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第94回 「全生庵写経会」散策会 (08/10/25)コース:全生庵写経会参加者:ほーりー(幹事)、水無月さん、オレンジさん、門さん ■全生庵写経会 14時15分に千駄木駅に集合。早速全生庵に向かおうとしたところ、まったく反対方向に向かって歩き出すというミラクルで、慌てて戻りながらもどうにか全生庵にたどり着きました。 受付を済ますと筆ペン or 筆の好きな方を選び、文殊菩薩が前に安置されている写経部屋(というより、普段は座禅堂として使われている部屋)に案内されます。 まずは法話があり、続いて般若心経の読経。それが終わるといよいよ写経の開始です。写経用紙は薄く般若心経が書かれた用紙をそのままなぞる形式で、初心者でも安心して書けます。また筆を使う場合、墨は墨汁です。 ただここで、ちょっと問題が! 私がお借りした筆は先が割れていて、ほとんどまともな文字を書くことができなかったのです。 そこで部屋の前で一緒に写経をしていたお坊さんに筆の交換をお願いしたところ、このお坊さんの対応がとてもスマートで、さっと自分が書いていた筆と私の筆を交換してくださいました。 おかげさまで、それ以降は順調に写経を進めることができました(ちなみにそのお坊さんも、しばらく私の使っていた筆で写経したものの、結局は諦めて違う筆を持ってきていました)。 般若心経を書き終わり、お願い事を書き入れ、最後にお焼香の煙に写経用紙を入れた封筒をかざして、奉納します。その後、お茶とお菓子を頂いて、写経会は終了。水無月さんは用事があるとのことで帰られましたが、オレンジさん、門さん、私の3人は近くの喫茶店(猫グッズだらけ! &でかい猫も登場!!)でお茶しながら、散策会も無事に終了しました。 ちなみに、筆が割れていたのは私だけではなかったようで、こちらで写経するときには筆ペンにするか、筆を使う場合は真剣に選んだ方が良いかも知れません(筆は束の中から好きなものを持っていく形式ですが、私が見た時には、ほとんどの筆は割れていたような気がします)。 ただ本日私がお坊さんにお伝えしたので、今度行く時には良い筆に交換されているといいなーなどと、お寺の方がとても親切で丁寧で、筆だけが残念だったので、そこだけ切に思ってしまいました。 (レポート:ほーりー) ■全生庵写経会 数えていませんが、、参加者は、全員で40〜名くらいだったでしょうか? もうちょっと多かったかもしれません。ひとり、着物の女性がいらして、素敵だなと思いました。 全体の詳細は、ほーりーさんがアップして下さいましたが、私も筆先が割れて何度も何度も整えながら書いたせいか、書き終わったのは、最後から2番目になってしまいました。御三方には、だいぶ待って頂いたかと思います。ありがとうございました。 マイ筆かマイペンを持参した方がいいかもしれません。 写経は、字が上手であれ、下手であれ、意味がわからずとも、一生懸命書くこと。そして、結果を求めてはいけないと。「無」という字が多かったように思います。 周辺にはお寺がたくさんあり、風情のあるお店も多く、下町散策も楽しめそうな場所です。帰りは茶話会に参加できず、残念でした。東京近辺のイベントしか参加できませんが、またの機会がありましたら、よろしくお願いします。 (レポート:水無月さん) ■全生庵写経会 ほーりーさんがレポートに書かれたとおり、私たちは駅から全生庵とは反対の方向にお話しをしながらかなりの距離を歩いてしまいました。かなり歩いてから反対だということに気がつき、駅までもどり、そして全生庵へ。 30人くらいでしょうか。一人一人小さな机につき、まずはお坊様のお話し。時々、お話しにつまってしまい、「忘れてしまった」と何度かおっしゃっていましたが、それがまた和やかな雰囲気でよかったのかもしれません。 30分ほどのお話しが終わり、般若心経を読み、写経開始。筆が割れてしまっていてとても書きにくく、苦戦しましたが、途中から頭の中は、文字をなぞるという行為ではなく、般若心経を心に唱えながら集中して書くことができました。楽しい2時間でした。 (レポート:門さん) ■全生庵写経会 参加するまで知らなかったのですが、全生庵は江戸城無血開城の立役者の一人である山岡鉄舟が、明治維新の際に殉死した方々の菩提を弔うために建立したお寺でした。個人的に山岡鉄舟に少し興味があったので、驚きました。 写経は生まれて初めての経験でしたが、薄く印刷された習字の上を直接なぞる形式で書きやすく、不安なく進めることができました。お習字の練習にもなりそうで、おもしろかったです。自由に持ち帰ることができる写経用紙も用意されており、自宅での写経も可能なようです。 何度も通われている常連さんも多い様子。人気のお寺であることがうかがわれました。 (レポート:オレンジさん) |
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