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第43回 「湖東三山ツアー」散策会(06/09/23〜24)

 コース:9/23(Sat) JR彦根駅⇒多賀大社⇒西明寺⇒金剛輪寺⇒百済寺⇒永源寺⇒宿坊真静院(泊)

9/24(Sun) 長命寺⇒日牟礼八幡宮⇒瑞龍寺⇒竹生島(宝厳寺,竹生島神社)⇒彦根城

 参加者:カズさん(幹事)、みかんさん、ふじさん、まりこさん、游子さん、Shojiさん、マリベルさん、ちーちゃんさん、葉月さん、むらさん、めぐさん、ねいさん、ちずさん、Hiroさん、りつさん、わくぼんさん、ながさん、ほーりー
長命寺石段
■湖東三山

 今回の湖東三山ツアーですが、過去最高の参加者が集まりました。それだけこのツアーの関心も高く、幹事をした身としては無事に終わったという気持ちが強いです。

 そもそもこの湖東三山は去年の秋に秘仏開帳の記事を知り、1年間温めていた企画でもありました。湖東三山にプラスして竹生島と宿坊を組み合わせ、なんとか企画としての形を整えて、MLに送信。

 次に考えたのが、いかにして幹事の仕事を極力減らすか、という方法。湖東三山は近江タクシーを利用したので、ほぼ何もせずにOK。日曜日はガイド役がいないので独力で行動しなければなりませんが、事前に割り振りをしていた役割分担がうまく機能していたと思います。企画に参加した方も、自ら企画を動かしているという実感を持てたのではないでしょうか?

 さて、土曜日の湖東三山。シーズンごとに近江バスのシャトルバスが運行されていますが、観光タクシーを利用しました。人数が多いほど一人頭の料金が割安になり、しかも多賀大社をルートに加えたり、通常ルートの逆でお願いしたり、近江八幡の宿まで送ってもらったりと、大変お世話になりました。ツアー当日までの連絡のやり取りも非常にスムーズであり、そのため次回の湖北・湖南も近江タクシーを使おうと考えています。

 宿坊の真静院ですが、10年前に宿泊した時の記憶が蘇りました。部屋とかの面影は残っていませんが、バス停までのうっそうとした階段が記憶に残っており...。同じく、長命寺も10年前と変わらず、長い石段の参道がありました。個人的には初級レベルの石段だったのですが、予想に反して次々と遅れる人が...朝イチの長命寺はミスチョイスだったかなと、後ほど考え直したりしました。

 日曜日の近江八幡市街地、竹生島めぐりも、何の問題もありませんでした。移動も散策も食事も、滞りなく。この時ほど、企画のだいご味を味わったことはありませんでした。皆さんが協力して手配や段取りをしていただいて、幹事はそれを最終的に意思決定するだけ。これが本来のあるべき姿かなぁ〜と感慨にふけったりしました。参加された皆様、ありがとうございました。

(レポート:カズさん)



■湖東三山

 東京駅から夜行バスで京都へ。そこから滋賀県へと電車で戻って彦根の駅へ。なんと彦根駅へ直通の夜行バスもあったそう(葉月さん情報)なのですが、その存在を知らずに京都まで行ってしまいました。

 そして彦根。時間までは少し間があったので、庭の有名な龍潭寺などに出かけてから集合。初日に出かけたのは多賀大社、湖東三山、永源寺。多賀大社は広々とした境内と横に大きく広がる拝殿が印象的な、伸びやかな神社でした。移動中にタクシーの運転手さんと話していると、伊邪那岐(いざなぎ)が降りた杉坂山なども教えてくださり、神話の地であることを実感しました。

 そして現在三山同時ご開帳中の湖東三山。西明寺は本尊薬師如来がご開帳され、日光・月光菩薩や十二神将、四天王などで須弥壇を形成する豪華な構成! 国宝の本堂と三重塔も桧皮葺の落ち着い造りで、山の中にあるとは思えない建物です。

 金剛輪寺は「生身の観音」と呼ばれる聖観音菩薩がご開帳。こちらのお寺にも多くの仏像が並んでいましたが、中でも日本最古と言われる鎧をまとった大黒天がしっかりと公開されていたのには驚きました。以前の公開時にはパンフレットにドバンと写真が載っていたので、まさかここでも見られるとは思わず。格好良かったです!

 そして百済寺。十一面観音ご開帳ですが、ここの仏像は申し訳ないですが、少し私としてはいまいちかも。なんか顔とか手の長さとか、バランスの悪さを感じてしまいます。ただ湖東平野から比叡山まで見渡せる眺めはピカイチです。

 最後に回ったのは永源寺でしたが、ここでは宿坊の永源寺会館をちょっぴり覗き見して、あとは境内をプラプラ歩いてきました。この辺り、どこもモミジがたくさんあって、秋になったらどれだけきれいなのだろうと想像させられる景色が続きます。もっとも、その分人も多いので、のんびり歩くことは出来なくなるかもしれませんが。

 最後に辿り着いたのは長命寺宿坊の真静院。琵琶湖が眺められるベストスポットで、静かな環境。夜は真っ暗で星明かりはきれい。近くの自販機までお茶を買いに行こうとして、あまりの暗さにドブにはまったのは内緒です(しかも自販機まで辿り着けなかった)。

 次の日。朝は早起きして琵琶湖まで散歩。食事をしてから長命寺まで、808段の石段登り。確かにこれだけの階段を登ってお参りしたら、嫌でも寿命は延びそうです。本堂・護摩堂・鐘楼・三重塔と重文級の建物が建ち並び、宿坊よりさらに高い位置からの琵琶湖の眺めも見事でした。

 続いて日牟礼八幡宮と八幡山(瑞龍寺)。近江八幡の街から宿泊した長命寺山とさらに向こうに広がる琵琶湖。今回の散策はどこに行っても琵琶湖が見えて、琵琶湖を起点に自分の位置を測る面白さがありました。

 そして最後は竹生島。散策の中心となった琵琶湖をフェリーで駆け抜け、宝厳寺と竹生島神社を目指します。湖に入ってもまた石段石段の連続で、 そろそろ悲鳴を上げ始めている方もいましたが、こんな湖の中なのに国宝・重文の建築物があったり、様々な文化財が見られたりと、歴史の宝庫でした。

 一部の方とは彦根まで戻った後に彦根城に立ち寄り、天守閣で一息。殿様気分を味わってから帰宅。散策の合間や宿坊では多くの方といろんな話で盛り上がり、本当に楽しい2日間でした。

(レポート:ほーりー)



■湖東三山

 私は大阪在住ですが、滋賀県のお寺は初めてだったもので、印象は「なかなか滋賀県も歴史があり奥深いな」と思いました。恥ずかしながら湖東三山を無知なままの参加でしたので、正直少々気が引けていましたが、「参加し楽しむことが大切だ!」と自分に言い聞かせ(!?)初対面の方々もお久しぶりの方々も合わせて、18名元気に出発しました。なんだか修学旅行の気分を思い出して、とても懐かしくわくわくしてきました。

 各々のお寺の説明は割愛しますが、金剛輪寺の「血染めのもみじ」という表現がやけに心に残っています。紅葉の時期はとんでもなく人が訪れるのだろうなと想像しますが、一度は見てみたい血のような紅葉を!!!

 今振り返っても、翌日朝いちの「長命寺への“オニ”のような階段」には、ノックアウトされましたが、、、お昼ご飯で少し回復しました。(笑)近江八幡名物の「赤こんにゃく」がおいしかったです。色と味がアンバランスなのが又面白い! あの赤色は、「三二酸化鉄」という食品添加物によるもので、鉄分、カルシウム、食物繊維などが不足がちな女性には特におすすめの逸品のダイエット食品のようです!(余談・・・)

 さて、疲労のせいか? 竹生島へのフェリーでは、爆睡してしまいましたが、到着したら待ってました! 大好きな階段が!! でも長命寺での免疫があったので案外、楽ちんでした。人間は鍛えれば(慣れれば!?)どうにかなるものだなぁと思いました。そこは神仏融合という感じで、蛇が祀られていてとても神秘的でした。何か起こっても不思議ではなさそうです。帰りのフェリーでも爆睡。よく寝るなぁ。。。彦根城にも体力・気力が有れば行っていたかも知れませんが、残念ながら見送り班でした。参加された皆さんいかがでしたか?

 そんなこんなで、湖東三山は無事終了することが出来ました。階段のオンパレードは、もう暫くはお腹いっぱいですが、自分の体力のなさを痛感しました。もっと鍛えねば!!! また今回は、字面からもお分かりのように盛りだくさんのツアー内容で、個人では味わえない充実した2日間でした。本当に皆さんに感謝します。実生活に戻ってまた前進出来そうです。

(レポート:めぐさん)



■湖東三山

 うまい具合に台風がそれて、お天気にも恵まれ、人にも恵まれて(ご同行の皆様、近江タクシーの運転手さん、宿坊の真静院さん、また彦根港へのレトロバスの運転手さんとボランティアガイドのおばちゃん、等々、お世話になりました。ありがとうございました。)よく歩き登り、見て聞いて、食べて笑った楽しい二日間の旅でした。

 湖東三山の秘仏本尊ご開帳は史上初ということで楽しみにしていましたが、一日3ヶ所以上まわると記憶がごっちゃになってしまう自分の頭がうらめしい・・・どの仏様・どのお庭がどこのお寺のものだったやら(--;)。やはりカメラは持ってゆくべきでした。

 けれどもそれぞれに趣のある参道、美しい庭園や堂々たる建築物など存分に楽しめました。また、仁王門ではなく、四天王のうちの二体(広目・多聞)が寺の守りにつく二天門というものも今回初めて知りました。

 臨済宗道場の永源寺の境内の清浄な空気は、殊に印象に残りました。いつか宿坊の永源寺会館に泊まって、早朝の冷たい空気にも触れてみたいものです。

 宿坊の真静院ではこだわりグッズを見せてもらったり、珍しい(へたくそな!?)字のご朱印を見せてもらったり、おしゃべりに花が咲きました。また、食堂に食前・食後の言葉が貼ってあったので、皆で読み上げて「いただきます」「ごちそうさま」を言いました。

 二日目。長命寺の階段はわれながらよくぞ脱落せずに登れたものだと思いましたが(ま、登るよりしょうがないんですけど・・・)、登りきった時には、足はガクガク、心臓はバクバク、頭はクラクラでした。ご本尊さまには『とにかく、皆が(私が?)無事にこの階段を降りられますように。無事に家に帰れますように!』とお祈りしてしまいました。

 近江八幡の瑞龍寺でも階段、竹生島では165段の急階段が待っていましたが、長命寺にくらべればかわいいもんです。竹生島でお香「竹生嶋香」と七福神の手拭いを購入。桟橋の売店で買った初あゆの醤油煮もおいしかったです。

 しかし、不思議なもんですな。日常生活に戻りますと、職場までの7階までの階段が、よう登りきらんのです・・・

(レポート:游子さん)



■湖東三山

 各お寺の説明は多すぎて書ききれへん! ので印象に残ったところを。

◆多賀大社:ここに多賀しゃくしというご飯をよそうしゃもじ? が境内にたくさんあり、みなさんお願い事を書かれていました。やはり幸せ、お願いをよそってくれるんでしょうか? イザナミ、イザナギの二神を御祭りされていました。反り橋があり、大阪の住吉大社の太鼓橋のように急でした。残念ながら渡るのは禁止でしたが。

◆湖東三山:私もごっちゃになっております・・。どの仏様もすばらしかったはずなのですが・・。タクシーの運転手さんがガイドもかねていろいろ説明していただきました。住職さま、1代に一度の特別開帳するお寺、西明寺は住職さまのお年を聞いてこれは今行かないともう見れへん! 来て、よかったです。私は、金剛輪寺の聖観世音菩薩様ー生身の観音さまーが素朴な感じで一番好きでした。お寺さんの説明では、未完成という人もいるとか。彫刻しているときに血が流れたところでとめたといういわれがあるらしいです。

◆永源寺:湖東三山のにぎわいから離れ紅葉の名所永源寺へ。シーズンから離れているせいもあり、禅寺らしい静寂な雰囲気でした。

◆瑞龍寺(村雲御所):近江八幡の駅からロープウェイで山上へ。豊臣秀次の菩提所です。ここでは門蹟さまの説明、お寺のかたの案内があり、琵琶湖の眺望もよくアットホームな感じで、和やかに説明していただきました。昼食は近江八幡の”喜兵衛”さんへ。ここはおすすめです。

 今回のツアーではやはり個人でまわったのではできないほどたくさんのお寺を廻れ、説明していただきました。お寺にいくのは好きなんですが、あまり知識がついていってないところもあるのでたとえば、三重塔、山門にはそれぞれ決まった仏様がいるとかを聞いてなるほど! とおもうことが多々ありました。ただぼーっと見て廻るのもいいんですが、そういう知識があればもっと楽しめるなと思いました。

 でも、今回の石段攻撃にはしんどかったです。1人では途中であきらめるところを、今回は行かなきゃ仕方ないというのもありましたが、無事いって、帰ってこれました。今回、はじめてお会いした人ばかりでしたが、みなさん親切で、お世話になった皆様には本当に感謝しています。

(レポート:みかんさん)



■宿坊 真静院

 寺社についてはみなさんがすばらしいレポートを書かれたので、私は宿坊について書こうと思います。

 まず、宿坊ってどんなところだろう? と思いました。お寺の本堂に泊まるのではなく、宿泊施設があることは分かりましたが、どんな施設なのだろうかと。私は前に一度泊まったことがあるので大体分かりましたが、初めての時は何も分からず、電話でいろいろ質問したのを覚えています。

 部屋は和室です。大部屋がいくつかあります。決して新しいとは言えないですが、それは問題ではないです。夜になると真っ暗で、非常に静かな場所でした。空には星が見え、虫の音が聞こえます。風呂はいわゆる大浴場でした。シャンプーとせっけんはあります。必要なものは揃っていました。

 食事は満足できる内容でした。近江八幡名物の赤こんにゃくが出てきたのはうれしかったです。夕食はものすごく量が多く、食べきれない人続出でした(笑)。

 パソコンを見ることなく、携帯もほとんど使わない2日間。みなさんとお話ししたり、近くを散策したりして過ごし、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。湖東三山ツアーは修学旅行のようでした。友達と行く旅行とは違った感覚。楽しくて充実した2日間でした。こんな経験をしたのは久しぶりです。

(レポート:hiroさん)



■湖東三山

 今回のツアーは観光タクシーを利用したり、事前に移動手段と交通機関の時間をしっかり調べていただいたため、2日間でかなり多くのお寺に行くことができて、内容の充実したツアーでした。

 秘仏公開中の湖東三山の仏像はもちろんのこと、それぞれの建物、庭園など、説明をいただきながら堪能させていただきました。その中でも私の印象に強く残っているのは、2日目の長命寺の階段です。本当に朝からやられました。自分の体力のなさを痛感しました。でも、お昼に近江八幡の喜兵衛でおいしい食事をいただいたらすっかり元気になって、遠方からの参加にもかかわらず、最後の彦根城までご一緒できました。

 ちなみに彦根城は来年築城400年とのことで色々イベントがあるようです。400年祭のマスコットキャラクターのひこにゃんは兜をかぶったネコでかなりカワイくてオススメです。

 参加された皆様、お世話になりました。色々なお話ができて、ツアーをより一層楽しむことができたと思います。

(レポート:葉月さん)



■湖東三山

 湖東三山と永源寺は3年前に春・秋2回訪ねました。今回は秘仏特別公開ということで参加しました。この4か寺は紅葉がきれいで賑わいます。紅葉の時期に訪ねられたら感動します。金剛輪寺の三重塔は春と秋に公開されます。(三重塔内部拝観,+\1,000) 内部の壁画(法華経など)は保存状態がいいので、一度拝観されるといいかも。

 宿坊真静院の夕食は肉・魚など動物性ばかりで野菜の煮物がほしかった。長命寺の階段(865段)は参加者は息せき切って登り、上の見晴らしはよかったです。瑞龍寺はお参りの後内部を案内していただきました。宝厳寺、竹正島神社の天井画、壁画もよかったですが少し保存状態がよくなく、色があせていました。かわらけなげに挑戦する方も見え、私も投げてみました。京都の神護寺で経験しました。

 参加の皆さん、いろいろとお世話になりありがとうございました。彦根城など寄らずに帰りましたので、再度訪ねてゆっくりと散策するつもりです。

(レポート:shojiさん)



■湖東三山

 土曜日だけの参加でしたが大変楽しく過ごせました。寺や仏像が好きな方、という共通項があるので大変話しやすかったです。

 仏像については事前に情報を入れずに見たのですが、近江の仏様は華美でない分、とても個性的なお姿の方が多いと感じました。百済寺に白州正子さんの名前があったので久しぶりに「かくれ里」を読み返しています。

(レポート:ながさん)



■関連リンク

宿坊真静院






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