宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
宿坊
座禅・阿字観
写経・写仏
精進料理
寺修行体験
 
滝行
神道・巫女体験
人生相談
寺社カフェ・バー
お寺ヨガ
 



第161回 「京の冬の旅(岩倉実相院、相国寺、宝鏡寺、仁和寺)」散策会(10/02/13)

 コース:岩倉実相院〜昼食〜相国寺承天閣美術館〜宝鏡寺〜仁和寺

 参加者:青丹吉さん(幹事)、seseさん、ヒロナさん、かぎろひさん、み〜ちゃんさん、日の出さん

宝鏡寺の人形
宝鏡寺の人形


■京の冬の旅(岩倉実相院、相国寺、宝鏡寺、仁和寺)

●実相院

 市域の北の果てながら落ち着いた広い空間です。書院では後水尾天皇宸筆の「忍」の掛け軸が印象的です。徳川幕府に実権を奪われた天皇が「心」を丸くせず角張った字にしているとのこと。上段の間の「床紅葉」「床緑」の床は冷たかったです。踏めるのは今回だけです。

●昼食

 同志社大学近くの、留学生が日替わりでお国料理を作っているという店でタイ料理を食べました。辛いですよ、と念を押されたカレーは辛さよりも不思議な香辛料に参りました。

●相国寺承天閣美術館

 若沖の絵が多く展示されていました。精緻で色彩豊か、という先入観以外の絵が多く勉強になりました。

●宝鏡寺

 「人形の寺」で、特に雛人形が多く展示されていました。皇女和宮が遊んだ庭やカルタなどにリアリティを感じます。この付近「俵屋吉富」の店がいくつかあります。

●仁和寺

 スタンプが3つたまったので、仁和寺会館でお茶をしました。霊宝館は江戸の丈六愛染明王がお出迎え、奥には国宝の阿弥陀三尊像や風神雷神が安置されています。金堂には重文の阿弥陀三尊像や点燈鬼・龍燈鬼が祀られています。金堂含め御所から譲り受けた建物がいくつかあるそうです。

(レポート:青丹吉さん)



■京の冬の旅(岩倉実相院、相国寺、宝鏡寺、仁和寺)

 千葉県から参加。関東は天気がよくなかったようですが、京都はお天気がよくてよかったです。

・実相院

 床もみじで有名なところです。後水尾天皇の「忍」の掛け軸が印象的でした(同じ文字の掛け軸が他に2箇所あるそうです)。徳川将軍家の圧力に耐える天皇の心境が現れているなと率直に思いました。紅葉を映す床を踏みながら襖絵を鑑賞しました。

・相国寺承天閣美術館

 伊藤若冲が描いた絵、金閣寺の書院の一部などが展示されていました。伊藤若冲というと、花鳥図の色鮮やかな画風がイメージされますが、色が塗られていない墨の絵もありました。色が塗られていないと、現代のイラスト? 漫画のような絵にも見え、とてもかわいらしかったです。

・宝鏡寺

 和宮ゆかりのお寺ということで、父である光孝天皇や兄の孝明天皇ゆかりの人形などが展示されていました。天皇が所持していたお人形というと、細身の美しい人形かと想像してしまいますが、ふくよかで、三頭身の子供の人形です。当時、子供が成人することが難しかったため、人形に思いを託したとのことでした。

 (健康に長く育ってほしいという思い。←言葉は違うかもしれませんが、そのようなニュアンスの説明でした)

・仁和寺

 金堂と、霊宝館を拝観しました。霊宝館にあった国宝の三尊像より、金堂にあった三尊像の方が印象的でした。なぜそんな風に思ったのか考えてみたのですが、金堂という建物の中に、須美檀にきちんと収まり、後方の壁に書かれた浄土図の絵と、すべてが一体となって見ていたからかもしれません。人によって感じ方は様々かと思いますが、仏像を配置する場所というのもその仏様に対して抱く霊的なイメージのようなものを増幅させてしまうのかなと感じました。

 途中で、昼食(グリーンカレーをいただきました)と、仁和寺会館でお茶をしました。グリーンカレーは初挑戦でしたが、おいしかったです。

(レポート:かぎろひさん)



■京の冬の旅(岩倉実相院、相国寺、宝鏡寺、仁和寺)

 集合場所にドキドキしながら待っていましたが、初めてお会いしたのに、何回も会っているような感じで楽しくバスへ移動。

 岩倉実相院へ

 秋に床もみじで有名な所ですが、今回は「上段の間」などの展示で、説明の方が上段の間の前の床が秋のもみじが映し出されるので、普段はここにははいれにんですよーって言われ、どうりで、床がツルツルしていると納得。京都の冬はやっぱり底冷えしていて、靴下2枚ばきでも足が冷たく、入り口のホットカーペットが気持ちよかったです。

 バスと電車に乗り継いで、昼食をかわいいカフェで、ロコモコを頂きました。ほかの方はタイカレーを、けっこう辛かったみたいです。

 相国寺の美術館へ

 金閣寺や銀閣寺などの名宝や、お茶道具を展示してありました。

 続いて、歩いて、宝鏡寺

 お庭や襖絵などの説明、また、御所人形? 雛人形の展示が多く、一足早めのひな祭りの気分を味わいました。

 バスに乗って仁和寺へ

 京の冬のスタンプラリーの判子がたまって、ちょっと一服。はあ〜、甘いコーヒー飲んでお腹が満たされました。

 霊宝館へ

 愛染明王像や「阿弥陀仏三尊像」など見学。金堂で内部の説明をうけました。しっかりした説明を受けながらの説明でわかりやすかったです。

 ほぼスケジュール通りで、幹事の青丹吉さんのプラン作りに感激しました。みなさんと楽しくお話しながらまわれて、新たな発見だらけで、本当に楽しい一日でした。

(レポート:seseさん)



■京の冬の旅(岩倉実相院、相国寺、宝鏡寺、仁和寺)

 「京の冬の旅」、初参加させて頂きました。京都の底冷えを実感した半日となりましたが、晴天に恵まれ、皆様と楽しい散策会を過ごすことが出来ました。

 実相院

 後水尾天皇の「忍」の一文字が印象的で、お土産として販売していた「忍の握り石」が個人的にはツボでした。非常に趣のある寺院で、「床みどり」と「床もみじ」の時期に是非再訪したいです。

 相国寺 承天閣美術館

 金閣寺・銀閣寺の文化財を一挙公開というお宝満載の美術館で、建物自体もモダン建築。床は絨毯敷き暖房完備のため、足元は非常に暖く見学しやすかったです。館内で印象に残ったのは釈迦三尊図の非常に鮮やかな色彩でした。次回は特別拝観の時に再訪して「鳴き龍」を体験したいものです。

(レポート:み〜ちゃんさん)







BACKNEXT
HOME