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すぐわかる日本の仏教美術 (守屋 正彦)


 仏像の本を読み、お寺を回り、少し仏の種類なども区別がつくようになると、次は時代ごとの様式や信仰形態、造形の特徴などに興味がわいてきます。本書はその欲求にダイレクトに応えてくれる、最良の一冊です。

 日本に仏教が伝わった飛鳥時代から白鳳時代、平城京・平安京遷都を経た奈良・平安時代の移り変わり。そして武士の台頭により変革を迎えた鎌倉・室町時代。それぞれの時代様式、信仰の流行、歴史との関わり、世相、そして代表的な作品達が、ふんだんな写真や鑑賞ポイントと共に解説されています。

 現代に残る仏像達が、一体どんな時代背景の元で作成されたのか。どのような歴史の変遷を乗り越えてきたのか。実際の仏像を拝観したときにもそれらを知っていれば、制作者の考えや願い、作品に込めた祈りを感じ取ることができます。さらには作成する過程で刻まれた息吹や魂は、知識を手がかりにした想像力を通して伝わってきます。

 本書では時代時代の大まかな流れをポイントとして先に述べ、そこから実際の作品を例示しながら、一つ一つ丁寧に拾い上げて解説しています。そのため全体の動きとその中での作品の位置づけが、すんなりと頭に入る効率の良い構成です。

 解説も明快で分かりやすく、仏教美術初心者の方や初心者をほんの一歩乗り越えようと思われるあなたに、おすすめの一冊です。ぜひ本書をたずさえ、歴史と美術を巡る旅に、ふらりと出かけてみませんか?

(レビュー:ほーりー)



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