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第81回 「観音の里 高月ふるさとまつり」散策会 (08/08/03)コース:高月駅〜片山観音堂〜竹蓮寺〜冷水寺〜大円寺(高月観音堂)〜浄光寺〜渡岸寺〜来光寺(柏原薬師堂)〜光明寺〜磯野寺〜.普門寺〜松尾寺〜正妙寺参加者:noyesidoさん(幹事)、遊子さん、ながさん、shojiさん、わくぼんさん、あいすさん、みかんさん、juneさん、hiroさん、たかさん、日の出さん、ちーちゃんさん、青丹吉さん、ふくすけさん、ほーりー ■観音の里 高月ふるさとまつり 仏像好きにとって、ある意味で最も熱いスポット。滋賀県。京都や奈良に負けない仏像が数々おわしましながら、拝観できる日が限られていたり、交通の便が悪かったりと、悩みの深い攻略ポイントです。 その中でも素晴らしい観音像が集中している場所が高月町。東京国立博物館の仏像展で渡岸寺十一面観音に目が釘付けになった方も多いと思いますが(私もその1人)、町中のお寺に伝わる仏像を一斉に見ることができるチャンスが、この『観音の里たかつきふるさとまつり』なのです。そして今回は幹事のnoyesidoさんのおかげで、貸し切りバス。町中に点在するお寺を効率よく見ることができます。こんな企画、仏像好きの血が騒がないわけがありません。 高月の駅に10時に到着すると、駅前にずらりとそろう15人のメンバー。賑やかに話も弾みながら、バスへと乗り込みます。 最初に着いたのは片山観音堂。お堂が琵琶湖を見渡す高台にあり、船の安全を守護する観音様と言われています。厨子の中で頭が隠れてちょっと十一面が見にくいのですが、彩色も鮮やかで目の前をじっと見据える力強さが印象的です。お堂を背にすると広がる琵琶湖が、この観音様のスケールの大きさを感じさせてくれました。 続いて訪れたのが竹蓮寺。こちらは数々の歴史を潜り抜けてきた精悍さが窺える仏像です。平安時代に作られ、川に流れてきたところを拾われたとも伝わる観音様。現在は聖観音の姿をしていますが、もとは宝冠阿弥陀如来だったとのこと。身体に細かな傷がいくつもつきながら、ゆったりと目を伏した表情は、痛みも苦しみも超越しているようです。なんだか何を言っても静かにうなづいてくれそうな、もうちょっと時間を取って語り合いたい観音様でした。 冷水寺。ダレでしょう。「ひやみずでら」なんて読んだのは。こちらは口も目も半開き。ちょっととぼけた表情の十一面観音様です。が、それは世を忍ぶ仮の姿。 この仏像の中には戦で焼け焦げた聖観音菩薩が安置されており、鞘仏としての役割を果たしていたのです。ガイドの方が写真つきでこの胎内仏について熱弁を振るい、地元の方が作った胎内仏資料館には建設省の『手づくり郷土賞』が贈られるなど、ぼろぼろになった本尊をそれでも伝えようと鞘仏を作った精神は、新しいものを作り続けながら今に続いているようです。名物、水まんじゅうも冷たくて美味しかった! 大円寺(高月観音堂)。火避けの観音様として知られる仏で、本堂の中で火災避けのお札を配られていました。42臂の十一面千手観音ですが、手が多いとなんとなく仏様の迫力も増しますね。でもここで気になったのは釈迦苦行像のパネル写真。本物は歴史民族資料館にあるそうですが、骨と皮だけの身体にやたらと大きな頭。そんなに多くの釈迦苦行像を見たわけではないのですが、それでもこの像の痛々しさはかなり際立っているように思います。いつか本物も見てみたいですね! 次は、浄光寺。お接待のトマトが美味しいお寺です。十一面観音、阿弥陀、薬師の三尊が厨子の中に納められています。かすかに残る彩色が鎧に描かれてそうな武士風で、室町時代っぽい? です。それと図示の扉に描かれた鯉の滝登りの絵も、簡素ですが垂直な滝と跳ねる鯉に妙なエネルギーを感じます。隠れた名作かもしれません。 そして、そして。いよいよ渡岸寺。の、前に、昼ごはん。 渡岸寺庵というお店の前に、「ようこそ観音の里へ 宿坊研究会御一行様」と書かれた看板が! びびりました。さすがnoyesidoさんです。思わず看板の前で記念写真を撮ってもらっちゃいました。 そして、そして、とうとう渡岸寺へ。あの、十一面観音さまとの再会です。 腰をくいっとひねった肢体。水瓶を持つ柔らかなしぐさ。やばい。胸がドキドキしてきた。これはとんでもない仏様です。周りをぐるぐる回ったり、正面の椅子に座ってじっと眺めたり。これだけで一日はいられそう! 本当に吸い込まれていきます。立ち去るのがつらいです。 いつかまた会いに来るからね。そんな想いで後にしました。 それにしても、私が最近勝手にライバル視している人物の一人。仏像ガールさんがこの日ここにきていて、なんか挨拶してたとか。くぅー、面白そうなことしてます。 続いて来光寺(柏原薬師堂)。渡岸寺十一面観音様に憑かれて、余韻に浸っていたころですが、そんな暇はありませんでした。 来た! 薬師三尊と十二神将。何となく、この薬師チームはかっこよさで一番だと思っております。奈良の興福寺東金堂で出会った衝撃は忘れられませんが、その他にも金沢文庫で見た十二神将展や山梨の大善寺などなど、十二神将がずらりとそろうだけで、胸が躍ります(って、薬師はいらんのかいって突っ込みはなしで願います)。 なので小振りながらも十二神将がそろっていて、それだけで嬉しくなっちゃいました。 さらに光明寺。ここは恰幅のいい十一面千手観音様です。ちょっとメタボ気味……じゃなかった。ふっくら系で、顔が丸みを帯びています(身体はスマートですが)。十一面観音でこんなに男性的な顔つきな仏像も、珍しいんじゃないかな〜と思います。ダンディズムが漂っていて、なんか気になる仏様でした。 次は、磯野寺。小さな十一面観音にお会いしました。ちょっと濃い仏様が続いたので、あっさり素朴系でほっとします。なんかこんなお堂に自分が祀られちゃってていいのかな〜みたいな、戸惑いの表情があります(って、勝手に私が見えただけです)。金運が良くなる三光の松を頂き、財布にしまっておきました。 普門寺。いよいよ残りもあと3つ! 田んぼの中にある岡の上のお堂で、薬師如来と聖観音が安置されています。どちらもちっちゃく、お堂も合わせた素朴度は、磯野寺以上です。高月の地域一体は元は天台宗が中心だったが、みんな浄土真宗に変わっちゃったんだなど、地元のお守りの方に、貴重な話も聞かせていただきました。 ラスト2の松尾寺へ。ここも岡の中腹にあり、覚念寺というお寺を抜けた先(というより、松尾寺も覚念寺の一部?)にあります。そして聖観音かと思って見ていると、実は十一面観音というびっくり観音です。十一面の顔は冠の裏に隠れていて見えなくなっていました。衣の揺らめき加減が丁寧で、木彫りの温かみが感じられる仏像でした。 そしてラストの正妙寺へ。しかしここでまた、衝撃的な仏像が私達を待ち構えています。 十一面千手千足観音菩薩 ……? 聞き間違えではありません。千手”千足”観音菩薩です。なんと、手だけでなく足もたくさんある観音様。私もこれは初めて見ました。 歯をむき出しにして笑い、なかなかインドチックです。手も足もこんだけあると、こんがらがったらどうしようとか、余計な心配をしてしまいます。さすが高月。最後に最高の仏様が待っていました! そしてバスは長浜へ。ここでいったん解散となりましたが、有志で最後にタンク直結の本格ビールが楽しめる、長浜浪漫ビールへ。私は時間の都合で最後ちょこっとしかいられなかったのですが、ビールやふな寿司など楽しみつつ、散策話に華が咲きました。 (レポート:ほーりー) ■観音の里 高月ふるさとまつり 高月の地域の方々が観音様を大切に守っている姿に感動! 冷たいお茶や新鮮トマトのやさしいお接待に感謝! 観音様のお写真もたくさん撮らせていただきました。できれば次の機会にもまた訪れたいです。 印象に残った場所をいくつか簡単に。 まず最初の片山観音堂からは琵琶湖がよく見渡せて気持ちがよかったです。鮮やかな赤い花の花瓶を手にした観音様は、船の安全を守っていらっしゃるんですね。 三番目の冷水寺の胎内仏の歴史にはじ〜んときました。賎ヶ岳合戦で焼かれた痛々しい観音様を、鞘仏を造って中に納め大切にしているとのことです。そして帰り際に水饅頭をいただき美味しかったです! 四番目の大円寺では火災除けのお札を頂きました。 六番目の渡岸寺はお祭りモード全開で、出店も多く大変賑やかでした。メインの十一面観音様は、さすがに美しいお姿ではっと見とれてしまいました。 七番目の来光寺の小さな十二神将たちが可愛らしい! 境内には八幡神社、伊香具坂神社、佐味神社と野神(ケヤキの大木)が共存していて、まさにパワースポットでした。ここの大木が巡り巡ってだんじりのお神輿になったというお話も、興味深かったです。 九番目の磯野寺はキレイな蓮の花がお出迎え。「三光の松」という松の木があり、松葉を結んだものを頂きました。大切にお財布に入れてあります。 インパクトがあったのは、最後の正妙寺の十一面千手千足観音様。千足は未来千仏をさすとありますが、ホントに変わった面白い観音様でした。 (レポート:たかさん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 良い天気の中、18人乗りマイクロバスを借り切っての大掛かりな企画。まずは無事終わって良かったです。 さてお寺ですが、実は暑さと時間との戦い!? 自身のアルツとの戦いと、事務に専念していたというかで、正直、一部or極断片しか覚えておりませんが・・・。実に簡単で覚えているところだけですがレポートです。 片山観音堂 琵琶湖のほとりにあり、遠目には薄らと竹生島。どこもそうですが、小さいお厨子に入った観音様でした。所狭しと小さい厨子に入っておられるので、十一面が見えにくかったのが印象的でした。 竹蓮寺 2回目の参拝。やはり新しい光背が目に映りました。 冷水寺 何かよそと違う仏様の印象を受けました。顔の感じが少し違うからでしょうか? 帰りの水饅頭美味でした。 高月観音堂 こちらも2回目の参拝。観音様は見た感じ優しいお顔をされていて、どこと無く加藤登紀子? 似かと??? 駅の真裏なので、いつでもいけますよ! この間はいただきませんでしたが、今回は火のお札をいただきました。金庫に納めております。 昼食 なかたに ここは以前、奥琵琶湖観音めぐり定期観光でお世話になった店。ようこそ宿坊研究会御一行様とあり、なんだか嬉しくなりました。当日は芳洲弁当でした。量、見た目ともよく美味しかったです。次もここかな? 浄光寺 観音様のお厨子の扉に、鯉の滝登りの絵がありました。珍しいので印象に残りました。 渡岸寺 こちらは3回目の参拝。観音様は言うまでも無く絶品。ラインの美しさにうっとりです。 西野正妙寺 2回目の参拝。千手千足十一面観音。すばらしいの一言。今で見る漫画的走法をするのかと思って、クスッと笑みがこぼれました。 この地域の観音様への情熱? を感じました。こんなお祭りが全国にあればいいなと思いました。また何度でも訪れたいです。 (レポート:noyesidoさん) ■観音の里 高月ふるさとまつり うだるような暑さの中での散策でしたが、地元の方々の冷たいお茶のお接待で喉を潤し、多くの観音さまや人々との語らいに心を潤した一日となりました。 憧れ続けていた渡岸寺の十一面観音さまに、やっとお会いできました。今は収蔵庫の中ですが、そのおかげて360度からその美しいお姿を拝見することができます。どこから見ても完璧なプロポーションなのですが、ことに後姿の美しさ! わずかにひねった腰から足元にかけての線の優美さ流麗さに心を奪われました。 絶世の美人の横のほうで、小さな厨子に入って、一木造の十一面観音さまがひっそりと立っておられました。ふくよかな頬の穏やかなお顔で、私はこちらも好きです。 最後に行った正妙寺の十一面千手千足観音さまは、TVで見たことがありましたが、本当に不思議な仏様です。大慈大悲の観音菩薩でありながら忿怒の形相なんて、馬頭観音以外では見たことも聞いたこともありません。おまけに足が千本!? 他のお寺もそれぞれに、本堂に、あるいは小さなお堂に幾度もの戦火に遭いながらも、人々に大切に守られ伝えられてきた仏様の数々。触れられるほど近くに拝しながら、守り伝えてきた名も無き人々の願いや祈りに、思いを馳せずにはいられませんでした。 すごい存在感の大木も多くあり、高月の名前の由来になっていることも教えてもらいました(古代、槻(ケヤキ)の大木があることから「高槻(タカツキ)」と呼ばれていたのが「高月」になったとのこと)。涼しい木蔭を提供してくれる木はエライ! ありがたい! と、つくづく感じた夏の一日でした。 (レポート:游子さん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 今回はそれぞれのお寺のお当番さんがご朱印を下さるということで、大変手間取っておられ、noyesidoさんやわくぼんさんがお手伝いされている場面を何度も見ました。ご自身のお参りもそこそこに気配りをされているのを見て感謝いっぱいでした。 さすがに8月3日の観音巡りは少々きついものがありましたが、ジャンボタクシーのお陰で無事12ヶ寺を巡ることが出来ました。 その中で、なんと言っても一番は渡岸寺の「十一面観音像」でした。特にまるでビーナスを思わせるような美しい腰のラインにはうっとりさせられました。さすが日本一の十一面観音様です。 あまりにたくさんの観音さまを観て廻ったので、お寺の名前は元より、どこをどう廻ったかさえも記憶が定かではありません。shojiさんのHPを楽しみにしています。そんな中、心に残っているのは湖東山正妙寺の「十一面千手千足観音菩薩像」です。像高42センチあまりの小さい観音さまですが、千足には驚きでした。地元の人曰く他には無いとのことでした。 どこの観音さまも、地元の人が大切にされていることに感動でした。もしかしたらこういう仏さまを敬う心が今の日本に必要なのかもしれません。今回はいつもとは違った感動を覚えたお寺巡りでした。 (レポート:ちーちゃんさん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 全部で12寺巡りましたが、それぞれのお寺が地元の方に大切に護られており、どのお寺も良い印象を受けました。 冷水寺に祀られている十一面観音坐像は、1702年に造られた鞘仏(さやぼとけ)です。元々の観音様は賤ヶ岳の合戦の折に焼損してしまい、その姿を痛ましく思った村人により、焼損した観音像を胎内仏とする十一面観音坐像が造られました。 案内の方が最後に紹介してくれた言葉、「あの賤ヶ岳合戦で焼討に逢った観音像を鞘仏まで造って今日まで護ってきた先人の魂、真心を体感してください」が印象に残りました。 柏原阿弥陀堂(来光寺)では、お堂でお参りをし、御朱印を書いて頂いたのでバスに戻ろうとした時、案内の方が野大神様(のがみさま)のことについて色々話をしてくれました。境内にりっぱなケヤキの老大木があり、野大神様として祀られていました。 長浜駅で解散する時、関東から参加した人たちの中で私だけが当日に帰り、他の方々はまだ関西に残ると知って、皆さんのアグレッシブさに驚きました。 (レポート:日の出さん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 近江観音めぐり企画では幹事のnoyesido様はじめ、参加の皆様にはお世話になりました。 はじめてお会いする人とも、気軽にお話でき楽しかったです。一人では廻りきれない観音めぐりを、12箇所も1日に廻ることができ幹事さまや、宿坊散策会のみなさまのおかげだなと実感しました! 写真や、お寺の由緒書等たくさんいただいたのですがまだあまり整理しきれていません。 渡岸寺の国宝十一面観音さまはやはり美しかったです。本堂に先に行こうと思ったら人の流れはその横の鉄筋の収蔵庫へ〜・・。そこにいらっしゃいました。本当は本堂にいていただきたいのですが、やはり防災上の関係から仕方ないですね。明るい収蔵庫で間近でじっくりみることができました。やはり完璧なプロポーションと頭上の十一面が大きめで、そのお顔の表情までじっくり見れました。 今回、どこのお寺をめぐっても地元の人によって大切に守られているお堂ばかりで、地域の人の思いは素晴らしいです! また、神社の境内のなかにお堂があるケースも多く明治の神仏分離の後でも、どちらも地元の神様、仏様として一緒に地域を守っているのだなと思いました。 (レポート:みかんさん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 宿坊散策会に登録させて頂いて1ヶ月、初めての参加でしたが気さくに皆さん声かけてくれたので楽しく過ごすことができました、ありがとうございます。本当にお寺が沢山密集していて、しかも地元の人たちが無料でお茶やプチトマトをくれたりと、とてもフレンドリーで感激しちゃいましたね(TдT)うぅ 沢山の観音さまを見ましたが、あんな目の前で、手を伸ばせば届きそうなそんな距離で拝見できるなんて、本当に驚きと感動モノです。参加して本当によかったと思いました! これからもよろしくお願いします〜! 家に帰ると6箇所も蚊に刺されてプクーッと腫れていました(ノ∀`)タハー (レポート:福助さん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 小さな街なのに、たくさんのお寺があるので驚きました。どのお寺も地元の方がおられ、無料でお茶を出してくださいました。マイクロバスでのお寺巡りとはいえ、暑い日なので冷たいお茶はすごくうれしかったです。訪れる人を快く迎えて下さる地元の方の温かさが心に残る一日でした。今までお寺巡りをしていて感じたことがない感覚です。 10以上のお寺を巡り、観音様をたくさん見ました。それぞれ特徴があり、特に最後の観音様は足があり、立っておられる大変珍しいものでした。 (レポート:hiroさん) ■観音の里 高月ふるさとまつり 今回廻ったお寺は、 ・片山観音堂 ・竹蓮寺 ・冷水寺 ・高月観音堂 ・浄光寺 ・渡岸寺 ・来光寺 ・光明寺 ・磯野寺 ・普門寺 ・松尾寺 ・正妙寺 の12箇寺でした。 今回は皆さん書かれてますように酷暑の中での散策会となり、体力的には厳しかったのですが、お接待で頂いた冷たいお茶や冷えたトマトなどが、大変ありがたく美味しく感じられました。 中でも3年越しの念願かなってようやくご対面できた渡岸寺の「十一面観音」には、感激ひとしおでした。保存の為、ということでお堂の中ではなくコンクリート造りの宝物庫に安置されており若干残念な気もしますが、おかげで360度間近に見ることが出来、なかなか見ることができない背面の暴悪大笑面もしっかりと拝観出来ました。数ある十一面観音像の中でも、日本一とまで言われるのも納得の素晴らしい観音像で、なかなか立ち去りがたく感じました。 その他にも、長らく人知れず鞘仏の中に収められたままであった冷水寺のやけぼっくいになった聖観音菩薩や、最後の最後に正妙寺でお目にかかった世にも珍しい「千手千足観音」など、大変印象的な仏像とも巡りあうことが出来、大変有意義な一日でした。 長浜にて解散後に立ち寄ったビール工房での懇親会も、ちょっとの予定がハナシも弾み、大変楽しい時間になりました。 (レポート:あいすさん) |
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