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第14回 「三光院精進料理」散策会(05/06/26)

 コース:武蔵小金井駅〜三光院(精進料理)
 参加者:わくぼんさん(幹事)、小夏さん、美穂さん、ぎんぺ〜さん、Sueさん、遑さん、わくぼんさんのお友達、ふっくんさんの奥さん、ふっくんさん、和応さん、カズさん、ほーりー

吉野 ■三光院精進料理

 三光院で精進料理・・・三光院ってどこだ? 武蔵小金井? 地図を見て・・・最寄の神社は小金井神社・・・と。神社仏閣好きの私は、知らない土地に出かける際は必ず地図でチェックを入れてしまうのです。というわけで、今回は東小金井の市杵島神社と武蔵小金井の小金井神社にお参りすることに決定〜。あ、でも明治神宮の花菖蒲が見ごろだから、まずそっちを観て・・・と。集合場所の武蔵小金井に辿りついた時、三社のお参りをすませてきた私がヘロヘロだったのは言うまでもありません。

 さて、三光院に到着すると、既に車で来られていた和応さんが笑顔でお出迎え。わくぼんさんのお友達は、「あれは、お寺の人なの?」と不思議そうでした。違いますよぉ〜。

 正午の予約ですが、早めに席に着いた我々12人。おとなしくしているわけがありません。カズさんはおもむろにお盆の裏側を検証し(誰も気づかなかったと思うけど、ぎんぺ〜は見た!)、ふっくんさんはテーブルの寄せ木(?)を破壊・・・もとい、組み換え、トイレに行ったメンバーは物置を散策し(?)ながらお料理が出てくるのを待ったのでありました。

 そして12時10分、いよいよお食事がスタート。なんとなくイメージで、お膳に一気に全部出てくるかと思っていたのですが、一品一品時間をかけて出していただきました。そして「ここでしか飲めない、水のように美味しい冷酒もございます」との言葉に全員が激しく反応。おいおい、精進してないじゃん、私たち。

 下戸の私は途中でお水をいただいたのですが、「お水取って来るけど、誰かいります?」との質問に、皆さん無言。なるほど、お水よりもお水のように美味しいお酒のほうが良いですよね。お車の和応さんは、飲めなくて残念・・・と思いきや、ちゃんとおみやげ用のお酒を頼んでいました。良かった良かった。

 お料理の内容については、みなさまから詳細なレポートがあるかと思いますので割愛いたしますが、西京みそがふんだんに使われていた事、境内のアジサイ、紅葉、ゆず等がさりげなく使われていたのが印象的でした。

 せっかくお寺に伺ったのだから・・・と、食後、本堂の前に行って読経したのですが、途中で心臓バクバク、ろれつが回らなくなっていました。酔っ払いながらお勤めしたのは初めてで、反省。って言ってもお猪口に三杯なんですけど(泣

 今回はお料理全体が珍味といった感じで、ふっくんさん伝説の更新はなりませんでした。あ、でも、後ろのテーブルの方々はもうひとつ上のコースだったようで、食後に「すすり茶」なるものが出ていましたっけ。我々もその飲み方だけは聞かせていただいたので、今回はそれを珍味と認定いたします。

(レポート:ぎんぺ〜さん)



■三光院精進料理

 武蔵小金井から車で5分。風格を帯びた木造の切妻造り四脚門をくぐると、そこには街中とは思えないほど静かな環境があります。多くの緑が植えられた境内を眺め、本堂の横を通り抜けると、「精進料理 三光院」と看板の掛けられた母屋へと道は続いていました。

 精進料理は達磨大師が安置されたお部屋で頂きます。最初に三光院の紋が入り、口に入れると餡の甘さと大徳寺納豆の塩気が混じる最中。続いて甘さの残る口に、渋みのおいしいお抹茶を頂きます。このお寺の精進料理は一品一品ゆっくりと出てきますが、目にするものは今まで見たこともないような、もしくはいつも見ているはずなのに食べると全く別物のような、そんな料理の数々でした。

 たとえば最初に出てきたゴボウの胡麻和え。3時間以上も煮たもので、柔らかくて臭みがなく、口の中でとろけていくような感触です。そんなゴボウなんて、今まで考えたこともありません。煮梅は砂糖醤油を敷いた上にこれも甘く煮た梅が載せられ、崩して食べると甘しょっぱすっぱいという、なかなかたとえの難しい味が広がります(しかもすごくおいしい)。

 6月の青い紫陽花が咲いている季節にしか出さない「インドのウサギ」は、しめた豆腐に西京味噌と砂糖を加え、良く練ったものに紫陽花を添えた料理で、のどに詰まるような濃厚さは豆腐というよりチーズみたいな食感です。なすのおでんは宮中の言葉で「おでん=でんがく」を指し、京都の尼門跡に伝えられた料理の世界がかいま見えます。

 さらになすのおでんであまったへたは、星形にしてお吸い物に浮かべ、お吸い物の出汁に使った昆布は佃煮として利用されるなど、無駄を出さない精進の心も徹底されています。生麩に粟を練り混んだおでん(田楽)や、さっぱりとした味の新ショウガの炊き込みご飯など、見た目にも鮮やかでさっとのどを通っていく料理もおいしいです。

 そしてお酒。キンシ正宗は京都伏見から取り寄せられたもので、普通では買えない特別なお酒とのこと。お寺の方が「水のように」というように、本当にするすると飲めてしまう危うさがありました。何人かやられてた方がいたようで、さらには飲み終わった酒瓶を並べて、遊んでいる方までいたようでした。

 最後に隣のテーブルには出ていた「すすり茶」。私の持っている本によると、日本茶の見方が変わった衝撃的な味とのことです。もしかしたらちょっともったいなかったかもしれませんね。でもしかし、ここの精進料理は本当に驚きの連続でした。精進料理、いろいろと巡ってみたくなってきましたよ。

■江戸東京たてもの園

 散策会は三光院で終了でしたが、その後すぐ近くにある江戸東京たてもの園に足を運んでみました(正確には車で運んでいただいたのですが。ありがとうございます。和応さん)。

 小夏さん、Sueさん、ほーりーの3人で歩いてきましたが、浴衣姿のSueさんが、江戸〜昭和初期の建物にはまりすぎです。千と千尋の神隠しの湯屋のモデルとしても有名な子宝湯の前では、通りがかった人から和傘を差していたSueさんに、「一緒に写真に入ってくれ」とお願いまでされる人気ぶりでした。

 ちなみにほーりーの気になったもの。宮崎駿監督がデザインしたこの園のマスコット「えどまる」。ほとんどナウシカの王蟲です。こいつらが迫ってきたら、多分世界は終わりです。でも雰囲気は猫バスです。園の入り口にはビッグサイズで置いてありました。

(レポート:ほーりー)



■三光院精進料理

 散策会のみなさんにお会いするのは初めてなのでかなり緊張していましたが、お陰様で大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

 精進料理はいままでにも食べたことがあるけれど、三光院さんのように一品、一品、出してくださるのは初めてなので、優雅に時間をかけておいしく頂けました。おいしい食事には、おいしいお酒付、これも楽しませて頂きました。みなさん、お強いですね。頼もしかったです。あの「キンシ正宗」。水のように飲みやすく、スラスラ口に運べるすごいお酒でした。

 私的には、あの「煮梅」と青い紫陽花が咲いたとき限定「インドのウサギ」がベスト1、2でした。この2品はいままで食べたとことのないおいしさ。感動しました。

 最後には、質問コーナーまであって、素材を大事にすることを教えて頂きました。精進料理、奥が深いですね。また、色々な精進料理食べてみたいです。

(レポート:美穂さん)



■三光院精進料理

 12名で予約を入れていたのですが、キャンセルの方が1名で出てしまいました。人数変更するのも何なので、セレブ友達の二葉ちゃんを誘いました。「どんな集まりなの?」と聞かれたので、「お参り系の仲間で、老若男女12名の集まり」と教えました。「ちなみに私達は老女の部! だからね!」(爆)

 待ち合わせは武蔵小金井駅北口改札11時半。車でいらっしゃる和応さん、遅れるので先に行ってというカズさん&ぎんぺ〜さん以外の人が揃ったので、出発することになりました。とにかく暑いので、軟弱な私は「タクシーで行くぞ」と一路乗り場へ。そこでぎんぺ〜さんと偶然? にも合流。3台に分乗して、三光院さんへ。ワンメータで着く距離でしたが。

 三光院さんはとても静かで、武蔵野の面影をひっそりと残しているような‥‥。紅葉するとキレイだろうな、と思えるもみじの庭でした。尼僧さんが一人お掃除をなさっていました。

 食事をする建物は、本堂の裏手にありました。ちょっと公民館みたいな感じ、和応さんが先にいらしてて、窓からこんにちは〜でした。遅れてきたカズさんを、私は玄関まで優しく出迎えて? ご案内。他のお客様も玄関にいたので、炊事場まで行って「他のお客様がみえたんですけど〜」と声をかけてあげる、親切な私?! 本日のご予約は私達12名、4名×2組、2名でした。

 部屋はやはり私達の熱気のせいか暑かった〜。だから冷酒が進む〜進む〜。飲んでるそばから、汗で蒸発するので、全然酔いません。出される一品一品、説明をメモるほーりーさん。次なる本のための資料でしょうか?

 ほんとに珍しいお料理の数々、器も素敵でした。無駄を出さないという精進の心を教えていただきました。日本人の「モッタイナイ」精神はここから来ているのではないでしょうか?

 さてさて〜食べて飲んでいるときは、静かなんですが〜。それ以外はとても賑やかで楽しそう〜??? 他の席のご迷惑になったんじゃないかしら? と思ってみたり。この場をお借りして、ゴメンナサイです(見てないか)

 最後にウサギのお話。三回火の周りを回った‥‥これも穢れを払うってことでしょうか? 元気なお三人は和応さんに送って貰って、江戸東京たてもの園へ。他はタクシー2台呼んで貰い、駅へ。山門でタクシーの運ちゃんに記念撮影してもらいました。

(レポート:わくぼんさん)



■三光院精進料理

 まず、横浜駅で電車に乗り遅れ、わくぼんさんに遅れる旨のメールを入れたことから始まりました。吉野ツアーでは、遅れないでね! 遅れないでね! と注意を促したにもかかわらず、今回の三光院では自分が送れる羽目に…。猛烈に反省しつつ、武蔵小金井に到着したのは11:35でした(5分遅れ)。

 改札付近やタクシー乗り場を探しましたが皆さんを見つけることができず、わくぼんさんに電話すると、もうすでに三光院の前にいるとか。すぐさまタクシーに飛び乗り、三光院に向かいました(タクシーの運転手から「歩いていけるよ」と突っ込まれた)。

 何とか皆さんと合流を果たし、和応さんのお隣に座りました(このとき、ふっくんさんの存在には気がついていない)。和応さんとは円覚寺以来なのでいろいろとお話していると、前の人、どこかで見たことがあるなぁ〜と思っていたら、ふっくんさんでした。髪形が全然違っていたので、まったく気がつきませんでした。隣に座っておられたのが、ふっくんさんの奥さん。とてもきれいな方で、物腰静かな方でした。これまでふっくんさんが企画の際にいろいろとされてた話、なんだか脚色がつきすぎているのでは? と思っちゃいました。

 精進料理自体は2時間ほどかけて、ゆっくりと頂きました。円覚寺のときのようにいっぺんにおわんが並べられるのではなく、一つ一つ料理が運ばれてきました。

 しかし、最初の一品目から冷や汗が。最中でした。

 前回の精進料理に引き続き、今回も私の苦手なものが出てきちゃいました。あんこがだめなんですよ〜。でも、冷たい(常温の?)あんこなら何とか食べることができます。ぜんざいとかお汁粉とかなら100%アウト。

 給食が食べきれずに居残りで食べてる小学生みたいに時間をかけて食べ、最中の次に出されたお茶で口の中からあんこを消去いたしました。「お酒もありますよ〜」というお寺の方の言葉に、ふっくんさんの耳がぴくんと反応! このときはまだ、その後の修羅の道に気づいていませんでした。

 やってきたのは京都伏見のお酒で、これが非常に飲みやすい。下戸の私でも、これはおいしいと思いました。真昼間からお酒を飲むのは大山のとき以来だなぁ〜と思っていると、ここからふっくんさんの波状攻撃が開始いたしました。とにかく、注ぐ注ぐ。同じテーブルの和応さんが車なので、ほかのテーブルよりも飲む人は少なかったのに、いざ終わってみると自分がいたテーブルだけが本数が多い。時代はエコロジーであるのに、大量消費時代さながらでした。

 とにかく体がヒートしていたらしく、小夏さんから「リトマス紙みたい」とお褒め? の言葉も頂きました。今日は暑かったことに加え、体も熱くなってしまったために、めっきりと口数が減ってしまいました。隣で和応さんが気さくに話しかけてくださっていたのに、「はぁ…」、「そうですねぇ…」というなさけない返事しかできず。大変申し訳ありませんでした。

 滝行のときは、夕食時にふっくんさんの死角に座らねば! というのが本日の教訓。だけど、影の刺客がいそうだなぁ。

 ・・・というわけで今日もヘロヘロになり、博物館に行かない? というSueさんのお言葉もちょっと乗り気にならず・・・。帰りは青梅特快の蒸し暑い車両に揺られつつ・・・。新宿駅のホームで皆さんとお別れしました(挨拶できたのはぎんぺ〜さんだけでしたが)。

(レポート:カズさん)



■三光院精進料理

 初夏台頭、炎帝の陽射しを避けるようにして「黄金の右手」でさくっと「ヘイタクシー」

 私たち一行を乗せた3台はいよいよ三光院へ。到着と共に立派なつくりの門構えから、洩れて揺れる青葉の光が目に飛び込んできました。「夏の気配…」ひなびた武蔵野の風景を切り取ったような寺園の空間に苔むした大樹の香り。煩雑な喧騒世界とは「おさらばさ」と、ちょっとした退廃的な期待感をいっそう盛り上げて、いざ中へ。

 手をかけて心を添えたお料理と向かい合う時って、本当に素直になれますね。ほぼ童心にもどって椀をのぞいてみたり、料理の素材の工夫の妙に感心しっぱなしで、五感の全てをフル活動し、料理を堪能致しました。メニュー一覧等はほーりーさんをご参照下さいませ。

 かずさんの嫌いな物がどんどん判明していくので、何気に面白かったです。ふっくんさんの酒の洗礼を浴びて、嫌いなものを克服していく姿に「男気」を感じちゃったりしつつ、思わずお隣に坐った美穂さんと「まさに男塾」と呟いてしまいました。

 和応さんは始終朗らかに話題を提供して下さって、お土産の「キンシ正宗」もちゃんとゲットされていました。「キンシ正宗」めちゃくちゃ美味でしたね〜!! 個人的には「何が禁止だ!」と思ったくらいの水の喉越し、練り絹のようなまろやかさ。三光院限定のお品だそうです。

 私が感動したのは「煮梅」と、炊き物の一品で出た「ごぼう」の煮物です。「これがごぼうか?!」と、眼からウロコ。これだけ料理に対して真摯である姿勢に脱帽です。料理ってただ『食べる』だけじゃないんですね。創作した人の意図や背景、季節や舌触りや食感、嗅覚、視覚全神経に訴えかけてくる。精進料理でいながら名折れのない強烈な個性。「おでん」の生麩はもちもちの食べ応えで大ヒットです。

■江戸東京たてもの園

 そんなこんなでSueさんの浴衣姿に触発されて、次回は私も納涼浴衣姿で参加してみようっかな…。

 江戸東京たてもの園では本当に映画のセットの如く、Sueさんは若手女優さんみたいでとっても素敵でした〜。同性ながら何だか眩しいものを見ているみたいで、羨ましかったです。ほーりーさんがもうベタ惚れしちゃって、こっちもなんだか初恋気分(カルピスの宣伝みたい)。「日本人であること」という、日本人の女としての矜持を強く感じた一日でした。

(レポート:小夏さん)



■三光院精進料理

 三光院へは暑いので浴衣。着物は…無理でした。わくぼんさんに「浴衣でもオッケーなんでしょうか」とメールしたのは、「浴衣みたいにカジュアルなものでも大丈夫なのでしょうか」という意味だったんですが、結果としては一番気合いが入ってしまったようです〜(^_^;

 美味しい精進料理をいただく。うーん幸せ☆ 細かな説明はほーりーさんのをご覧いただくとして。全体に薄味なのだけど、決して物足りない味ではなく、上品かつしっかりしているから不思議。つい家だとガシガシ調味料入れちゃうのでこうはいかない…。

 料理もお酒も、京都に縁のあるものがあってついつい反応してしまいます。西京味噌、山椒、キンシ正宗、等。お雑煮は西京味噌たっぷりだし、キンシ正宗の倉は改装してイタリアンレストランになってるな〜なんて、心は京都へ飛んでいってしまいがち。早く夏になぁれっ♪

■江戸東京たてもの園

 オフ会の後、三人分かれて江戸東京たてもの園へ。存在すら知らなかったのですが、かなり楽しめました! 愛知の明治村を思い出しました。懐かしい。。。……しかしあの暑さ、あの西日…うぅ、へたり気味でごめんなさい。m(_ _)m

 屋外に点在する建物を回るので、とにかくひたすら靴を脱いで履いて。かがんで履き直すお二人をよそに、下駄で脱着スムーズな私。下足を脱いで上がることを前提にした下駄や草履と、一日中履いている文化圏の靴との違いをしみじみと感じました。思えば平安の沓もスポッと履けそう。やはり和の家には和の服装が適しているのですね。

 農家の縁側で三人並び、無言でぼおっとしていた時間は、お寺ではないけれど宿坊散策会ならでは? と思ってしまいました。

(レポート:Sueさん)



■三光院精進料理

 武蔵小金井駅ではちょうど改札を出たところで、同じような? 人数の団体(女性ばかりでしたが)がいて、参加者を覚えていなかった私は一瞬「むむむ?」と迷ったのですが、なんだか見覚えのある男性がにっこりした右側の団体が宿坊チームでした。ちなみに男性は、hair cut! して迫力が増し・・・じゃなかった、涼しげ♪ になっていたふっくんさんでした。にこやかに微笑む奥様のtaxiでの「家ではマルコメと言われてます・・・」にぷぷぷ(失礼しました ^^;)

 三光院に到着して最初は「蚊に注意!」さすがに草木がたんとあるところは・・・危険ですね。そして席に。なんだか昔の学校を思い出すような? 雰囲気の中、最初の最中。ちなみに私も餡が苦手です・・・カズさんほどではありませんが(^^; 後に出てきた抹茶で流し込んだ! って感じです。

 精進料理の数々は、それぞれ感激! でした。薄味なのになぜあんなに美味しいのでしょう? シンプルなのに手がこんでいることを痛感させられるお料理でした(すみません、料理のレポートは手抜きです・・・・・・・)。

 お吸い物についていたのが「お麩?」「かぶ?」等々のギモンのなか、答えはナス、でしたね。ちなみに私は昨晩の夕食でナスを使ったのですが、はい、三光院の方の言われるとおり、ヘタの部分、捨てちゃいました・・・・・・・・・・・。まだまだ、精進料理の域には遠いようです(^^;

(レポート:遑さん)



■三光院精進料理

 精進料理と言うと漠然と質素というイメージを勝手に抱いていましたが、全く逆ですね。これだけ丹精込めて、素材の素晴らしさを余すことなく表現されると、もうただただ感服するのみです。精進料理を作られた方のおもてなしの心が、繊細な一品一品によく表れていました。自分とかみさんはごぼうの煮物の絶妙な味付けに脱帽しました。その他にも皆さん書かれている通り、出されるもの全て驚きと感心あるのみって感じでした。

 こうなると、もうお酒が進んでしまいます。振舞われた冷酒は、伏見の銘酒「キンシ正宗」。関西にいるころにはよく看板を見かけた気がしますが、関東ではなかなかお目にかかれませんでした。そんなところにも、京風精進料理を標榜するこだわりを感じました。これがまたやたらと美味しいのですね。呑んだ瞬間、「ヤバイ!」と思う美味しさ、喉越しの優しさでした。ここ何年も日本酒を口にしたことのないかみさんまでもグイグイやってました。う〜ん、呑ん兵衛夫婦のレッテルを貼られてしまう…。

 しかしかみさんも大満足、お蔭でいいかみさん孝行が出来ました。何しろ夫婦間で共通の話題、会話が乏しい今日この頃、大変貴重なひとときでありました(^^ゞ

(レポート:ふっくんさん)



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