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第16回 「御岳山駒鳥山荘滝行」散策会(05/07/09〜10)

 コース:御岳山駒鳥山荘〜綾広の滝で滝行〜武蔵御嶽神社
 参加者:ぎんぺ〜さん(幹事)、よんさん、ヒョウさん、遑さん、かなさん、小夏さん、りえさん、ぱらいそ堂さん、カズさん、和応さん、ふっくんさん、ほーりー

駒鳥山荘滝行 ■駒鳥山荘滝行

 「御嶽の駒鳥山荘には、座敷わらしが出るんだって」3月の懇親会で何気なく言ったこの言葉が、今回の騒動の始まりでした。

 「うっそ〜! 会いた〜い(はぁと」と、なぜか目をキラキラさせるメンバーに圧倒され、気がついたら幹事になっていたのは一番怖がりの私。これも修行なのでしょうか。

 おまけにほんの数人で行くつもりが、MLで募ったところ、参加希望が出るわ出るわ。こうして「早くも納涼!? 座敷わらし&滝行ツアー」は宿坊散策会選りすぐりのスキモノ・・・もとい、ツワモノ12名が集結して幕を開けたのでした。

 駒鳥山荘につくなり内部を探索して回り「これじゃ、人んち散策会だよ。あ、ここは宿坊だから宿坊散策会でいいのか」と誰かが言えば「座敷わらしじゃなくて、座敷あらしですな」と誰かが返す。

 いいのかそれで。

 今後出入り禁止になるかもというスリルを味わいつつ、夕食まで歓談する面々。部屋の隅でPCをいじっているカズさんが逐一レポートをMLに流しているなんて、誰が想像したでしょう。我々の暴走ぶりは、ネットを介して今回不参加のメンバー90人にリアルタイムで筒抜けだったのです。

 あな恐ろしや、無線LAN。

 お待ちかねの夕食タイムでは、お膳は人数分用意されているのに席を示す紙には何故か「大10 タキ」の文字が。他のお客さんたちの席を見ると「大」は「大人」を表している様子。なんだろうと思いつつ、ビール冷酒熱燗と飲み進むメンバーを見て閃きました。

 「も、もしやこの中の2人が酔いつぶれて、明日滝行ができないということではっ!」

 私の期待・・・もとい、予想を裏切り、翌朝は全員勢ぞろい。しかも雨の予報だったにも関わらず、雲が切れ朝陽が射してきたではありませんか。メンバーに雨男が2人もいたというのに、それを上回る晴れ女がいたとはさすが。

 滝行は10秒を3セット。

 「10秒? 短〜い」と鼻で笑ったあなた、綾広の滝へどうぞ。百聞は一体験にしかずでございます。あえて個人的体験談をお話すれば、昔から背後に立たれるのが苦手な私。滝を背に受けて、それを思い出しました。

 なんと表現したらいいのか、背後に何か気配を感じたとでも言うか・・・本能的な反応で逃げ出しそうになりました。心はもっと滝を浴びたいのに、引きずり込まれるような感覚に身体がものすごい拒否反応。悲鳴というか泣き声をあげてしまいました。

 あとで他のメンバーから話しを聞くと「もっと長時間でもよかった」「もう一度やりたい」など明るい反応ばかり。「何か」が怖かったのは私だけだったのでしょうか。しくしく。でも確かにもう一度やりたいのですが。

 ともあれ、12名全員がケガもなく体調も崩さず無事にツアーを終えることができたことで、ヘタレ幹事はホッとしております。

 え? 座敷わらしはどうだったか、ですか?

 確かにあったはずの浴衣の帯がなくなっていたのは、座敷わらしの仕業なのでしょうか。あとは夜中に部屋で不思議な音がしたというのを聞いた人が一人、それから私が「何かがいるような夢を見た」事が、ぷち不思議体験だったような気がします。

 今回参加メンバーは12名ですが、実は駒鳥山荘の馬場さんが最近MLに加入されたので13名と言ってもいいのではないかと思います。人数に入るような入らないような・・・ということは馬場さんが実は座敷わらしなのかもしれませんね。

 そーいうオチかよ! という突っ込みを想像しつつヘタレ幹事のレポートを終わりたいと思います。

(レポート:ぎんぺ〜さん)



■駒鳥山荘滝行

 初日の天気はかなりの雨でした。到着後はおのおのが自己紹介をし、お菓子や飲み物で歓談タイム。夕食後はギターやピアノの演奏ありと、音楽を楽しむ夕べでした。

 そういえば…確か私も、某楽器を始めていた筈ですが、まだまだとても人前で披露できる程ではなく「お声が掛からず、よかった〜」と、内心ホッとしつつも、ちょいと悔しい気もしました。いつか(って、一体いつの事になるんだ!)吹いてやる。

 音楽を楽しむ夕べの後は、滝行参加の女性陣の衣装あわせ。私はチビだからと、一番のショート丈を選びました。でも…翌日の滝行時に、きちんと着てみたら、丈が膝上くらいだったので、「うわ〜短すぎるかも…」と、少々後悔しました。

 話は前後しますが土曜の夜、入浴後、上の階の女性4人部屋で歓談タイム。これは、美容班とでも言うべきですかね? 私と同室のみなさんは、アートメイクやシコ踏みスクワットを覚えてますかい?

 話は変わり、滝行時。白衣の下には厚手のTシャツ。その下はノーパンノーブラ。そして足に履くのはビーチサンダル。その格好で綾広の滝までの山道を下る。川を渡る(というか「またぐ」)のは何だか普段、普通に洋服を着用している時には絶対にあり得ない妙なスカスカ感が、特に股間にあり、ちょいと落ち着きませんでした。

 滝にはもっとゆっくりと長く打たれていたかったですが、素人にはあれ以上はダメなんですかね? 人数が少なく、時間がタップリある時なら、もっと入っていられたんですか?

 しかし滝行時はもちろん真剣にやっていましたが、滝行の数々の決めポーズが実は私、かなりのお気に入りになってしまいました。「ふざけてヤッテはいけない」とは思っていますが、帰りに撮った写真が「おでこに、指2本あてての気合いのポーズ」ばかりで、いい歳してお恥ずかしい…。

 チェックアウト後は神社を案内して頂き、色々説明をお聞きして、あとはおみくじを引き、水晶のお守りは早速携帯のストラップにつけました。おみくじの内容を馬場さんに読んで説明して頂いた所、かなりよかったので気をよくしています。しかし、私と同じ25番を引いた方はいらっしゃいますかね?

 おみやげ物屋さん街では、手作りこんにゃくを購入。寿屋さんの82歳のおばあちゃまに、色々よくして頂きました。試食もおかわりを出して下さるし、お茶も飲ませてもらい、最後はずっと手を振って見送って下さるし、何だかジーンとしました。

 御岳駅のバス停では、ソフトクリームやビールで、電車待ち&撮影タイム。駅の出入り口では野菜やパンを売っているので、私はトマトを4個購入。

 私、もっともっと、毎日朝晩でも滝に打たれたいです。通うのは遠いので、御岳で働き口があれば住んだ方が早いのか。そうすれば毎日浴びられる? あ、でも素人が勝手に一人でやっちゃいけないんですよね。うーん。以上。

(レポート:よんさん)



■駒鳥山荘(1日目)

 幹事のぎんぺ〜さんには途中から合流する旨を伝えていました。集合場所は新宿駅で、先頭車両の青梅特快に乗車でしたが、レポートを書くためにこの青梅特快の始発である東京駅から乗車。特快が新宿駅のホームに入るときに、みんないるかなぁ〜と窓の外を眺めていると、ぎんぺ〜さんと小夏さんの顔を確認することができました。

 私はぎんぺ〜さんの指示通りに先頭車両の先頭の座席に座っていたのですが、メンバー御一行は先頭から2番目のドアより乗車。こっちに気づくかなぁ〜と(ちょっと)ドキドキしていましたが、少し場所が離れていたことと、まぁまぁの乗車率のために発見されませんでした。

 新宿駅を出発してからも、いそいそと伊勢レポートの作成。時折2番目のドア付近をちらちら見ていたのですが、ほーりーさんがどなたかと歓談している姿しか見えませんでした(ほーりーさんは身長があるのですぐわかる)。ぎんぺ〜さんの携帯メールに「ここにいるよ〜」というメールを送ろうかとも思ったのですが、ここでメールを送るのは粋ではないな、と思いぐっとこらえます。

 どうやら皆さんは立川駅で私が乗車してくると思ったらしく、立川で私が乗車してこなかったこと、いつの間にか座席に座ってノートパソコンを開いている姿に驚かれたそうな。「あっ、いた!」という声がかすかに聞こえた気がします。

 立川で無事に捕獲されたあとは、御嶽まで電車とバスとケーブルを乗り継ぎます。青梅あたりでふっくんさんが長袖のパーカーを羽織っているのを見て、あっ、上着持ってくるのを忘れた〜! と気がつきました。かなさんとは初対面でしたが、夜勤明けで滝に参加されたとのこと。さらに日曜日は夕方から夜勤勤務。この前は日帰り高野山をされていましたし、パワフルな印象を持ちました。若いっていいですね。

 さて、バスの中では道沿いに酒屋があると、ふっくんさんがすばやく反応。明日の早朝に滝行なので深酒はダメですよ、というぎんぺ〜さんの警告にもかかわらず、「滝行の次は酒行だ」「俺の朱印帳は酒印帳だ」「自分が深酒と思っていなければ深酒ではないのだ」という諸説を次々に披露。さらにはりえさんも酒を手荷物として持参されておりましたし、三光院の悲劇再び? というある種の悲壮感が私の脳裏を横切りました。

 その後、ケーブルに乗車し、鮮やかな紫陽花を眺めながら終点に到着します。御嶽山頂は曇った天気のせいもあるのか、霧が立ち込めており、これがまたなかなかの神秘的なムード。参道を通っていくときも、サスペンス劇場に出てきそうなシーンだね、とどなたかがおっしゃっていましたね。また、和応さんと仕事の話をしていると、かなりの接点があることにびっくり。世の中は広いようで狭いです。

 しばらく歩いた後に駒鳥山荘に到着し、まずは記念撮影。駒鳥山荘に到着すると、宿坊の研究? 散策? 探検? ものめずらしそうに、一同あっちうろうろ、こっちうろうろ・・・。最終的には座敷わらしの部屋に集まって、ゆっくりとお茶などを頂きました。

 それにしても皆さん準備がよろしくて、お菓子をたくさん用意されていましたね。坊主バーのときのように、何か持っていけばよかったかな、と後悔しています。さらには青梅名物の「山の叫び声(注:本当は呼び声です)」が大変気に入っている方もおられましたね。何の叫び声が聞こえるのだろうか、とか、文字の並べ方がどうのこうの…とか。

 このあとは恒例の自己紹介タイム。自分宛のメールの返信は5分以内、というポリシーを披露しました。最近のメールの投稿数は私が一番多く、大体100通程度かなと思っていましたが、調べてみるとおおよそ175通ありました。これも勤務中にリアルタイムでメールを受信しているためです。夕食まではそれぞれが思い思いに過ごし、りえさんと私のヤニーズは縁側で肩身狭くタバコをすっていました。

 そのときに出た話題で、私が吸っている銘柄のMarlboroの意味ですが、Man Always Remember Love Because Of Romance Only「男はいつも本当の愛を見つけるために恋をする」でした。ひとつ断っておきますが、この意味に引かれてMarlboroを吸っているわけではないです。誤解をしてはなりませぬ(どこかで聞いた言い回し)。

 リアルタイムレポートでも書いたのですが、外の天気は霧模様。天気がいいときは房総半島まで見ることができるそうです。しかし、あいにくの天気のため、霧が晴れたと思ったらすぐに霧に隠れたりします。気まぐれな山の天気でした。

 さて、夕食。夕食時の作戦として、ふっくんさんの波状攻撃に対する防御壁を作ること。対面に座るとその時点でゲームオーバーとなってしまいます。ふっくんさんの行動を観察しながら、物理的に離れた場所に着席することに成功。地球の平和は守られました。「何でそこに座ってるの?」というふっくんさんの悪魔のささやきも聞こえてきましたが・・・

 しかし、隣に座った和応さんが熱燗を注文した時に、ぴくりと私の耳が反応。お猪口に一杯だけ頂きましたが、それだけで顔が赤くなっていたようです。今回も小夏さんから「顔が赤いよ」という突込みが入りました。「いや、それはストーブに火が入っているから・・・」という私の主張は通りませんでした。ふっくんさんの死角に座りましたが、刺客は和応さんでした。熱燗一杯だけでしたので、波状攻撃は免れましたが・・・。

 そして煮付けの中に奴(しいたけ)を発見。ミニなべの中にも奴(キノコ)を発見。最近遭遇率高すぎです。対面のよんさんに食べていただきました。天女、いや女神のように見えました。これ以降よんさんには頭が上がらなさそうです。

 さて、駒鳥山荘には我々以外にも、宿泊客が何組か来ていました。そのうちのひとつが、D大学のギタークラブOB会。急遽、「ギターを弾いてもよろしいですか?」という申し出があり、夕食の場が演奏会となりました。生でギターの演奏を聞けるといううれしいハプニングがあり、ギターのお礼にりえさんがピアノの演奏を披露。これもまたすばらしい演奏でした。

 夕食後は馬場さんから滝行のレクチャー。このとき外は大雨。ほーりーさんも雨男だという事実を知り、雨男が二人いるからこんな天気になったのかもしれません。大雨の中の滝行を覚悟せざるを得ない説明でした。

 その後は風呂に入って寝るだけです。しかし、ここで事件発生。風呂から上がると、浴衣の帯がなくなっているではありませんか! 確かに4つあったのに、風呂から上がると帯がない。部屋を探したり、浴室を探したり、いろいろ探しましたが見つかりません。結局、座敷わらしのせいだということに落ち着きました(もしくは、ふっくんさん犯人説もありました)。

 隣の部屋に帯びあまってないですか? と尋ねたところ、「そのままでいいんじゃなぁい?」という小夏さんの一言…。荷物をまとめて実家に帰りたくなりました(ウソ)。そしていつの間にやら就寝時間。翌朝の滝に備えるため、床に就きました。

■駒鳥山荘(2日目)

 滝行はほかの宿坊との時間調整のために、出発時間が少し遅くなりました。6:00に起床、6:30に滝に向けて出発です。朝起きてみると、前日夜の豪雨がうそのように止んでおり、からりと晴れていました。 天気予報、大外れです。

 駒鳥山荘の神殿前で出発前に祈祷とお払いを済ませ、綾広の滝に向けて出発しました。途中、御嶽神社の手水舎でお清めをしたり、天狗の腰掛杉を見たり、馬場さんの解説を聞きながら滝へ向かいます。ぱらいそ堂さんの後ろを歩いていたのですが、野いちごや苔をしきりに観察されておりました。道は前日の雨のためにぬかるんでいるところが多く、ズボンをひざ上までまくって歩きます。また、道中の開けた場所からは、さいたま新都心や新宿の高層ビル街が見渡せました。

 滝に到着すると、男性陣は岩陰で着替え。人生で初めてのふんどしでした。百貨店などでふんどしがブームらしいのですが、つけてみた感想は、ちょっとわからないです。和服と一緒ならありかな、と思いました。

 滝の前に全員がそろうと、入念に準備体操などをしました。滝行は2人ペアで10秒×3セット。1回目は水がとても冷たかったのですが、2回目、3回目になるとだんだん慣れてきました。滝浴びの時は「はらえどのおおかみ、はらえどのおおかみ」と唱えるのですが、頭から滝の水が落ちてくる時は思ったように声が出ません。顔を若干下向きにするのですが、口が開かないんですね・・・。

 そんなこんなで滝行も無事終了。滝から出た時は体が寒かったのですが、バスタオルで体を拭くと、なぜか体が暖かい。日がさしてきたこともあって、体がぽかぽかしてきました。参加する前は滝行はどんなものだろうと思っていましたが、実際に体験してみてはじめてわかるものだと実感しました。

 その後、滝から駒鳥山荘に戻ってきて朝食をいただきました。久しぶりに朝食をおいしくいただいた気がします。が、奴(キノコ)がいました・・・。エリンギという名前だよ、とりえさんに教えていただいたのですが…、箸をつける勇気がなく…りえさんの「もらってもいい?」という天の声に救われました。綾広の滝で神を感じ、ここでも神に感謝しました(本当に)。

 朝食後は全員で御嶽神社に参拝。馬場さんの詳しい説明を聞きながらおまいりしました。ここのおみくじはよく当たるらしく、ほぼ全員が引いていましたね。すると、ぎんぺ〜さん、ほーりーさん、私が四十四番と同じ番号を引き当てまして。おみくじに書かれている内容は結構当たっているなーと思いましたが、お二人はいかがだったのでしょうか。ほかのメンバーからみて、我々3人に何か共通点があるように見えますか? 遑さんとふっくんさんがおみくじの件でなにやら言い合っていたのですが、いったいなんだったのでしょうか・・・? 神社では豚の狛犬が非常に珍しかったです。

 神社の参拝が終わると、午後から用事がある和応さんが先にご帰宅。ほかのメンバーは参道のみやげ物やに入りました。お店のおばさんがいろいろとサービスをしてくださり、唐辛子入りの梅茶が大変おいしかったです。山の呼び声とか飴とかも試食させていただきましたが、なんか変なにおいがするな、と思ったら奴(しいたけの佃煮?)を手に持っているではありませんか! 魂を抜かれそうだったので、これは試食しませんでしたが・・・

 荷物を取りに駒鳥山荘に戻り、馬場さんと奥様にお礼の言葉を言った後は、あとは帰宅するだけです。ここで普通に終わらないのがいつもの散策会のよくあるパターンなんですよね。ケーブル駅に向かう途中、ほーりーさんの姿が消えました。携帯に電話しても、メールしても返事が来ない。神隠しにあったのでは? と思いましたが、馬場さんに挨拶をして携帯の電池が切れてしまっただけでした。

 ケーブルを降り、バスに乗り換え、JRを待つ間、御嶽駅近くのみやげ物屋に立ち寄ることに。ここの店に「お疲れ様セット」と言うものがあるんですね〜。ビールがついているセットです。あと、「カッカレー」がありました(カツカレーではない)。ちょっと面白かったです。時間の関係で2回の食堂には行きませんでしたが、酒班の皆様は売店でビールを購入し、一気飲み。ほかのメンバーはソフトクリームをいただきました。

 ここで集合写真を(何枚も)撮ったのですが、そのほとんどがよんさんの指令によるポーズの類。写真を撮っているそばを見知らぬおじさんが通っていったのですが、怪訝な目つきでこちらを眺めていました。

 で、電車の中。東京行き青梅特快の中でも、決めポーズ写真を何枚も激写。ほかの乗客の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。で、隣に座っていた遑さんは、先ほどのビールの酔いが回ってきたのか爆睡。新宿駅で湘南新宿ラインに乗り換えましたが、私も疲れを感じて熟睡しちゃいました。

 とにかく、非常に中身の濃い散策だったと思います。ぎんぺ〜さんの幹事も手際がよく、見習う点が多かったです。また、駒鳥山荘の馬場さんをはじめ、宿の方にも大変お世話になりました。座敷わらしにも会えたし?。

(レポート:カズさん)



■駒鳥山荘滝行

 土曜日の待ち合わせは晴れ、滝行の前夜は雨、そして当日は快晴。足場を濡らす柔らかい土を、こんな無邪気な気持ちで楽しめたのは何年ぶりでしょうか。汚れる足元がキラキラといとおしく感じられるのも、武蔵の国を見下ろす雨気を含んだ雲海の上にいたお陰だったのでしょう。

 滝に打たれる回数は3回。10秒を3回に分けての入水です。滝壷の水を体に慣すよう、最初は肩から背中にかけて浴びるように。2回目以降は手を岩につきながら上体から背中を岩肌にぴったりとつけて、水しぶきの中で左手の上に右手を重ねて上下に振りながら、「祓戸大神」を連呼しました。

 待機中は「ふる(り)たま(振魂?)、ふるたま」と口ずさみつつ、体を温めて呼吸も気持ちも整えます。まず落下する水しぶきの中で発声する難しさと戸惑いがありましたが、それらの恐怖感を自覚する事で、2回目は集中し精神を治める事。その場に留まって「今」を感じる事に気持ちの焦点をあわせた途端、3回目にして「ふうっ」とまるで嘘のように浮ついていた心の塊が、一瞬にして丹田あたりに「すとん」と温かい物が「落ち着くべき所に落ち着いた」(まるでピンボールがストライクゾーンにはまった時のような)という安心感に包まれて、あの水しぶきの中で通常の呼吸が行えました。

 それと馬場さんが滝壷の中でかなりの「気」を張り、発揮されているのが滝の中でビリビリと伝わっていました。

 馬場さんが私達に参拝する際の礼儀作法など、お人柄なのか、笑いの中にも自ずと厳粛な気持ちにさせられる尊いお話を、余蘊無く語ってくれました。

 御嶽山のご本尊(御神体)に周ると、急に空から神秘的な白い霧が立ち込めてきました。そこから臨める奥の院と呼ばれる三角錐状のお山を前に、 日本人の信仰における思想的ルーツの変遷や、信仰に対する郷土地理的・風土的な要因をレクチャーして下さり、私には興味のある事だったので本当に時間を忘れる程でした。

 私も日本人というのは古来、シャーマニズム的なものに対してとても大らかだったと思います。「敬う」という気持ちには「己を育む自然」にも向けられて当然の流れだったのだと合点がいきます。最後に教えてくれた言葉「いやさか」これは己以外の全てに対して、神々に対して感謝ととこしえにこれからも「麗しくいて下さい」との敬意と親愛を込めた、大切な言霊なのだと教えてくれました。

 私達は「日本人」でいながらどこか異邦人的な人種になりつつありますが、このように「原点」に立ち返ってみると、素晴らしい精神的遺産や思想的な支柱に出会える感動がありました。

(レポート:小夏さん)



■駒鳥山荘滝行

 「滝行」に参加・・・のはずが、一日目はなんだか気分は”修学旅行”で楽しんでしまいましたが。お食事も美味しく、滝行前日にも関わらず、ついついお酒がすすんでしまいましたし・・・(金曜日は行の前だから飲まなかったのに!? い、意味が無い・・・^0^;)

 滝行は前夜に「雨だったらどうしよう!?」と心配していたのが嘘のように止んでいて、日ごろの行いか、ほーリーさんに打ち勝つくらいの晴れ女が居たのか・・・。とにかく、傘をさしての山道にならず、谷間からは遠く新宿の高層ビルを眺めたりしつつ、楽しく歩けました!

 そして、とうとう滝行!

 とても荘厳な神聖な気分が高まっていく中、やはり初回は緊張。自分の番が来ると、とにかく教えていただいたとおりやっていたつもりですが、滝の下に行くともうあとは唱えるのみ!(言葉になってたのかは不明です・・・) 3回目が終った時には清清しい気分でした。

 そうそう、着替えに女性陣で上の小屋に上がっていくときに、タオルを入れていたビニール袋を忘れたことに気付き途中まで降りたときに、男性陣が下で着替えていることに気付かず、一人で焦っていた私です(^^; ⇒遠すぎて見えなかったのですが・・・(ホントですよ〜!)

 滝行の帰り道は行きよりもなんだか短く感じました。。。

(レポート:遑さん)



■駒鳥山荘滝行

 土曜はかなり激しい雨で、翌朝の滝の様子が心配でしたが、夜が明けてみるとさわやかな夏の朝。滝行日和です。雨のお陰で山の水量も増えて、山を越え滝の前につくと打たれがいのありそうな滝! 滝の前で大発声や準備体操を繰り返しながら山の空気を体一杯に取り込んでいくと、それだけでも体内の酸素丸々入れ替わった気がします。

 体がほかほか温まってきたところで、馬場さんのご指導で気合を入れて落ちてくる滝にの中に入ると、水の冷たさと水量の重たさにひたすら圧倒されます。最初は「はらえどのおおかみ」を唱える口に水が入ってアップアップしてましたが、2回目3回目となるにしたがって、脳天に落ちてくる水の刺激さえ爽快に感じるから不思議です。3回目などもう少し滝の中に長くいたいな。という位。これはまた来るしかないですねー。

 水に浸かっていたのに終わってもほとんど寒さを感じず、着替えても体が温かかったのが不思議でした。

 日曜はクタクタでぱったり寝てしまいましたが、月曜は朝から何だか全身軽くて壮快。足こそ山歩きで筋肉痛だけど、パワー切れなし! 油断するとつい鼻歌で「朝夕に〜神の御前に禊して〜♪」と出てしまうのが副作用といえば副作用かも(^_^;)

(レポート:ぱらいそ堂さん)



■駒鳥山荘滝行

 駒鳥山荘の皆様の温かく優しい心使いも、ほんとに心から感謝しています。食事も、かなりおいしかったぁぁ〜。料理は心意気、愛情ですね。ほんとにいい味しておりました(元、調理師)。

 すっかり遠足気分で最初から最後まで、いろんな刺激的な話が聞けてかなり楽しかったです。美容班方。只今、ラップパック実践中です。寝る前には、しこ(デューク風、よんさん仕込み)を踏んで寝ることにします。

 滝行はすっかりポーズと唄が気に入ってしまい、会社のみんなや身近な友達にも教えました。腹をかかえて笑われましたが、なんのその。「えーいっ!!」と気合(ポーズ入り)ではねのけました。

 唄は三島由紀夫や、寺山修二の世界を、大日本帝国さながらの時代背景を思い起こさせ、山道や石碑、霧に包まれた(雲)神社、沢の水音と朝の木漏れ日が、現実から引き離していました。

 下手なピアノはついノリで・・・。他のお客さんがフラダンスのギターをスペイン語で歌ってくださって(かなり上手い)、すっかり感動してしまいました(おっ!得した気分!!)。しかし、神棚の前で、ギターやピアノなど、神様も「ワールドワイドになったもんや」と苦笑されていることでしょう。

 とても有意義な1泊2日。みなさんと別れて会った友達が「大切なのは、信じることと、前向きでいること。それだけだね」そんなことを言っていました。扉は自分で開くもの。明日もいい1日を過ごしましょう。

(レポート:りえさん)



■駒鳥山荘滝行

 遑さんも書いていましたが、ズバリ気分は修学旅行! でした。しかも自分は年齢的にはどう見ても引率であるべきはずが、単なる悪ガキだったような(^^ゞ 違うのは、お酒をおおっぴらに呑めるというだけかも。

 日頃は全く異なる環境、職場の人達が、こうして何かの縁で一緒に集うのはとても素敵なことだと思います。いつもの感想ですが…。滝行もさることながら、その前後、つまりは足掛け二日間、ぶっ通しで話題満載のオフ会でありました。まぁそうは言ってもやはりメインは滝行です。

 いざ滝行に臨んでみると、それまで写真やHPで拝見していたよりもはるかに多い水量。前日までの天候を改めてここで思い知らされます。45歳にして初めて締める褌は果たしてこの水量に耐えうるのだろうか? 毎度のコトながら本質とは関係ないことに思い至り、余計な緊張感が走ります。もし、脱げるようなことがあれば、ここまで来た道を泣きじゃくりながら走って帰って、荷物まとめて一人寂しく帰路につこうか…でも宿泊費の精算もしなきゃなぁ、人より多くお酒呑んだしなぁ…などと妄想は膨らむばかり(スイマセン、ちょっと誇張してます)。

 そんな下らない邪念も、いざ滝壺に足を踏み入れると、全く別の緊張感に変わります。山奥の清流はあくまでも澄み、そして凄烈に冷たいのです。10秒1セットでそれを3セット。確かに短いと思われるでしょうが、実際に滝に打たれていると途方も無く長く感じられます。恥ずかしながら「祓戸大神」と唱える声も震えてまともに発声できませんでした。

 それでも不思議なもので、終わってみると何かが弾けたような爽快感が満ちてきました。着替えるときには体が冷え切るどころか、心地良いぬくもりに覆われていました。滝行を修行の一環として捉えると、こうした感想は必ずしも的を射たものではないのでしょうが、まぁ難しいコトは置いといて、とてもいい経験が出来たと、素直に感謝しています。

 今回の企画中に何枚か写真を撮りましたが、参加メンバーの表情がどれも本当に活き活きしていること! まさに修学旅行のスナップ写真を観ているようです。それこそが今回の企画の素晴らしさを示していると思います。

 駒鳥山荘を後にしての帰路、さすがの自分も口には出さずに我慢していたのですが、ヒョウさんが代弁してくれました。「ビール呑みたいよね〜!」この一言で、滝行とは別の次元で弾けてしまい、結局御嶽駅での電車待ちの間、缶ビールで「カンパ〜イ!」更にその時のヒョウさんのお言葉…「ロング缶は売ってないんですかね〜」

 自分、今後もヒョウ姉さんと、ポーズキメまくりのよん姉さんに付いて行きますゼ!(よん姉さん、「ふるたま」にウケ過ぎ!)

(レポート:ふっくんさん)



■駒鳥山荘滝行

 駒鳥山荘、その名のとおり宿に着いた私達を野鳥のさえずりが迎えてくれました。東京にいながらプチ帰省気分です。

 そんな美声をも掻き消したのが、宿坊内(!)散策の声と興奮・・。ありとあらゆる扉を開けながら顔を赤らめます。どうしてかって?? お布団が二組ぴったりと寄り添うように敷いてあるんですものねぇ。いろいろとモヮーンと想像が広がります。

 興奮が落ち着いたら、皆さんが自己紹介してくれました。初参加の私は(ここで名前を覚えなければ話しかけられないぞ。)と思い、皆さんの名前を頭の中で何度も何度も反芻します。ここで疑問がひとつ解決! 『遑さん』とは何とお読みするのだろうか、と国語能力の無い私は困っておりました。いとまさん、すみません・・。

 夕食風景は皆さんがレポートしていらっしゃるので、割愛してしまいます。

 今回の二つ目の目的である座敷わらし。夜中子の刻をまわったころに、ふっと目を覚ました私の耳に「パン、パン」と連続した音が4つ。しかし睡魔に負けた私は再び深〜い深〜い眠りに落ちていきます。あれはきっと座敷わらしが蹴鞠をしていた音なのだろうと信じることにしました。

 翌日の滝行では烏天狗に会える(遭う?)人もいるとのお話。気配ぐらいは感じるかと、ちょっと期待しながら滝までの道程を歩きましたが、全くダメでした。きっと雨でぬかるむ山道に、童心に戻ってしまったのが悪かったのでしょう。足が泥まみれなんて十何年振りでしょうか。

 滝行では冷たい水に怯む心に鞭打って挑んでいきます。2回、3回と回を重ねるにつれて、なぜか清々しい気持ちが広がります。馬場さんが「滝行をするとNOと言えるようになる」と仰っていました。あの気持ちは清らかな自然の生命力の一端かな〜と。正体が何かを考えるより、あの純心を忘れないでいようと心に誓うかなでした。

(レポート:かなさん)



■駒鳥山荘滝行

 さて、実はヒョウは滝行をするために散策会に入会したようなもので…。というのは言いすぎですが、今年の目標の一つでございました。だいぶ前から待ち遠しくて待ち遠しくて。その割には当日砂曼荼羅に見とれていて遅刻し、さらに忘れ物続出という緊張感のなさ…(^_^;)

 さて、土曜日は着いてからダラダラと楽しいお喋り。夕拝はなく、晩ご飯へ。数日前から滝行に向け酒断ちをしていたのですが(たまたま呑まなかっただけともいう)、呑む気満々のふっくんさんと小夏さんの顔を見ていたら、「まあ、お清めの御神酒ということで・・・」と自分自身に言い訳をし、ビールと日本酒で身を清めたのでした(^^ゞ そのうち「あーっ、明日滝行さえなければ心置きなく呑めるのにぃ!」と本来の目的を逸脱した発言をする者も…(ってそれワタシか)

 みなさんもすでにレポしてましたが、D大学ギター部OBの皆さんがギターの演奏をされ、目をつむればあたかもアンダルシアの酒場にでもいるような錯覚に陥ったり、なぜか神社の宿坊で「禁じられた遊び」を聴きながら、はて? なにしにここに来たんだっけ? と訳の分からない気分になったり。そしてりえさんのピアノの腕前はお見事! でした。

 そこまではまさにオトナの修学旅行気分♪ だったのですが、その後の馬場さんの滝レクチャーで一気に気が引き締まったのです。だって、烏天狗の話とか、四方から錫杖の音の聞こえる部屋とか。マジ怖かったですよ。その上外はザーザー雨降って、ストーブまでついてるほどの寒さ。明日の滝行は一体どうなっちゃうんだろうと、急に恐怖におののくのでした。

 夜、部屋に帰ってからでした。私と同室は遑さん、そして今回はじめましてのりえさんとよんさんの4人。私と遑さんとで、ちょっとシリアスな話をしていた時でした。視界のはじの方にキミョーな動きをするよんさんが飛び込んできたんです。最初はやりすごしていたんですが、よんさんの動きは段々エスカレートし、さらには寝っ転がっていたりえさんまで起き上がって2人してシコを踏んでるではありませんか!

 そこでとうとう耐えられなくなり、「すみません、何してるんですか!?」と突っ込みを入れると、なにやら「シコ踏み美容法」!? だとか… 足が細くなるんでしたっけ!? そこで宿坊散策会美容班が誕生したという訳です。

 ふと見ると、りえさんの枕元には寝酒の缶チューハイが置いてあるし…。お酒持参とは、こちらもお見事! とっても楽しい夜でした♪

 さて、本題の滝行です。日曜日は雨も上がり、私たちが滝に着く頃にはお日様も出てきました。あの時は、余計なことは何も考えられない状態でしたが、綾広の滝はとても荘厳な雰囲気だったのは覚えています。滝の上の方には小さな蔵王権現様がいらっしゃって、またまた嬉しくなってしまいました。

 ヒョウはトップバッター。一回目入った時は足だけ水が冷たいといった感じで、あがったあとは全然寒くも冷たくもありませんでした。むしろホカホカしてきたくらい。

 2回目、3回目、なんらかのショックというか、上手く言葉に表せないのですが、悪いものが落ちていい感覚が覚醒したというか。ものすごくハイになって楽しくて生き生きしている自分が分かりました。終わったあと、あぁ〜3セットといわず10回ぐらいやりたい! と思うくらい楽しかった! 念願かなった日でした。

 滝の後は美味しく朝食をいただき、その後御岳神社を馬場さんの案内の下に参拝。こちらもすばらしい神社で、いい感じで霧がかかっていたりと雰囲気満点。ぜひぜひまた訪れたいです。

(レポート:ヒョウさん)



■駒鳥山荘滝行

 4月に宿坊研究会に入った一番の理由が宿坊に泊まりたいから、そして会員になった直後のオフ会(わくぼんさん幹事での神田でのお食事会)で話題になったのが、御獄の滝行と駒鳥山荘の座敷わらしでした。ほーりーさん、ぎんぺ〜さんのおかげで今回念願がかないました。本当に感謝しております。ありがとうございます。カズさんの前後編や皆様のレポートがいつもながらすばらしいので、私自身記念にとっておきたいと思っています。

 9日(土)の朝は、浅草浅草寺の4万6千日供養&ほおずき市に参加してから皆さんに合流しました。前日まであんなに降っていて翌朝も雨の予想だったのが、うそのように回復、滝行中の7時ごろは日が緑の合い間から差し込んできました。

 滝行は想像以上の冷たさと水量でたたきつけてくるのに1,2回目はびっくりしましたが、3回目は少しだけ打たれている時に楽しむ余裕がありました。終わったあとのすがすがしさと朝食の美味しさは、たとえようがありません。是非又このような企画があったら参加させていただきたいと思います。

(レポート:和応さん)



■駒鳥山荘滝行

 今回の滝行ですが、前日は宿に着くと、雨、雨、雨。駒鳥山荘の馬場さんからは、「ほーりーさんの来るときは、いつもこんな天気」と言われるほどの雨でした。実際に駒鳥山荘さんにお邪魔したときは、過去2回いずれも雨。どうやら雨男確定です。

 しかーし、滝行の朝。目が覚めて窓を開けると、そこには連なる山々と谷間を漂う雲海が! 遠く横浜まで見渡せるほど晴れでした。

 滝行を行う綾広の滝は、駒鳥山荘から徒歩30分。前日の雨のわりには足元のぬかるみもひどくなく、快適なハイキングです。といっても、だんだん滝に近づくと緊張が高まってきますが。りえさんとよんさんの「お腹が空いた〜」という合唱が、緊張感をもり立ててくれます。

 そして滝行。4年ぶりのふんどし姿。綾広の滝も前日の雨で120%増量中です。船を漕ぐ動作で歌う鳥船や、重ねた両手の空間を魂に見立てて揺さぶり、神様の名前を唱える振魂など、神道の形式に則った準備運動が始まります。

 滝の中ではこれまた振魂を行い、「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」と唱え続けます。しかし水の中で翻弄されて、口も回ってるんだか回ってないんだか分かりません。どうにか3セットを終えて、ようやくほっとしたというのが正直なところでした。

 宿坊ではもう一つのメイン。座敷わらしが話題となりました。駒鳥山荘のとある部屋に出てくると噂で、今回はわざわざその部屋を予約しています。霊力とか知力とか、暗記力とかないほーりーにも果たして見えるのか? ……結果は見えませんでした。カズさんが浴衣の帯をなくして、座敷わらしとふっくんさんに隠されたと言っていたくらいです。

 そのふっくんさんは相変わらず家族ネタをボロボロ披露し、お酒はたしなめられるほど弱いと言い張り、いよいよ散策会における不動の地位を築きに築きまくってしまった感じです。止まりません。

 しかしそのふっくんさんを差し置いて、今回MVPだったのはりえさんでしょう。同宿のギター部OBの生演奏に触発されて、ピアノリサイタルを開かれてました(しかも神殿で)。曲目はドビュッシーのアラベスク。圧倒される名演奏です。

 ちなみに敢闘賞は初参加のかなさんですね。夜勤明けで散策会に参加した後、解散後はまたお仕事とのこと。パワフルです。

 滝行後に朝食を頂いた後は、三嶽神社にも参拝しました。拝殿でお参りした後は特別に本殿の方へと入らせて頂き、奥の院の御山を遙拝しました。

 もともとは神の住む山を拝む地として建てられたお社が、いつか信仰の対象となって神社となった。そんな馬場さんのお話に、日本の神社の成り立ちを感じ入ります。帰りに立ち寄ったお土産屋さんでは、にぎやかななおばあちゃんとお会いして、おいしい刺身こんにゃくまでごちそうになりました。82歳で裸足で岩を登るとのこと。元気ありすぎです。

 そして最後は、私がちょっとやっちゃいました。駒鳥山荘を出るところで馬場さんと挨拶してたら、一人だけケーブルカーの発車時刻に間に合わず。道行く先で、通りがかった宿坊を撮らずにいられなかった血が憎い。ケーブルの駅にたどり着いたところで、ベルが鳴って発車してました。

 まあそんなこんなで私は一人、電車に揺られて東京へ。ご迷惑をおかけしてしまった幹事のぎんぺ〜さん、電話やメールをくれた小夏さん、ご心配された参加者の皆様、いろいろすみませんでした。

 でも、楽しい2日間でしたね。

(レポート:ほーりー)



■関連リンク

駒鳥山荘






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