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図解 仏像がわかる事典 (谷敏朗)

 如来、菩薩、明王、天。仏像は通常、この4グループに分類されます。

 如来は一枚の布を身体に巻き付けただけの簡素な姿で、悟りを開いた後の釈迦がモチーフです。逆に菩薩は宝冠をかぶり、天衣を身につけ、首飾りや腕輪などで飾り立てています。これは出家する前の王子であった頃の釈迦がモデルです。
 明王は武器を持ち、憤怒の表情を浮かべ、天部は甲冑をまとった武者姿や貴婦人など、人間に近い姿が多くなります。しかし鬼神などもいて千差万別です。

 本書はこのような大別的な話から、仏像の特徴、見分け方、その役割、心、御利益や信仰形態まで、仏像を種類毎に細かくスポットを当てて解説しています。

 例えば如来には、釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、薬師如来。菩薩には観音菩薩、勢至菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩。明王であれば不動明王を中心とする五大明王。天部には四天王や弁財天、大黒天、閻魔王などがいます(他にも多数紹介されています)。

 このように列挙するとごっちゃになってしまいますが、仏像は系統立てて覚えていけば、意外にわかりやすいものです。特に印相(手の形)や、持物、三尊形式(仏像の配置)などには決まりがあり、これらを見ることで大体の区別が付きます。

 写真、図解も多く、解説も平易で分かりやすいため、本書は仏像の入門書としておすすめの一冊です。私も実際にこの本を読んで、仏像の区別が付くようになりました。

 仏像を見ても何が何だか分からない。どれも同じに見えるという方。でも、ちょっと違いが分かるようになってみたいというあなたは、この本で挑戦してみてはいかがでしょうか?

(レビュー:ほーりー)



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