。スタンプラリーなんて子供っぽいなんてあなどるなかれ。浅草寺境内6ヶ所をまわり、「ヘェ〜こんなところに・・」など、以外な発見をすることができます。

 さて、問題です。「影向堂」を奉っているのはなに衆?

 (1)一般大衆
 (2)グランド10周
 (3)影向衆

 ・・・こんなクイズです(笑)

 昼食に刺身定食(切り身デカっ、美味!)をいただき、清水寺(2番札所)→矢先稲荷神社→曹源寺(かっぱ寺)両大師堂→清水観音堂(6番札所)→大安楽寺(5番札所)、身延別院→大観音寺(3番札所)をまわりました。

 1ヶ所を除き徒歩移動でしたが、おかげでいろいろな方とお話をすることができました。以下、かいつまんだレポートです。

 清水寺は寺っぽくない鉄筋の建物ですが、平日は本堂で写経ができるそうです(ご朱印を待つ間、本堂でほっこりしてしまいました)。本尊は千手千眼観音菩薩です。

 曹源寺では、予約拝観のかっぱ堂を参拝。中に「波乗河童大明神」の掛け軸があります。左手に財宝袋を持ち、右手は「招き猫」のように福を「おいで、おいで」をしており、波(勢い)に乗ったとても縁起のよいお姿なのだそうです。ちょっと恐いお姿ではありますが・・

 御真言は「オン、カッパ、ヤ、ソワカ」です。

 国立博物館の隣にある「両大師堂」の両大師は慈恵大師と慈眼大師です。

 上野公園内にある「清水観音堂」の本尊は千手観音菩薩です。堂内に祀られている「びんずる尊者」は多くの方が体の平癒を願ってなでているので、鼻や目が”つるつる”になっていました。

 小伝馬牢屋敷・処刑場跡に創建された「大安楽寺」の本尊は十一面観世音菩薩です。吉田松陰が処刑されたのも、この小伝馬町処刑場だそうです。

 ラスト「大観音寺」には16時半ごろ到着しました。誰もいない本堂ではお前立観音様が祀られていました。本尊は毎月17日開帳です。ご住職は「浅草のお寺」もみていらっしゃる(近所の方談)ので不在でした。残念ながらご朱印はいただけませんでした。

 その後甘味屋へ場所を移し、1時間ほど茶話会をして解散となりました。

 日の出さんのお話によりますと、次回は「梅の花が咲く頃」の企画だそうです。楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします。

(レポート:ドイルさん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

 雨の振る中、9時に浅草駅の浅草守護鬼瓦の前に集合しました。前に浅草に行ったのは10年以上前で、前回来た時は有ったのか記憶が定かではありませんでした。雨が降っているせいか、まだ早かったのか、仲見世通りをスイスイと本堂まで歩けました。

 影向堂の守り本尊参拝に続いて「大絵馬寺宝展と庭園拝観」を拝見しました。庭園では少し紅葉が始まっていて、池に浮かんでいる落ち葉がきれいでした。今回浅草寺に日本庭園が有る事を始めて知りました。

 お昼ご飯までにまだ時間が有るので、スタンプラリーに。全問正解でタオルハンカチを頂きました。

 お昼ご飯所の遠州屋さんの店先に“宿坊散策会様”と書いてあったのは感動でした。

 歩いて河童橋界隈にある清水寺へ。途中河童橋の由来となった「かっぱの河太郎」の像がありました。とても美脚な河太郎です。

 曹源寺ではお坊さんの説明を受けました。本堂の天井には河童の絵が書いてありました。手塚治虫と水木しげるの河童が書いてありました。河童の手のミイラもありました。

 階段脇に夫婦河童の石仏が有ったのですが、随分と巨乳のおくさんでした。お坊さんに教えていただいたのですが、屋根瓦が可愛らしい河童になっていました。因みに御真言は「オン・カッパ・ヤ・ソワカ」を21回唱えるそうです。

 両大師堂、清水観音堂の参拝と御朱印を頂きました。

 小伝馬町に移動をして大安楽寺へ。小伝馬町は江戸時代牢獄があった場所だそうです。大安楽寺は処刑された人を弔う為に建立されたお寺だそうです。

 最後に大観音寺に行きました。御朱印を頂くためにチャイムを鳴らしても誰も出てこず、暫く本堂で待っていたのですが、結局御朱印は頂けませんでした。

 近くの甘味所に移動して茶話会を。ぜんざいをいただきました。寒い中1日よく歩いたので、疲れた体には温かいぜんざいはとても美味しかったです。

(レポート:ゆかさん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

 集合場所は銀座線浅草駅1番出口の浅草守護鬼瓦前。総勢15人集合の後、本堂落慶50周年の浅草寺へ。本堂前には3本の開帳塔婆が立ち、 ご開帳されたお前立ご本尊とお手綱で結ばれています。

 このお手綱は触れることで観音様とご縁を頂くことができるというもので、赤・黄・白・緑・紫の五色あります。混みあってくると触れるのに30分も待つことがあるそうですが、朝早くに来たおかげで並ばずに触れました。しかもどれか一本に触れれば良いのですが、すいている事を良いことに、五色まとめて握ってきてしまいました(欲張りです)。

 そして次は本堂へ。早速、お前立ご本尊との対面です。暗くて細部は見ることができませんでしたが、すらっと細身の優しげな観音様でした。

 さらに内陣に上がらせて頂き、愛染明王や不動明王、そして須弥壇の裏手の観音様も拝観しました。

 この観音様は一度盗まれたが戻ってきたそうで、そういえば以前に浅草寺の仏像が盗まれて犯人が捕まったというニュースが流れましたが、その仏像がこちらだったのかと、ちょっと思い出しました。

 本堂でお参りした後は、大絵馬寺宝展と庭園拝観へ。絵馬はそれぞれ見応えがありましたが、やはり普段は非公開の小堀遠州作・伝法院庭園に入れたのは嬉しかったです。伝法院と五重塔をバックにした庭園は、雨の中でもとても清清しい景色でした。

 庭園を出ると昼食まで少し時間があったので、みんなでスタンプラリーを楽しみました。

 リストラ避けの加頭地蔵など、面白いお地蔵様に会うことができましたが、淡島堂では子供の夜泣きを封じてくれるという胎内くぐりの灯篭に、なぜか潜らされてしまいました。明らかに10歳未満の子がくぐるような穴なのに、乗せられるとろくなことをしないワタクシです(おかげで服が砂だらけになってしまった)。

 昼食の後、向かったのはかっぱ橋。江戸三十三観音霊場の二番札所・清水寺は、道具街の中にあるモダンな建物のお寺です。中に入り御朱印を待つ間、ご本尊の千手観音をお参りしておきました。

 そして矢先稲荷神社に立ち寄ってから、かっぱ寺で名高い曹源寺へ。実は私は前にもこのお寺に来たことがあったのですが、何度見ても河童の手のミイラは本物にしか見えません(というか、本物なのでしょう)。

 かっぱの置物や絵巻、手塚治虫や水木しげるのかっぱ天井絵など、河童尽くしのお寺でした。お供え物もきゅうりです。

 曹源寺を出た後は上野へと歩き、寛永寺の両大師へ。阿弥陀堂で阿弥陀如来、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩を拝観。こちらも彩色が剥げ、かなり年季の入った仏様たちでしたが、一体いつ頃のものなのか、詳しいことは分かりませんでした。むぅ。どなたか詳しいこと知ってたら、是非教えてください。

 そして清水観音堂、大安楽寺、大観音寺と回っていきました。特に大安楽寺は初めて行ったお寺でしたが、八臂弁才天などちょっと変わった弁天様に会え、楽しかったです。

 最後の茶話会では甘いものを食べてほっと一息つきながら、いつもながらのお寺トークで大盛り上がりでした!

(レポート:ほーりー)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

 本年に浅草寺大開帳が行なわれたのは、昭和33年10月17日に現在の本堂が落慶して50年が経ったことを記念して行なわれたそうです。日頃から参拝していましたが、私達が11歳の時に落慶したことは知りませんでした。もっと古くから在ったと思っていました。意外な感があります。

 下記レポートです。

 全員で銀座線浅草駅1番口に集合後、大きな堤燈がある門から入り、仲見世を抜けて本堂に向いました。雨が降っていたからでしょうか、土曜日のわりにはあまり混雑していませんでした。

 まず本堂の内陣に入りましたが、ご本尊は開扉されていませんでした。今回の御開帳には開扉されないそうです。お聞きしたところ、毎年12月13日の午後2時に行なわれる法要の時に約20分程開扉され、参拝することができるそうです。今年か来年には行ってみたいと思います。

 次に影向堂(ようごうどう)を参拝しました。このお堂には各干支の守り本尊が安置されていましたので、亥年の守り本尊である「阿弥陀如来」を拝みました。

 それから、今回御開帳の期間に行なわれている「大絵馬寺宝展と庭園拝観」に行きました。仏像が無かったのが残念でしたが、大絵馬の中では「幕末三舟」である勝海舟・山岡鉄舟・橋泥舟の書額が迫力があって良かったです。伝法院の庭園からみる五重塔も素晴らしかったです。

(レポート:アベールさん&橋政靭さん)



■浅草寺大開帳と江戸観音めぐり

○スタート・・・ 9:00 浅草駅集合〜徒歩で浅草寺

 早朝のためか、天候の為か、仲見世通りは人影まばらでした。各々、参加メンバーと交流しながら雷門〜宝蔵門へと向かいました。雷門はいつもながら迫力。大提灯は重さ100kgだとか。下をくぐるとき見上げると、これまた迫力のカッコいい竜神様がいらっしゃいます。

 仲見世通りのお店は江戸時代から続く老舗が多いそうです(個人的に「食いしん坊仲見世散策会」をやりたくなりました(笑) )。宝蔵門をくぐるとお手綱がドドーンと現れました。振り返ると奉納された新品大草鞋がまぶしかったです。次の奉納は確か10年後。

 浅草観音堂では法要が行われていました。拝観後、一度来た道を戻り納経所へ。自宅で書いた般若心経を納経し、御朱印を頂きました。

○伝法院特別拝観

 以前、「駒形どぜう」のご主人が書かれた浅草の本を読んで、通常非公開の伝法院庭園を知りました。以来ずっと見てみたいと思っていたので、私の中ではここが今回のメインでした。

 手持ちのやや古い本では事前申し込みすれば拝観可、と書いてありましたが、警備のおじさんに聞いたところ、今後いつ公開されるかわからない、とのこと。正確にはどうなのでしょうか?

 巨大絵馬を見た後、庭園へ。こちら、浅草寺の本坊で、1777年(安政6年)建築の客殿、玄関、使者の間などがあります。あたたかい緑茶の御接待を受けました。

 庭園はとても清々しく、大変美しかったです。ゆっくり歩くだけで雑念が取り払われる感じがしました。そして、池の鯉が異常に大きくて太っていたのが印象的でした(^^)

○昼食-魚料理の遠州屋

 お刺身が分厚く、お惣菜も良いお味でした。

○江戸観音めぐり

 食後徒歩にて江戸観音二番、清水寺へ向かいました。合羽橋道具屋街通り中程にあります。近代的なつくりのお寺で、中もとてもきれいでした。珍しい発見は般若心経「掲諦掲諦 波羅掲諦・・・」のくだりだけの写経台紙。200円。時間のない人向け!? 薄く印字してあるのをなぞるタイプです。

 矢立稲荷参拝後、かっぱ寺 曹減寺へ移動。合羽橋の由来など、お寺の方にご説明頂きました。

 その折、「かっぱサミット」なるものがあるとのお話が出たので、興味深く、どんな事を話し合うのか質問したところ、河童が住めるきれいな水を守ろう=環境問題といった感じで話し合われる模様。他、河童の話・・・とのこと。気になります。楽しそうです。

 水木しげる氏による天井画は色無し・線描でしたが、さすが、河童として妖怪としてリアルな息づかいがありました。もちろん堂内寺宝の中に「河童の三平」単行本もアリ! やはり!! こちら、鬼瓦も河童です。

○清水観音堂(江戸観音六番)

 寛永8年(1631年)天海僧正が京都清水寺を模して建立したもの。でも規模は小ぢんまりとしています。ここでは人形供養をして頂けます。お守りも充実(!?)御朱印を書いて頂いている間、ヒロナさんにこぬか薬師さんの写真を色々見せて頂きました!

○地下鉄にて大安楽寺(江戸観音五番)へ移動

 「伝馬町牢屋敷」の名は時代劇等でよく耳にしますが、大安楽寺はそこの斬首刑場跡地に、大倉喜八郎と安田善次郎が寄進したもの。名前はお二人の頭の字をとっているので「大」「安」楽寺。

 徒歩にて移動。江戸観音三番の大観音寺へ。

 お寺の方不在でかなり長いこと待っていましたが、一向に戻られる気配なし。残念でしたがこれも良い思い出(!?)です。希望者のみでその後茶話会を開きました。

○茶話会 人形町 「初音」

 江戸時代・天保8年(1837年)より続く、東京で一番古いあんみつやさんです。寒くて体が冷えていたので、小倉ぜんざいを注文。あっつあつで出てきたので非常に温まりました。ちなみに名物は 「杏あんみつ」。時間をかけて煮詰めた杏の蜜煮が絶品だとか。

 茶話会後解散。とても気になったので、大観音寺はどうなったか、あーるさんと確認しに行ってしまいました。お寺は閉められていて、お寺の方とはすれ違い。こういう事もあるのだな〜と思いつつ帰路へつきました。

(レポート:美山さん)







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