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第82回 「大悲山峰定寺」散策会 (08/08/10)

 コース:大悲山峰定寺〜美山荘

 参加者:青丹吉さん(幹事)、Shojiさん、noyesidoさん、あいすさん

■大悲山峰定寺

 出町柳駅を出たバスは市内を北上し、40分後に鞍馬寺の門を過ぎると、人家も稀な細い道に入ります。「切り返さないと直進できない国道」の「百井別れ」を過ぎ、花脊峠を越える道はジェットコースターのようです。

 その後も林間を走り、1時間40分で大悲山口バス停に着くと、「美山荘」のお迎えの車が待っていました。ものすごく丁寧な運転手さんが、ワゴン車のドア下に踏み台を置いて乗せて下さいました。「今日は暑くて」と言われましたが、市内とはかなり違います。汗が「吹き出す」でなく「にじむ」程度です。

 美山荘に荷物を預け、峰定寺へ向かいます。柵のしてある仁王門を通り越して奥に受付があります。色々なHPで有名な女性の方(恐らく)に頭陀袋と杖を貰い参拝へ。お茶と財布以外は持っていけません。ボディーチェックはありませんが。

 仁王門は門だけで、仁王さんは不在です。柵を自分で開け、石段にかかります。角張った石が一応段のようになっているだけなので、正確な段数はわかりませんが、私のカウントでは10分、410段ぐらいで本堂に到着です。

 山の斜面で、地震があれば上から岩が落ちてきて、ひとたまりもないような場所です。鎌倉創建の懸け造りの本堂は、縁側の部分を回るだけで内部には入れません。「南無大悲大慈観世音と三回唱えよ」と書かれた正面で、鰐口をならし賽銭をいれますが、中は見えません。しかし風通しがよくて涼しく、見晴らしもすばらしいです。一面に杉が見えるだけですが。

 板の隙間から下を見ると、余計涼しくなります。縁側を回っていくと「閼伽井屋」があります。

 本堂では仏像は一切見られませんが、一段下りた所の地蔵堂の中には地蔵さんが見られます。途中に鐘もあります。世界平和を祈って? 撞きました。

 受付には40分程度で戻れます。この後待望の食事ですが、メニューだけで今までの文と同じくらい要しますので、またの機会に報告させていただきます。3時間かかりました。

(レポート:青丹吉さん)



■大悲山峰定寺

 午前10時に出町柳で落ち合い、京都バスで大悲山口へ。バス停に美山荘の方がワゴン車で出迎え、先に峰定寺へお参りに。

峰定寺

 受付で荷物を預かり、頭陀袋に財布を入れて肩にかけ、お茶を持ち、杖を借りて、仁王門を開けて急な400余の階段を登る。懸造りの本堂、お題目を3回唱える。本堂の縁側では涼しい風を受け、景色に感激しました。

美山荘

 部屋に案内されて昼食、いつも気配りと丁寧なサービスには感心します。女将さんが挨拶にこられて、何度も来てくださってのお礼、食事が出てきたので材料などをメモしていると、女将さんがお品書きを書きますので食事をゆっくり味わってくださいと。個人で行くとお品書きはありませんでした。

 途中で若女将が挨拶に。私の顔を見て覚えていらっしゃいました。デザートを部屋を変えて、カウンターの部屋で味わいました。3時間ほどかかり、帰りもバス停まで送っていただきました。

(レポート:shojiさん)



■大悲山峰定寺

 峰定寺

 京の山奥深くにあるお寺。まずは本堂で受付。天候不良なときは拝観中止、団体・子供お断りという厳しいお寺。修行のお寺だそうで・・・。

 一行は頭陀袋と杖を友に約400段あろうかという本堂への石段を登っていく。10分くらい経ったところで舞台づくり? のちょっと何かがあると、崩れ落ちそうな崖の横にようやく本堂を見る。内部は真っ暗で何も見えない。残念。本堂では山の上なので、風通り眺めが良く清清しい気持ちになりました。ただ写真厳禁なので、とても残念でした。ぐりぐりさんがいればイラストにしてくれたのにと思いました。

 あと本堂前にお題目を三回とあったので、しっかりと唱えました。秋に行くのもいいなあと思いました。

 美山荘

 自然派高級料理。山で取れるあらゆる素材を季節ごとに吟味して出してくるおもてなし、またお客様を大事にする精神、心意気を感じました。心身が癒される料理でした。次は宿泊したいです。

(レポート:noyesidoさん)



■大悲山峰定寺

 峰定寺

 10時に京阪出町柳駅の市バス乗り場で集合。市バス32系統で「大悲山口」に向かいます。鞍馬寺を過ぎたあたりから本格的な山道に入り、対向車とのすれ違いにも難儀する狭隘路を行くこと約1時間半、大悲山口に到着。

 昼餉の摘み草料理を予約している「美山荘」からお迎えのバンがバス停まで来て下さってましたが、乗降時には足元に踏み台を用意して下さり、まさに「下へもおかぬおもてなし」という感じでちょっと恐縮しました。

 美山荘に到着後、昼食前にまずは峰定寺に参拝。受付をすませて荷物を預け、お財布とペットボトルだけを渡された頭陀袋に入れて再び山門へ。山門を入ると直ぐに本堂まで続くつづらおりの石段が待ち構えてます。ここからは本堂までは「修行」ということで、金剛杖を頼りに石段を登ること400段余り・・・・。

 雨天時は入山禁止という苔むした石段ですが、晴天の真夏日だったせいかさほど危ないとも感じず、すたすた登りました・・といいたいところですが、やはり山道の階段、しかも他のお三方は健脚揃いということで、着いていくのに必死で途中からはまったく無言で登ること15分弱、ようやく断崖に張り付くように建つ舞台造りの本堂に到着しました。

 残念ながら本堂内部は真っ暗で仏像どころか何も見えませんでしたが、狭い格子戸の隙間からなんとかお賽銭を投げ入れ、戸口に書かれたお題目を唱えてお参りを済ませした。回廊に立つと谷を渡ってくる涼風が心地よく、しんとした深山幽谷の趣も格別。いつまでもぼーっと山々を眺めて居たくなるような場所で、400段登った甲斐がありました。

 ただ、足元を見ると板張りの隙間から下の絶景が垣間見えるので、高所恐怖症の方には少々スリルがあるやもしれません。

 下山後、受付でご朱印を貰い、再び美山荘へ。お待ちかねの「摘み草料理」とご対面です。「摘み草料理」と聞いて、なんとなく「精進料理」と勝手に思い込んでいたのですが、タニシや鮎やヤマメなどもあり、季節感溢れる滋味豊かな地の物をふんだんに使ったお料理でした。何よりも「おもてなし」の心の行き届いた場所で戴く美味しい料理に、心身ともに満たされました。また挨拶に来られた女将の人柄と気配りのこまやかさに、美山荘の人気の秘訣を垣間見た気がしました。

 暑いさなかでしたが、街中とはちょっと別世界で癒された一日になりました。

(レポート:noyesidoさん)







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