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第42回 「普茶料理 梵(BON)」散策会(06/07/02)コース:普茶料理 梵(BON)参加者:わくぼんさん(幹事)、ねいさん、オレンジさん、ふなともさん、武政さん、高橋政靭さん、アベールさん、まめさん、ケイさん、さっこさん、ちゃんなつさん ■普茶料理 梵 参加する前は、お昼ごはんに7000円(税・奉仕料込みで8085円)!? それは幾らなんでも高すぎる・・・と躊躇したのですが、実際にお食事を頂いてみて、その料金に納得しました。 かなり美味しいのです。そして、手がこんでいて品数も多い。素材そのままという品はほとんどなくて、料理人が美味しく、美しくするために幾重にも手を加えたのが伝わってくるものでした。 普茶料理は中国の隠元禅師(いんげん豆もこの方が日本にもってきたので、この名がついた)が日本に来日して伝えた中国精進料理です。「あまねく衆に茶を供する」の精神から、黄檗宗のお寺では普茶料理を四人で卓を囲み、一つのお皿から皆で取り分けていただくスタイルですが、ここ「梵」では、銘々皿でお料理が出てきました。 茶礼:香煎(蘭茶)・蘭の花が浮いています。 点心:阿弥陀如来梵字(らくがん) 前菜:サザエに見立て麩、あさがお揚げ(小麦粉でつくる)、蓮の実、スモークチーズもどき(豆腐を桜のチップで燻製) 吸い物:カボチャのポタージュ 笋羹(盛合せ):焼とうもろこしのペースト、義生豆富(肉のテリーヌ風)、大豆と青海苔酢・クコの実をあわせた物、あしたばと落花生の和え物、しじみもどき(こんにゃく)、赤糸のりと蓮・しょうがの寒天寄せ、肉もどき(車麩を揚げて味をしっかりつけたもの)とウコンで色つけたジャガイモ、谷中生姜、山桃 雲片:吉野煮・黄檗禅味 温菜:銀星玉菜包・香酢衣オクラ添え(白きくらげ・蕨・きのこ・にんじんをレタス・キャベツで巻いたものを酢のゼリーで覆う) 蒲焼もどき:見た目も味も本物以上に本物(?)の蒲焼。もどきの域を超えてる。 麻腐:胡麻豆腐(わさび・むらめ、こぶだし汁とともに) 油滋(揚げ物):穴子もどき(牛蒡の激細スライス)、こんにゃく、人参、さつま芋、そうめん揚げ(枝垂れ柳の様) 素汁(味噌汁):厚揚げとそらまめ 香の物:これは、一皿を3〜4人で取り分けるスタイル 飯子:ひき茶ご飯 水果(デザート):さくらんぼ・すいか・キュウイと寒天の黒蜜がけ 普茶料理というと胡麻油たっぷりのイメージですが、こちらのお店のお料理はそんなに油っぽくなくて、胃ももたれなかったです。1名でも食事できる(予約制)そうなので、興味のある方はぜひ一度どうぞ。 (レポート:ねいさん) ■普茶料理 梵 初参加でしたが、いろいろな方とお話できて楽しかったです。 お料理は季節を感じる、見た目にも美しく、趣向をこらしたものばかりで、本当に美味しかったです。「これが本当にお野菜や、豆、海草?! じゃ、この鰻味はなに? 豚ばら肉味はいったい?!」という感じで驚きと感動でした。同時に、お坊さんたちも「魚肉を食べたい、せめて見た目だけでも」と言う欲求が強かったんだな〜、ちょっとカワイイと思いました。 (レポート:ふなともさん) ■普茶料理 梵 昨日はとても楽しい企画、ありがとうございました。初めての参加だったので少しドキドキしていたのですが、素敵な時間を過ごさせていただきました。 お料理の方は味はもちろん見た目も楽しませてくれる、涼しげで季節感を感じさせるものでした。これからも都合が合えば、企画に参加させていただこうと思います。 (レポート:ケイさん) ■普茶料理 梵 初めての参加で少し緊張していたのですが、お店の方のお飲み物は? の問いかけに様子をうかがっていたところ、’日本酒を’のひとことで緊張が解けました。 お料理は予想以上に繊細で味はもちろん見た目も美しく、そしてお店の雰囲気も素晴らしく、満足しております。他でも何回か精進料理をいただいておりますが、今まで体験したことがないお料理で改めて奥の深さを感じました。 他にもいろいろ試してみたいと思います。また機会がありましたら是非ご一緒させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (レポート:ちゃんなつさん) ■普茶料理 梵 同じ料理でも春にいただいた普茶料理との違いに驚きました。紹太寺普茶料理の時には、料理の名前の「普茶」を重んじていて、盛り付けされた料理を一緒に食べることを重要視していた感じでしたが、今回の料理は梵のHPの紹介文に「普茶料理は精進料理のひとつ」とあるように、工夫をこらした精進料理的味わいでした。 「笋羹」という名の盛合せ・「温菜」という名の煮物が良かったです。胡麻豆腐も昨日ご一緒した笹乃雪のとは違う味わいがありました。 (レポート:アベールさん) ■普茶料理 梵 今日は珍しくもおいしい料理にご案内いただいて、ありがとうございました。 途中体調が悪くなり、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。帰途中、薬が効いた様で元気になりました。(お薬ありがとうございました) 食事中も色々と興味深いお話や情報がいただけて、とても楽しい時間を過ごすことができました。いままでずっとメールを眺めるだけでしたが、体調を整えて、今後は色んな企画に参加させていただきます。 (レポート:まめさん) ■普茶料理 梵 植物性の食材だけで作られた目にも鮮やかなお料理の数々、見事の一語でした。一瞬で胃袋に収まってしまうお料理に、あれだけの技を注ぎ込む文化、大切ですね。 また、入谷の町の落ち着いた庶民的なたたずまいも気に入りました。お店の植栽や調度品も。 (レポート:オレンジさん) ■普茶料理 梵 料理がとてもおいしく、あんなに手のかかった料理を頂いたのは初めてという感じでした。 また、普段は必要なものだけに囲まれて生活をしている自分には、趣のある部屋や庭を目にしながらの食事は、心の栄養にもなったようです。 (レポート:さっこさん) ■普茶料理 梵 同じ普茶料理という名前の料理が、作るところによってこんなに違いがあるとは思いませんでした。是非、京都宇治・満福寺にも行って見たくなりました。梵は二人でもOKとのことでしたので、お客様をご案内して見ようと思っています。 (レポート:高橋政靭さん) ■普茶料理 梵 わくぼんさん、昨日はありがとうございます。普茶料理は初めてだったのでとても楽しめました。とくに、蒲焼もどきは自分で何回も作ってみましたが、あんなふうにはできませんね。 (レポート:武政さん) |
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