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第33回 「福岡・山口ツアー」散策会(06/01/28〜29)

 コース:1/28(Sat) 福岡(東長寺)→大宰府(観世音寺→戒壇院→太宰府天満宮→光明寺)→下関(赤間神宮→日清講和記念館→亀山八幡宮)

1/29(Sun) 長府(忌宮神社→功山寺→調布毛利邸)→山口(龍福寺→豊栄神社→野田神社→瑠璃光寺→香山公園→洞春寺→山口大神宮→山口ザビエル記念聖堂)

 参加者:カズさん(幹事)、日の出さん

■28日

 福岡空港から地下鉄に乗り換え、ツアー最初の目的地、東長寺に行きました。東長寺は弘法大師が唐から帰国した時、密教が東に長く伝わるように祈願して建てられた由緒あるお寺です。また昭和63年から4年の歳月を経て作られた福岡大仏のある所でも知られています。福岡大仏は木造坐像の大仏としては日本一の大きさで、実物は写真などで見るより、はるかに男前に見えました。また善光寺などと同様、お戒壇めぐりを体験することが出来ました。

 次は地下鉄から西鉄に乗り換え、観世音寺に行きました。観世音寺は創建当時、西日本随一の壮大さを誇っていたそうですが、現在の姿からそれを想像するのは難しいです。但し、宝物館にある巨大な仏像群は唯一それを実感できます。宝物館には様々な仏像がありますが、その中でも馬頭観音が素晴らしいです。五木寛之の百寺巡礼の四国・九州編で事前に馬頭観音の写真を見ていましたが、写真と実物はやはり全然違います。

 次の目的地、戒壇院は観世音寺のすぐ隣にあります。良く知られているように、このお寺と奈良の東大寺そして下野の薬師寺が三大戒壇と呼ばれていました。当時は西日本の多くの僧がここを訪れていたのでしょうが、我々が訪れた時は本堂に盧舎那仏が静かにいらっしゃるだけでした。

 次の目的地、太宰府天満宮には徒歩で向かいました。天満宮に近づくにつれ徐々に観光客の数が多くなり、天満宮に近づいていることを実感できました。天満宮では甘酒が振舞われていたので、甘酒を飲み、お参りをしました。また昼食は参道にある博多ラーメンの店でとんこつラーメンを食べました。

 その後、長距離バスに乗り、下関へ。途中で関門海峡を通りましたが、九州と本州がこんなに近いとは驚きでした。バスを降り、まず赤間神宮に行きました。今回のツアーでは色々な神社に行きましたが、私はこの赤間神宮が一番良かったです。赤間神宮は御祭神が安徳天皇で、平家滅亡の地である壇ノ浦を一望できる高台にあります。また有名な耳なし芳一がいた所で、芳一の像もあります。

 夕食は下関名物のふぐを食べました。下関はふぐの本場だけあって、安い値段でおいしいふぐを食べることができました。

■29日

 次の日は中国観音霊場19番札所の功山寺に行きました。国宝の仏殿は禅寺らしい建築物で素晴らしいものでした。功山寺は毛利勢に追われて大内義長が無念の最後をとげた場所であり、高杉晋作が挙兵した場所でもあります。しかし訪れた時には、このような事実を知らず、「なぜ高杉晋作の銅像が境内にあるのだろう」と思っていました。

 次は山口市に移動して、山口お宝展へ。まず最初に訪れた龍福寺は大内氏館があった場所で、大内義隆の菩提をともらう為に毛利隆元が建てたお寺です。その為、境内には大内氏関連のものがたくさんあります。

 瑠璃光寺に行く前に、野田神社と豊栄神社に寄りました。この二つの神社は隣り合ってます。豊栄神社は毛利元就を祀った神社なので是非御朱印を頂きたかったのですが、人がいなかった為、御朱印が貰えませんでした。

 そしていよいよメインの瑠璃光寺へ。瑠璃光寺の五重塔はやはり素晴らしいです。ここで色々書いてもその素晴らしさは伝えられないので、是非、実物を自分の目で見てほしいと思います。ちなみに瑠璃光寺の五重塔は日本三名塔の一つで、他の二つは法隆寺、醍醐寺です。もし私が三名塔を選ぶならば、東寺、興福寺、瑠璃光寺です。みなさんはどうですか?

 その後、中国観音霊場16番札所の洞春寺に行きました。洞春寺は毛利元就の菩提寺であり、やはり山口市には大内氏と毛利氏関係の寺社が多いです。そして山口大神宮に寄り、今回のツアーを終えました。

(レポート:日の出さん)







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