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第75回 「高槻広智寺普茶料理」散策会(08/06/01)コース:離宮八幡宮〜妙喜庵〜宝積寺〜山崎聖天〜高槻広智寺〜上宮天満宮〜伊勢寺〜霊松寺〜慈眼寺〜安岡寺参加者:noyesidoさん(幹事)、わくぼんさん、たかさん、ヒロナさん、shojiさん、なえさん、あいすさん、みかんさん、青丹吉さん、ながさん、モモさん ■高槻広智寺普茶料理 妙喜庵に朝9時半に前もって呼び出しを受けておりましたので、9時15分に山崎駅集合。まだ15分あるからということで、離宮八幡宮へ。製油の発祥の地、かの斉藤道三も許可を得に来たそうな・・・。 参拝後、妙喜庵へ。中は残念ながら写真撮影禁止。ガードの厳しいこと。萎びた古めかしい佇まいの茶室。なんかあったら真っ先に倒壊するでしょう。恐らく。そして静寂(電車さえ走ってなければ)のお庭。ごろんと一日、ぼーっとしたかったです。 昨日は小山登り、今日は山坂登りと、結構急な坂を登って宝積寺、山崎聖天とそれぞれ参拝。山崎にこんなところがあったのだなーと思いました。なにしろ山崎=山崎の合戦。でしたので・・・。その後、予定通り高槻にてA,Bコース合流(Aコース=全て、Bコース=高槻から)。 一路広智寺へ。すると広智寺付近の遠くのほうで、お坊様が一人立っている。私はなかなか見えませんでしたが、青丹吉様が気づかれ、もしや我々を待っているのでは? とおっしゃいましたが、私はそれはないだろうと答えました。が、しかし! 近くに寄ると、今日のお料理の予約の方ですか? の一言。青丹吉様正解○でした。 そして丁寧なお出迎え受け、一同食事場所へ、までは良かったのですが、なんだか強面のしかも黒ずくめの人達で寺内一杯。どこかの某職の人たちの法事? だったみたいで・・・。少々緊張ぎみになりました。 まあそれはさておいて、今回は食事前に本堂にて正式参拝といいましょうか? お坊さんの読経および木魚、おりんのバックミュージックつきお参りとなりました。これは何度か普茶を食べましたが、初めての体験でした。また黄檗宗にはお経の中国読みがあるそうで、今回それもはじめて聞きました。声明みたいな感じでした。 その後、食事。普茶作法はどこのお寺でも同じですが、味、見た目は各寺とも違いがあるのをまた感じました。前日のこぬか薬師さん同様、味、見た目で楽しませていただきました。 印象に残ったのは、茶色の練り物の揚げたもの? です。自分ではグルテンだと思っていましたが、答えはレンコンのすり身。歯ごたえが相当あり、初めての食感でした。最後にメロンがでてきたのが、妙にうれしかったです。 食事後、引き続き周辺を散策。上宮天満宮、伊勢寺、霊松寺、慈眼寺、安岡寺と急いで参拝。それぞれのお寺とも有名ではないけれど、由緒、歴史をお持ちのようで、私なりに満足いたしました。参加の皆様は如何であったでしょうか? またじっくり参拝したいです。 (レポート:noyesidoさん) ■高槻広智寺普茶料理 先日の高槻広智寺普茶料理企画に参加して来ました。朝から気温がぐんぐん上がる中、JR山崎駅前集合。目の前に妙喜庵があってびっくり。徒歩10歩位です。予約していた時間より早かったので離宮八幡宮へ行きましたが、昔はこの辺り、荏胡麻の産地だったんですね。寺を巡るとその地域の歴史が見えてくるので楽しいです。社務所には瓶入りの荏胡麻油が発売中。興味がある方は是非どうぞ?! 宝寺(宝積寺)は個人的に行こうと思っていた場所だったのでラッキーでした(しかしアプローチ路は急勾配で、翌日筋肉痛に・・・)。ぬかりなく打ち出の小槌型お守りをゲット。 高槻市に移動して、広智寺さんへ。私は普茶料理は初めてだったんですが、こちらの料理は味が濃いめだそうで、やはり中国料理がベースだからかな? などと素人考えをしていました。高槻市内のお寺はどれも初めて名前を知った場所ばかり。御朱印を快く引き受けてくれる所もあれば、住職様が不在で御朱印ゲット出来なかった所もあり、観光向け寺院以外はこういう時ドキドキしますね。 皆さん少しお疲れだったので、JR高槻駅前のショッピングモール内にあるカフェで休憩しました。私達が一気にテーブルに座ったのでビックリして逃げた若いおねえさん、ごめんなさい。 (レポート:ながさん) ■高槻広智寺普茶料理 離宮八幡宮:妙喜庵の拝観時間まで少し時間があるとのことでうかがいました。ご朱印も頂きました。 妙喜庵:ほんとに山崎駅目の前にありました。千利休ゆかりの茶室を拝観。小さな茶室で、ちょっとした振動で壊れてしまいそうな感じでした。狩野派の襖絵がありました。 宝積寺:線路を渡り、坂道を登っていきました(この時点で結構暑く、日傘をさしてました)。山崎の合戦ゆかりの地。本堂、閻魔堂を拝観。 山崎聖天:一度、坂道を降り、線路沿いにあるいて、更に急勾配の石段を登って行きました。帰りに気がつきましたが、迂回路が横にありました。。。 高槻広智寺:お料理を頂く前に、本堂にて参拝。読経と木魚つきで新鮮でした。その後、普茶料理を頂きました。こぬか薬師の普茶料理より若干ですが味がはっきりとした感じでしたが、おいしく頂きました。 上宮天満宮、伊勢寺、霊松寺、慈眼寺、安岡寺 高槻周辺にもこんなに社寺があるのだと思いませんでした。京都ばかり目がいってしまってたので、とても新鮮でした。 この日の日中は暑くて、暑さに弱い私は歩いているうちに、顔が真っ赤になってしまい(汗をかかない体質なので)、皆さんに気を使っていただいてしまい、すみませんでした。 今回、知らない社寺ばかりを拝観させて頂いて感動しました。こんなに沢山あるんだと驚いたと同時に、できる限り行ってみたくなってしまいました。色々、お話を聞いていて、皆さん、よくご存じだな〜と、興味深く聞かせていただきました。このような企画がありましたら、参加してみたいです。なかなか、東京からなので難しいところもあるのですが、調整をつけて参加してみたいです。 (レポート:ヒロナさん) ■高槻広智寺普茶料理 遅刻してしまい直接、広智寺に行きました。階段を登りきると、黒づくめの男衆が‥‥。なんか雰囲気違います。「仁義なき〜」か「覚悟しいや」の世界のないような‥‥日本刀を持ってたり。 玄関に入ると黒靴が沢山あって圧倒されますが、奥に歩きつかれた運動靴が並んでいて、ちょっと安心。勝手に上がりこむと、廊下で住職さんに会い「普茶料理はあちらのお座敷です」と案内され、何とか合流。皆様、申し訳ありませんでした。 お茶を飲んで本堂へ。住職さんの読経とお焼香。般若心経に続いて中国語のお経もありました。 いよいよお食事。お酒は前もって注文だったのですが、追加もOKでした。きっとあちらの法要で、大量注文があったのでしょう。あまりお腹が空いてなく、箸が進みませんでした。飲み出すとますます食べなくなるのですが、何とかノルマを果たそうと必死に口に運びました。 食事の後の散策は、飲んだ老体には堪えます。ぜーはー言いながら、皆様に付いて行きました。暑さも重なって、かなりへばりました。普段は降りそうにない土地のお寺を散策できて、御朱印マニアとしてはとても楽しい一日でした。 (レポート:わくぼんさん) ■高槻広智寺普茶料理 ・妙喜庵 国宝茶室の「待庵」は狭く暗く、秀吉に躙り口をくぐらせてあざ笑う利休の顔が見えるようです。こんな所に長居をすると首を斬り落とされかねないとぞっとしましたが、その不安がまさか現実になるとは。 ・宝積寺 急坂の上の寺。閻魔大王と司命・司録像に睨まれ、打出の小槌を買うのを忘れました。 ・山崎聖天 急な石段を上ると意外に広い境内です。本堂はお勤め中のようで入りにくかったのですが、つぶやくようなかすかな声のお経? が印象的でした。やはり聖天さんは秘仏です。 ・広智寺 良い社会勉強になりました。ナスの煮物と炊き込みご飯がおいしかったです。 ・上宮天満宮 鳩と猫が多数いました。 ・伊勢寺 百人一首の「伊勢」ゆかりの寺とのこと。蚊が多数いました。 ・霊松寺 「法事で散らかって」とのことでしたが、きれいに片づいた本堂でした。ただ内陣の上には「維那」「首座」など、役目を書いた紙がつるされていました。 ・慈願寺 倉庫のような本堂でした。 ・安岡寺 坂続きだった本日のとどめを刺す石段を上りました。行きも帰りも運転手にせかされながら、バスに駆け込みました。 (レポート:青丹吉さん) ■高槻広智寺普茶料理 【妙喜庵】 集合場所のJR山崎駅より徒歩10秒くらい? 駅前のロータリーの一角でした。 中に入ると雰囲気はひっそり感漂うお庭に茶室・・でしたが、いかんせん、ロータリーに出入りするバスやらの騒音でにぎやかすぎる環境なのが残念。2畳の茶室は、中に入るとそれなりに落ち着けるのかもしれませんが、まだまだ風流を解せない未熟者なせいか、庭から見るとなんとなく座敷牢のように思えてしまいました・・・。 【宝積寺】 坂の街神戸の住人ですが、ここの坂道はかなり筋金入りでした。聖武天皇の建立? による由緒あるお寺で、打ち出の小槌で有名だそうです。閻魔堂に祭られた、閻魔様とその眷属衆が生き生きとした迫力で印象的でした。 【山崎聖天(観音寺)】 こちらも宝積寺の坂道に劣らずハードな石段でした。さすがは天王山?! 霊験あらたかな聖天さんを信仰する方がたは今も多いようで、こんな山中なのに参拝する人が後を立ちませんでした。 そして、ここの境内の狛犬を見てみなさん狛犬チェックに抜かりなく、再び狛犬談義に。 【広智寺】 JRで高槻まで移動して、徒歩で広智寺へ。こちらは先ほどまでの山崎と比べると平坦な街中の移動でした。 門前にてお坊様の丁重なお迎えを受けて、境内へ入ると、そこにはおびただしい黒服の男性の一団がいらっしゃいまして、ちょっと面食らう雰囲気。ここで一同、お出迎えに来てくださった理由に深く納得しました。 食事の前に、近代建築な感じの本堂に案内され読経までして頂き参拝。般若心経のあとに唱えられた、中国語読みのお経が不思議なリズムで印象的でした。 前日に引き続き普茶料理でしたが、同じ黄檗宗の普茶料理とはいえ、お寺によりけりかなり違うものだなと思いました。味付けは、こちらの広智寺のほうが若干濃い目に思えましたが、「もどき料理」の醍醐味を味わわせて頂きました。 午後も晴天の中、引き続き近隣の寺社を散策。上宮天満宮、伊勢寺、霊松寺、慈眼寺、安岡寺などいずれもなかなか1人では参拝できないところばかりで、前日に引き続き、有意義な一日を過ごさせていただきました。 (レポート:あいすさん) ■高槻広智寺普茶料理 快晴で夏のような陽気の一日でした。高槻駅で合流すると、みなさんのお顔が赤くほてっていて、お疲れの表情の方もおられて、「午前はハードだったのね…、食べるところからの参加でスミマセン…」と思いつつ、広智寺へ。 <広智寺> 本堂にて般若心経の読経の中、一人ずつお焼香をさせていただきました。ご本尊の観音様は木肌がそのままの、珍しい、でも美しい観音様でした。こちらの普茶料理は、こぬか薬師さんより若干濃いめで甘めの味付けのように感じましたが、それぞれに美味しく、「これはなにでできているんだろう」と語り合いながら楽しくいただきました。 <上宮天満宮> 「この境内は人間だけでなく動物も鳥も仲間」というような趣旨のことが書かれていたのですが、本当に多数の猫(数えたら11匹)と多数の鳩が憩っておりました。のどかでした。 その後、伊勢寺、霊松寺、慈願寺など徒歩で巡りました。それぞれのお寺は、由緒も、お庭も、ご住職のご対応も、それぞれに特徴があっておもしろかったです。また、今回、noyesidoさん、shojiさん、わくぼんさん、青丹吉さんは歩くのがとても速く、Gメン歩きの後ろ姿を追いながら、みんなで「さすが四天王は歩くのが速いなぁ」と言い合っていました。すぐ引き離されてしまうので、私たちも精進しなければ、と思いました。 最後はバスに乗って安岡寺へ。 <安岡寺> バスを降りて少しいくと、昭和のようななつかしい田園風景が広がって、すっかり遠足気分でした。安岡寺は石段がかなりきつく、内心「げ〜…」と思っていたのですが、登り切った後は、お庭で涼み、本堂でゆっくりできました。 今回、みなさんが御朱印を集めておられるのがとても楽しそうで、私も始めようかなと思いました。一人では決して来ない高槻に、こんなにお寺があると知って驚くとともに、貴重な体験をさせていただいたことをとても感謝しています。 (レポート:なえさん) ■高槻広智寺普茶料理 妙喜庵の約束時間が9:30。15分ほど時間があるので、しょうゆ発祥の地である離宮八幡宮へ。時間になったので妙喜庵へ。ここは3年前にJR東海のイベントで拝観。利休の究極の2畳の茶室。最近、JR、新幹線、阪急の沿線で振動で傷みが早いとのこと。 JRで高槻に。高槻の寺は私は初めてで期待大。廣智寺では最初に本堂で般若心経でお参り。本堂など建物は新しいが、本尊・多臂観世音菩薩立像は平安時代の作。カヤの一木造り。初めは腕6本の十一面観音と思われていたが、解体修理により2本増え、八臂の観世音菩薩立像であることが判明。珍しい仏様を拝観して感激しました。 後、少し味付が濃い普茶料理。昨日とは味が違って美味しくいただきました。食事後、上宮店神宮、伊勢寺、霊松寺、慈眼寺と安岡寺とお参りしました。 (レポート:shojiさん) ■高槻広智寺普茶料理 大阪に住んでいながら初めて聞くお寺ばかりでした。 ○広智寺 こぬか薬師さんにくらべると少し甘めの味付けでした。同じ普茶料理でも違いますね〜。エレベーターもあり、近代的な感じもありました本堂では、お経をあげていただきご焼香をさせていただきました。ご本尊がすばらしく、木の質感がありました。 あまり有名寺院ばかりではなく、隠れ寺のようなお寺めぐりも楽しく、2日間お世話になりました。また参加のときはよろしくお願いします。 (レポート:みかんさん) ■関連リンク 広智寺 |
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