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第40回 「豪徳寺」散策会(06/05/14)

 コース:目青不動(教学院)〜豪徳寺〜東肥軒(招き猫最中)

 参加者:ぴっころさん(幹事)、摩利子さん、葉月さん、ぴっころさんのお母さん

■豪徳寺

 お日柄も良く、三軒茶屋キャロットタワー内にて皆さん集合しました。この日は今となって思えば本当にご縁続き、猫つながりで良い日取りだったのです・・・(ミステリー風)

 豪徳寺に行く前に江戸五色不動の一つ、目青不動(教学院)をお参りしました。不動明王さんに久しぶりに会いました。なんとなく落ち着く寺院です。

 いよいよ豪徳寺に招き猫観音を拝観に行くことに。ローカルな世田谷線に乗って一路宮坂駅へ。2両の電車の中で、摩利子さんと葉月さんの愛猫の写真を見せていただきました。二匹ともたくさんの愛情を受けて育った可愛いい猫さんたち。愛猫に対する優しい眼差しを感じます。

 そうこうしているうちに宮坂駅に到着。なんとものどかな住宅街の中の駅です。下車し、町のインフォメーションを見て豪徳寺までに不安になりながら進みます。閑静な住宅街を通り、豪徳寺の参道に到着。豪徳寺というだけに、なんともご立派な参道です。

 その日は境内が何やら騒がしく、大型観光バスが2台止まっておりました。読経が聞こえ、飾り花で満ち溢れ、人人人であふれています。法事か何か? と思ったら・・・なんとその日は2003年に着工した三重塔の完成記念、落慶式(落成式のこと)でした。三重塔のお披露目と、檀家さんたちがたくさん集まって、皆さんワイワイガヤガヤといらっしゃっていたのでした。皆さん笑顔で楽しそう。

 その三重塔には干支が彫り込まれており、鼠のところには招き猫も彫られています。塔の屋根には数匹の猫の飾り物が付属しており、ここが猫のご利益をヒシヒシと感じます。三重塔の内部の中心は聖域だそうで、工事中も中には入らないように工事をしたので苦労をした、という話を工事に携わった人から聞きました。

 寺の放送によると、落慶式の記念式典終了後は檀家さんたちは参道に止まっている観光バスに乗って銀座でお食事会とのこと。なんと豪勢な豪徳寺。よく見れば寺もでかくて立派な出で立ち。本殿に安置されているご本尊は「釈迦如来」、「弥勒菩薩」、「阿弥陀如来」三世沸です。

 そして本日メインの招猫殿へ。招猫殿では猫観音をお祀りしております。猫殿の裏側には、お役目を終えた招猫人形たちが所狭しと並べられており、その様子は圧巻です。そして見落としてしまいがちなのですが、その横にひっそりと、観音様が彫られた苔むした石が招き猫の元になったタマの墓なんだそうです。

 さて、招猫殿での参拝を終え、社務所で御朱印と招福猫児(まねきねこ、と読む)人形を頂きに行きました。なんとも色白の招猫さんです。眉毛があります。

 その後、豪徳寺を後にし、町の人々に道を聞きながら商店街方向へ。ちょっと小腹が空いたので、町のお兄さんに教えてもらった線路沿いのお蕎麦屋さんへ入りました。この辺りのお店は招き猫が飾られています。そのお店の壁にも招き猫の人形がくっついていました。おそばをいただき、お店の人に「招き猫最中」のお店への行き方を尋ねました。

 すると、なんと! 今日は「招き猫最中のお店」は休みだというじゃあありませんか!!! 当惑する我ら。しかし、お店の方はたじろぎもせず携帯電話で連絡を取ってくださいました。なんでも「招き猫最中」のお店の方とお友達だそうで、なんとかお店を開けてくれる次第となりました。お蕎麦屋さんありがとう。

 これも招き猫のご利益でしょうか。わざわざお休みのところ開けてくださった東肥軒のお店の方、どうもありがとうございました。招き猫最中とてもおいしかったです。

(レポート:ぴっころさん)



■豪徳寺

 初対面で緊張しながらも、それぞれの飼い猫の自慢をしつつ豪徳寺へ。豪徳寺ではちょうど三重塔の落慶式が行われていて、私たちも新しい塔にお参りすることができました。招き猫のお寺の塔だけあって、ところどころに猫が彫られていたのがとてもかわいらしく、中でも十二支のネズミのところに猫が入っていたのには、サスガは猫寺と納得させられました。

 その後、奉納された沢山の招き猫をみてびっくりしつつ、私たちも招福猫児(まねぎねこ)を購入し、絵馬を奉納して最後に井伊直弼のお墓にお参りしました。豪徳寺は井伊家の菩提寺なのですが、菩提寺になるきっかけをつくったのが豪徳寺の飼い猫で、井伊直弼の先祖の直孝を招いたことが招き猫のお寺の由来ということです。

 それから豪徳寺をあとにし、お昼を食べて、招き猫最中を買いに行くことに。お昼をいただいたお蕎麦やさんで招き猫最中のお店の場所を尋ねると、今日はお休みかもしれないとのこと。連絡してもらったらお休みでしたが、お知り合いのお店ということで、お休みにもかかわらず私たちのためにお店を開けてもらえることになり、無事招き猫最中、招き猫サブレ等々を購入することができました。

 三重塔の落慶式に遭遇し、お休みのお店を開けてもらうなど、幸運が重なった良いツアーだったと思い帰路に着いたのですが・・・・。

 家に帰ると、私の大事な大事な飼い猫が帰ってなかったんです。豪徳寺で奉納した絵馬に『ウチの猫が長生きしますように』って書いてお願いしたばかりだったのに・・・。というわけで今もまだ帰って来ないのですが、最初の頃はショックで、悲しくて、レポートを書く気がおきなくて、 それで、こんなに遅いレポートになってしまいました。

 最後にこんなことを書いてしまいましたが、豪徳寺散策はとても楽しかったです。

(レポート:葉月さん)



■豪徳寺

 目青不動が三軒茶屋の駅から歩いてすぐということで、まずはお不動様にお参りを。暗めのお堂の中で金色に光っているお姿はなかなか迫力がございました。

 そして、どこか懐かしい感じの電車に乗りまして宮の坂駅で降りますと、地図板の上には既に猫のモチーフが。

 豪徳寺に着きますと、皆様が既に書かれておりますように、ちょうど三重の塔の落慶式でして、観光バスが何台も停車されており、境内は人+お坊様がいっぱい。こんな日に参拝出来るなんて、なんという幸運でしょうか。幹事のぴっころ様に感謝感謝でございます。

 三重の塔には今にも動き出しそうな愛らしい猫が彫られておりまして、その他にも招き猫や十二支の子には猫も一緒に彫られていたりと、猫を大切にしているお寺でした。

 招福観音様は本当に招き猫で(当たり前ですか? でも、私は想像以上に普通に招き猫でちょっと驚きました。)。招福猫児人形も色白でもち肌がとても愛らしくふっくらとした猫の柔らかさが感じられました。

 そして、皆様が既に書かれておりますように、お休みのところ開けて頂けた「東肥軒」様の最中は見た目も可愛いですが、名前も”黄味招福(きみにゃん)”、可愛いです。サブレも見た目も可愛くて、味も通常の物よりもしっとりしていて、ゴマの風味がとても美味しかったです。

 お休みのところ開けて下さった「東肥軒」様、電話して下さったお蕎麦屋さんに感謝です。

(レポート:摩さん)







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