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第34回 「江戸五色不動めぐり(後編)」散策会(06/01/29)

 コース:安養院 北インド・チベット美術館〜成就院(たこ薬師)〜目黒不動〜五百羅漢寺〜目青不動

 参加者:まりこさん(幹事)、よこさん、ぴっころさん、ぴっころさんのお母さん、ほーりー

■江戸五色不動めぐり

 北インド・チベット美術館、すごかったですね〜〜〜。マニ棒(お経がサンスクリット語で書かれている円柱形のものを回すと、お経を唱えたことになる)を回転させたり、砂曼荼羅図をじっくりと見ることができました。なによりも、日本の洗練された? 仏教とは違って、極彩色の曼荼羅、仏像はとてもエキゾチックでした。凝りに凝った感じの私設美術館でしたが、マニア心をくすぐるオタクな美術館でした。いやはや目黒、奥が深い・・・また行きたくなってしまうような美術館でした。

 昔、高円寺(杉並区)は東京のインド、と言われていましたが(仲屋むげん堂のせい?)、目黒も十分インドでした。

 五百羅漢の羅漢さんたちそれぞれのキャッチコピーもいかしてました。比丘たちよ! の声がまだ頭の中でこだましています・・・

(レポート:ぴっころさん)



■江戸五色不動めぐり

 今回はなんと言っても安養院。お寺には何度か来たことがありましたが、北インドチベット仏教美術展は初めて! 石窟寺院風の館内にならぶ仏像は、なまめかしくてエロティックだったり、髪を振り乱した怒りの形相だったり、もう原生的な力に溢れる展示の数々です。家に帰ったら、久しぶりにインドの神々の本など読んでしまいましたよ。

 例えばカーリー神。真っ黒でやせ細り、手には肉切り包丁、生首をつないだネックレスと、切り取った腕を腰巻きにして登場する血まみれの女神です。またハヌマーンは西遊記の孫悟空のモデルとも言われる猿の英雄神で、羅刹王のラーヴァナにさらわれたシータ妃をラーマ王子と共に救う『ラーマーヤナ』で有名です。

 こんな感じの個性に溢れた美術館でした。

 目黒不動は年初で内陣に入れなかったのが残念でしたが、五百羅漢寺はその名の通りずらっと並ぶ五百の羅漢達(現存は305体)。松雲元慶が彫り上げたこの羅漢は、江戸時代の仏像にしては珍しく高い評価を受けていて、神妙な顔をしていたりにこりと微笑んでいたり、いろいろな表情があって楽しめます。

 さらに隠れた名スポットが五百羅漢寺の屋上。ここにあるかっと目を見開いた獏王は、一目見たら忘れられない強烈なインパクトです(しかも重文指定)。前に来たときはポストカードを買っちゃいましたが、今回もじっくりと見つめてしまいました。

 目青不動はお堂の中に不動明王がぼやっと浮かんできれいでした。庶民的なお寺の境内も、何かいい雰囲気。ここでまりこさんとぴっころさんは、五色制覇! おめでとうございま〜す。……私はまだ三色目ですが。

 さらに最後にお茶してよこさんとお別れした後、駅に入るとネパール曼陀羅展のポスター発見! 駅からすぐ近かったので、ちょっとだけみんなで寄り道してしまいました(よこさんには、申し訳ないと思いつつ)。

 そんなわけで今日は最初から最後まで、曼陀羅尽くし。エキゾチックな魅力にくらくらな一日でした。

(レポート:ほーりー)







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