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第181回 「「菜懐石 仙」にて精進料理を味わう会」散策会(10/07/10)

 コース:三軒茶屋駅集合→西澄寺→駒繋神社→「菜懐石 仙」→世田谷観音

 参加者:アベールさん(幹事)、&Everysunさん(幹事)、わくぼんさん・かんかんさん、じゃくさん・ふうさん

■「菜懐石 仙」にて精進料理を味わう会

 快晴。寺巡りをするには、天気が良すぎでした。三軒茶屋駅集合→西澄寺→駒繋神社→「菜懐石 仙」→世田谷観音

 日輪山 薬王院 西澄寺 [ 真言宗智山派 ]:

 三軒茶屋の駅から徒歩15分位、西澄寺に到着。敷地が広く建物も立派で、お庭もきちんと手入れがしてありました。本堂で本尊の大日如来にお参りをしました。次に薬師堂で本尊薬師瑠璃光如来像、両脇に日光菩薩像・月光菩薩像、守護神の十二神将像とご対面です。十二神将は修復失敗? と皆の意見が一致しました。こちらの薬師堂は普段は開いていないのですが、幹事さんがお願いをして下さったおかげで参拝をさせて頂きました。

 歩いて駒繋神社へ 祭神:大国主命

 昔から「子(ね)の神」といわれ、出雲大社の分霊を守護神として祀る。天喜四年(1056)源頼義、義家父子が奥州征伐の際その武運を祈ったと伝えられている。その後、文治五年(1189)源頼朝が奥州の藤原氏征伐のおり、祖先義家が参拝したことをしのび、愛馬芦毛を境内の松の木につないで参拝したとのいい伝えから、明治以降駒繋神社と称するようになった。

 源頼朝が馬を繋いだと言う松が境内の隅にありました。樹齢800年の松にしては小さいのでは? と話していたところで神主さんにお話を聞くことが出来ました。この松は3代目の松で、4代目の松も世田谷区が大切に育てているそうです。こちらの神主さんお話好き? で、駒繋神社の御由緒に始まり、いろいろお話を伺いました。

 本日のメインイベント☆菜懐石(ナカイセキ)「仙」 でお昼をいただく。

  (1)食前酒(ガラリ酒)
(2)ピーナッツ豆腐
(3)前菜:桃と豆乳のすり流し・豆腐の味噌漬け・さくらんぼうの辛しあえ・モロヘイヤとなめこの和え物・空豆のバルサミコ漬け
(4)蓮根の蒸し物(栗・しめじ・百合根・生麩)
(5)ごぼうとお麩のハンバーグ・茄子とカラーピーマン
(6)おさしみ:おぼろ昆布巻こんにゃく、アロエ、いぎす、おぼろ湯葉
(7)天麩羅:かぼちゃの花・ししとう・高野豆腐の大葉巻き・人参の葉・かき揚げ
(8)生姜御飯&もずくとじゅんさいのお味噌汁と香の物
(9)ほうれん草のケーキとアイスと抹茶

 料理研究家のカノウユミコさんのお店。私は知らなかったのですが、菜菜シリーズという料理本が有名だとか。化学調味料、肉や魚、卵、乳製品、砂糖、蜂蜜等は、一切使われていません。お料理はコースのみで、個室3部屋の完全予約制。

 お料理はもちろん美味しかったのですが、器や盛り付けも美しく、素敵な雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。料理はどれも美味しかったのですが、(4)蓮根の蒸し物:栗・しめじ・百合根・生麩が中に入っていて美味。とても気に入りました。

 それと、天麩羅のかぼちゃの花がしっかりかぼちゃの味でほんのり甘く、花でもこんなにしっかりかぼちゃ味と言うのが不思議です。残念ながらデザートは微妙。茶:カワラケツメイ茶は、香ばしくほのかに甘い風味で美味しい。皆さん気に入ったようで帰りに購入していました。

 歩いて世田谷観音へ

 世田谷観音は、5月末に初めて訪れて以来3度目。この不思議な空間がとても心地良くお気に入りです。今回は、以前拝観できなかった阿弥陀堂を拝観する事が出来ました。堂内には本尊阿弥陀如来を始め、観音菩薩、地蔵菩薩が脇侍に、左甚五郎作の鬼念仏とスポーツの神とされる韋駄天神、東方朔が安置されています。

 さらに目黒羅漢寺に安置されていた五百羅漢坐像のうち、九体が安置されています。それほど広くない堂内に数多くの仏像が安置されていて、凄い圧迫感です。今度は28日のお不動様のご縁日に行って、「不動明王ならびに八大童子」を拝観したいと思っています。

 世田谷観音の近くで現地解散をしました。

(レポート:かんかんさん)



■「菜懐石 仙」にて精進料理を味わう会

 当日の行程は次の通りです。東急田園都市線三軒茶屋に10:30に集合して西澄寺・駒繋神社の参拝を済ませ、「菜懐石 仙」にて昼食をして14:30頃にとりあえず解散をしました。それから、わくぼんさんを除いた5名で世田谷観音を参拝して現地解散です。

 西澄寺

 新四国多摩川88ヶ所霊場の第52番の札所で、真言宗智山派のお寺です。本堂には、ご本尊の大日如来が安置されています。薬師堂には、薬師三尊と十二神像が安置されています。事前にお電話でお願いをしご了解を得ましたので、薬師堂も堂内で参拝できました。十二神像は昭和63年に薬師堂を改装された時に、リメイクされたようです。山門は大正時代に武家屋敷の門を移築されたそうです。立派でした。

 駒繋神社

 1189年に源頼朝が奥州征伐に行く途中でこの神社に寄り、境内の松に馬を繋ぎ戦勝祈願をしたことから駒繋神社と呼ばれるようになったそうです。宮司さんの説明によると今の松は3代目で、4代目の松もすでに用意をされているそうです。現在では、○口○郎等多くの著名人が祈願をされるようです。

 菜懐石 仙

 野菜を素材にした料理本を出版している、カノウユミコさんが経営している野菜料理専門店です。すべて野菜や果物の料理です。さくらんぼのからし味噌合え、かぼちゃの花のてんぷら、ごぼうとお麩のハンバーグ等ユニークな料理がありました。出された料理の内容は違いますがリンク先をご参照下さい。

 世田谷観音

 すでに江戸33観音を廻られた皆様からレポートされていますので割愛します。ただ、毎月28日14時から行われる法要はお勧めです。その時にご開帳される不動堂の重文の仏像は迫力があります。8月28日は土曜日です。参拝に行かれては如何ですか?

(レポート:アベールさん&Everysunさん)



■「菜懐石 仙」にて精進料理を味わう会

 西澄寺

 都会の一等地に高い木が伸びるお寺。そのうちの1本はコウヤマキで、弘法大師お手植えらしい。小さいながら池と架け橋があり、面白い配置です。

 駒繋神社

 子供のころ、親戚がそばに居たことから、何度も遊びに来たはずだが・・・おぼろげな記憶から懐かしいような、そうでもないような。ただ、昔はもっと立派な松の木があったはずと思っていたら、当代の駒繋ぎの松は3代目でした。高台にあるのは古い社寺の証拠。こじんまりとした神社でした。

 菜懐石 仙

 花を食べる、ということが無かったので、なかなか面白いお料理でした。特に、カボチャの花のてんぷらは、花を食べているのに しっかりとカボチャの香りがするに驚きました。ただ、いつも社食の500円くらいのお昼ご飯を食べている身では、清水の舞台から飛び降りる覚悟のランチでした。

 世田谷観音

 ここは、建物が面白い。不動堂、阿弥陀堂のデザインが素敵です。もともとここにあったものではなく、外からの移築とのことですが、いろいろな個性の集合という感じです。

 夏の日の 食に釣られて 寺社めぐり 風もくぐる 街の山門

 梅雨の合間ながら、夏さながらのよい天気になりました。境内の風が気持ちよかったです。

(レポート:じゃくさん)







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