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第19回 「そうだ(暑い)京都、行こう」散策会(05/08/06〜07)コース:(初日)岩清水八幡宮〜伏見〜鴨川納涼床〜宿坊遊行庵泊〜(二日目)六道まいり〜陶器市参加者:Sueさん(幹事)、ミントさん、コオさん、トニーさん、近江商人さん ■岩清水八幡宮 京都市中心部の三条、四条駅から20〜21分で八幡市(やわたし)到着。神社も駅からすぐでした。 以前、初めて行った時は初詣ということもあり、流れでケーブルカーに乗換えて本殿を目指しましたが、今回は徒歩ということで、早く到着した私は予め登山口の場所と所要時間を駅で尋ねておいたのです。1人でスタスタ登れば15分という駅員さんの弁は正しかった。往復ケーブル使用はもったいないので是非歩きましょう。こじんまりとした山(丘?)ですが、樹木が茂って思わぬ収穫がありました。 ■伏見へ 京阪電車・中書島(ちゅしょじま)でガイドさんと合流して酒蔵の町で昼食。試飲アリの月桂冠・大倉記念館を見学しました。ガイドさんお勧めの昼食のお店、樽酒試飲に凝った団扇進呈となかなかお得でした。 ■油掛け地蔵 この名前は以前から知っていましたが、自分勝手に小さな地蔵さんを思い浮かべて、自由に願いごとをしながら油をかけられると思っていたのですが、等身大の石仏で驚きました。堂内奥に鎮座されていて油をかけさせてはもらえないです。 ■寺田屋 ボランティアガイドさんのおっしゃったように「池田屋」と混同していた! 私です。室内にやたらルームエアコンとテレビがあるので「史跡」っぽくないなあ・・と思っていたら宿泊可能のですね、これは驚きました。 ■御香宮神社 こちらも初めて参拝。国道から鳥居が見えているのですが、今まで立ち寄ったことがありません。ガイドさんに幕末の京都のお話をして頂きましたが、なかなかイメージが湧きません。かく言う私も、御香宮の門に飾られた親孝行をモチーフにした中国故事のレリーフを、中国の方に説明してもご存知でなかった、と嘆いていらっしゃったのには驚きましたが。 ■加茂川納涼床 当初、予約が危惧されていたのですが、Sueさんの努力でシャレたテラス席のお店へ。今日はやたら雨に降られたのですが、最後のココだけは晴れて欲しい! という思いが通じて快適に床でお酒が楽しめました。なんだかこのメンバーの肝臓容量あたり(体格比)のアルコール処理量って私が一番低かったのかしら・・ この日は鴨川でイベントが行われていて屋台が立ち並び、沖縄県人会の踊りを見ていたら、私の手のなかにいつのまにやら「泡盛 古酒(くーすー)」が! (しかも35%のロックがなみなみ)いや〜、堪能しました。 ■二日目 翌日は六道珍皇寺で待ち合わせ。この時期だけオープンされる仏像・彫像もあります。 西福寺のリアルな九相図、空也上人像で有名な六波羅蜜寺のパゴダと、菩提樹の葉型に組まれた万灯会の灯明皿を見学して五条通の陶器市へ。この季節限定の伝説の「幽霊 子育て飴」をミントさんが購入されてました。 陶器神社と呼ばれる若宮八幡に参拝して、ここでミントさんとお別れ。その後、陶器つながりで近くの「河井寛次郎美術館」を訪問。外観は京都の町屋ですが、内装は民芸色の強い飛騨高山あたりの骨太な内装の素敵な建物です。奥には「登り窯」があり、窯の中に入ったりして見学できます。 昼食は知恩院へ。Sueさんが荷物を預けた宿坊に再度訪問、四条通をぶらぶらしつつ、このツアーは無事解散となりました。 (レポート:コオさん) ■岩清水八幡宮&伏見(長建寺、月桂冠大倉記念館、寺田屋、油掛地蔵、御香宮神社 ) 朝、起きたら08:50。待ち合わせは10:00。。。えーーっ!!! 朝ご飯も食べず、大慌てて荷物を詰め込み、四条のコインロッカーに放り投げて岩清水八幡宮へ。幸い遅刻せずに済みました………ホッ 岩清水八幡宮は本殿が修復中で覆われてしまっていました…(泣。御朱印をいただいた時下さった資料に本殿が絵がかれており、「へぇ、こんな感じなんだ〜」としげしげ見ていました。 時間配分はテキトウでしたが、ちょうど昼前に駅へ戻ってこれました。中書島へ移動し、ガイドさんと合流して伏見見学。見学場所は他の方のレポートどおりで(笑)。 月桂冠の創始者・大倉さんの自宅(今も住んでるらしい)で、昔印紙や切手を販売していたというガイドさんのお話をうかがい、「今でも売ってるんですか?」と質問したら「そんなわけないでしょ」と笑われてしまいました。 寺田屋のお風呂は「裸のお龍で有名な風呂」なんだそうです…。‘裸の’って…。 ■ディナー&宿泊 夜は先斗町にある「みます屋」にて。いよいよ鴨川納涼床デビューです☆ 建物が西日を遮ってくれるので涼しく、風が気持ち良いです。満足ナリ。3999円の「和牛ロースと京野菜盛合せ 七輪炭焼コース」を注文。最後の夜(注:Sueさんはオフ会の前から旅行が続いていました)ということもあり「横浜に帰りたくないよぅ」と駄々をこねていました。 ミントさんとSueは長楽寺宿坊・遊行庵に宿泊。門限を30分遅刻したら、宿の方が待っててくださって、「ウチは門限厳しいんですよ」とニッコリおっしゃって怖かったです…ご、ごめんなさい… 朝ご飯は量も味もちょうどいい塩梅でおいしかったです♪ お勤め、朝食共に鎌倉から来た女性と一緒でしたが、宿坊研究会のサイトで宿坊を探したんだそうです。せっかくなので散策会のことを宣伝しておきました☆ いらっしゃるかな? ■六道まいりと陶器市(六道珍皇寺、西福寺、六波羅密寺、五条坂陶器市、河井寛次郎記念館) 宿坊前にて近江商人さんと合流、六道珍皇寺にてコオさんと合流。六道まいりの鐘突きのため、ものすごい行列が… 西福寺はこの時期しか門を開かないらしい。地獄絵図などが見られます。姫が死んで腐敗し土に帰るまでの図が生々しい…ウジわいてるよー! ぎゃー! 幽霊子育て飴は、板状に作った飴をたたいて割るんだそうです。店先に謎の桶と木槌があると思ったら。納得。 五条坂陶器市をプラプラした後ミントさんとお別れし、残った三人で河井寛次郎記念館へ。900円もするけどめちゃよかったですー! シャッター切りまくり。味があって落ち着いていて風は抜ける家です。こんな家に住めたらなぁ… お昼は知恩院にある食事処・華頂にて。 上品な定食っぽいモノをオーダー。お寺トーク炸裂で、15時頃まで居座ってしまいました… 二日間通して、コオさんがずっと色々な解説をしてくださいました。流石は地元。ボランティアガイドできちゃいますね♪ というか、ガイドそのものでした。ありがとうございました♪ また、今回初めてお会いした人ばかりで緊張しましたけれど、皆さんのお陰でいいオフ会になったと思います〜。ありがとうございました! (レポート:Sueさん) ■初日 朝9時頃に家を出て、バスと京阪電車で待ち合わせ場所の八幡市駅に10時05分到着。コオさん、Sueさんがすでに待っておられました。トニーさんも程なく到着。初顔合わせのトニーさん、Sueさん、2度目になるコオさん。軽くご挨拶をかわしたあと、岩清水八幡宮へ。汗をかきかき、登りました。ケーブルを使いたかったであろうトニーさんも、がんばって付き合ってくれました(そう?) 本殿はあいにく工事中で仮本殿で祈祷らしきが行われている中、お守り売り場で御朱印をもらい、ぐるりを散策したあと、雨が降り出ししばし雨宿り。止んだところで来た道を戻るのですが、松花堂跡の道標示に従い行くことに。途中展望台から京都を一望しました。 松花堂跡は札があるのみで何もなく、木々に囲まれて住んでた庵があったであろうことを想像しながら後にしました。静かな山の中を下りる途中2〜3段の階段のぬれたコケで私は足を滑らせてしまい(神社でコケるのもどーかと思いますが)、コケました。大事に至らず、軽く厄落としだと負け惜しみを言ってのけながら、落とした携帯のバッテリーをあーでもないこーでもないと、トニーさんがうまくはめてくれました。 さて駅へもどり、中書島へ移動。ガイドさんと合流。また雨に降られ、私とコオさんはコンビニで傘を買い、舟つき場の名残の十石舟長建寺をざっと見て月桂冠横を通り、まずはガイドさんお薦めの月の蔵人で昼食。私はご飯の上におぼろ豆腐がのってる定食。それぞれに注文。 はんなりまったり談議。ビールの輸送振動でまずくなるうんちくで、話に花がさきました。月桂冠では梅のワイン、吟醸、昔ながらの日本酒3種を試飲。ジバングと言うスパークリング清酒を(一応)買いました(味はどんなんでしょう)。 あと寺田屋、油掛け地蔵(西岸寺)、それから伏見鳥羽の合戦あった界隈と御香宮を見てまわりました。小堀遠州の「おそらく椿」は季節がら、残念見れません。江戸末期の幕府派と攘夷派との戦いで、死体がゴロゴロしていたという話は印象的でした。 5時も過ぎちょうどよい時間で、四条へ移動。コインロッカーからSueさんの荷物をトニーさんが一個もち、宿坊へ置いたあとはお待ちかねの納涼床へ。みます屋でお酒と料理を楽しみました。 酔い加減が気持ちよくてしあわせ〜でした。トニーさんは、はんなりまったりを引用して、3ポイントゲットなどとガッツポーズ!(う〜〜〜ん)(しかし・・パチパチ拍手) コオさんも話がはずみ、お酒ですこし顔が赤かった。 10時半。門限に遅れて帰り、写経のための紙の用意がなく断念。就寝につく。 ■二日目 翌朝、お勤め。読経のあと、時宗という宗派は珍しいでしょうとお坊さん。読経の内容が変わってるんでしょうか。わたしらにはわかりません。常盤御前、安徳天皇、建礼門院のはなしを聞かせていただき、裏山の江戸末期の革命で犠牲になった人たちのお墓を見て、その間約1時間半。寺をあとにし宿坊で朝食。おかゆ、ナスの田楽、かぼちゃの煮たのと、ちりめん、梅干、味噌汁、出し巻き、金時豆、お漬物をいただきました。 9時半。近江商人さんと宿坊で合流し、建仁寺境内を通って六道珍皇寺へ。そこでコオさんと合流。西福寺六原蜜寺を参り、陶器市で私はお別れしました。 コオさん、絵の説明とか昔の話をされて、スムーズに見て回れて楽しめました。ありがとうございます。Sueさん、何気なく気負わない旅で、楽しく過ごせました。参加できて良かったです。ありがとうございました。トニーさん、お酒の選び方は上手ですね。私は甘い酒より冷酒に目覚め(?)ました。はんなりまったりのほかにことば、あるかな〜(ポイントとられた京都陣)。近江商人さん、短い時間ご一緒しました。またお会いできましたらよろしくです〜 (レポート:ミントさん) ■京都(初日) 駅からさほど遠くない岩清水八幡宮は、適度な斜度と道のりで歩き易く、所要時間25分ほど。ボーイスカウトの子供たちも楽しく登っていました。参拝した様子はありませんでしたが・・・。大人には気温と湿度が厳しいので、コースの割りにちょっと辛かったです(冬なら半分の時間ですね)。 広大な敷地に修理の間に合わない建造物が多く、真夏の炎天下では休日でも人影はまばらでした。展望台ではコオさんの「さすが地元のガイドさん」的な説明で十分楽しめました。 ランチ会場の辺りは酒蔵ストリートといった風情で、私は大好きな町並みです!! ガイド役のスーさん(Sueさんではありません)は、天職のように楽しげに職務遂行される方で、「釣りバカ日誌」で鈴木建設社長役を演じている時より、生き生きとされていました!! 油掛け地蔵は、期待通りテカテカとアブラギッっていましたよ! 堂内のお供えは日清製品がずらりでした。 現在も営業している船宿「寺田屋」は、当時は近隣の宿より船頭の多い(通常4人が寺田屋は8人)分だけ高速運搬を“売り”に、繁盛していたとのことです。竜馬の彼女、お龍さんが入っていた、伝説の風呂桶は小さくて、わずかな湯量で済んだのだろうなあ・・・と推察されました。 御香宮神社は、近所の子供たちが名水を頂きに、ポリタン抱えて往復する姿が目立ち、印象的です。Sueさんは予め用意したペットボトルに持ち帰りましたね・・・。 加茂川納涼床は、話のタネに一度は経験しないとネ〜! といった人気です。8月の第一土日に開催される、「鴨川を美しくする会」主催の河原でのイベントも楽しかったですね。沖縄の泡盛古酒に、コオさんは“ニンマリ”でしたね! 川にいるヤマメやオタマジャクシを水槽にいれて説明に熱の入る、加茂川漁業共同組合の前組合長「三谷おとうさん」は、自慢のお嬢さんが教育委員会勤務なので、このイベントにも積極的でした!! (レポート:トニーさん) ■京都(二日目) 朝9時半に宿坊長楽寺遊行庵でSueさん、ミントさんと合流し、六道珍皇寺へ行きました。このあたりはよくうろついていたので目的もなく参加したのですが、今回、初めて訪れるところばかりなので、期待していました。 六道珍皇寺はお盆の期間中は普段非公開の仏像が拝観できるという特典がありましたが、小野篁が冥界へ行くときに使った井戸は、この時期だけは逆に見られませんでした。あまりの暑さに参りそうでしたが、西福寺はこの時期しか門を開かないそうなので、今回来て良かったと思いました。六波羅蜜寺には宝物館がありましたが、いつでも見られると思い、私もパスしました。 歴史は詳しいもののお寺や仏像は詳しくなく、いつもお城や観光地をまわったついでにお寺や神社もまわっておりました。今回、参加して一番、ためになったことは、お寺に行くときは秘仏を公開する日程や建物の修復をしているかどうかをチェックして、それに合わせて拝観するべきだと思いました。近くならまた訪れることもできますが、何十年に一回ご開帳というような場合は、見逃してしまいますからね。 五条坂陶器市を歩きましたが出店しているお店が多く、陶器を見るというよりはお店を眺めているといった感じでした。早く休憩したいと思っていたところ、五条坂のほぼ中央に若宮八幡宮があり、立ち寄ってしばし休憩しました。 ミントさんとはここでお別れし、河井寛次郎記念館へ行きました。900円もするので1人なら引き返していたところですが、昔は京都の町にもこんなに大きな登り窯があったのだと驚きました。この界隈には古い町屋がたくさん残っていて風情がありました。芸術家らしく、奇抜な作品がところどころに置いてありました。 お昼は精進料理を食べたいということで、知恩院和順会館・華頂でいただきました。お寺なので精進料理だけかと思っていたのですが、京料理や懐石料理もあり、メニューも多かったです。3人とも彩定食 1,365円を注文しましたが、次回はもっと豪華なものを注文したいです。 自転車で来られたコオさんと四条河原町で別れた後、Sueさんと市バスで京都駅に向かい、駅ビルでおみやげのお菓子を買うのにおつきあいしました。Sueさんは関東に出店していないお店の和菓子をわざわざ選んで買うというこだわりようで、感心いたしました。そういう私も、旅行に行ったときは地元でしか売っていない和菓子を探して買うようにしています。 (レポート:近江商人さん) ■関連リンク 遊行庵 |
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