ほーりーが編み出した座禅の2つのコツ
座禅は始まる前の姿勢で全てが決まる!
座禅で坐る時間はどの程度か? これも気になるところでしょう。
座禅には一しゅ(しゅは火に主という字)という時間の単位があります。これは線香に火を付けて、一本が燃え尽きるまでの時間を意味しています。その時間はだいたい30〜40分くらいで、正式な座禅では線香の煙が途絶えるまでを一セットとしています。
しかし初心者が対象の座禅会では20〜30分くらいであることが多いです。この20〜30分は私の場合、あっという間に感じることも、果てしなく長く感じることもありました。
その時の体調や精神の集中度合いにもよりますし、それ以前に足が自分に坐りやすいように組めたか組めなかったかによっても左右されます。
半跏趺坐で置いた足の位置や、座蒲団と腰の位置。慣れないうちはこれだけでもかなりのばらつきが出てきます。
会心の形で足が組めればいいのですが、上手く定まらずにもぞもぞとしていたら座禅が始まってしまったというのはありがちなことです(私の話です)。
そして一度開始の合図があれば、基本的には動くことはできないのですから、足を組むときには最大限の努力で形を定めておくことを、お勧めします。
そこで少しだけ、形を安定させるためのコツをお教えしましょう。
まずは座蒲団の高さを上げること!
坐蒲はもともと高めにできていますが、普通の座蒲団であれば少し深めに腰を乗せたり、場合によっては二つ折りにしてしまうとよいでしょう。
そして両膝がちゃんと床に付くように気を付けること!
どちらかが宙に浮いていると、それだけで座禅は失敗と言っていいほど集中できなくなります。
その他のことは座禅を指導して頂けるお坊さんの話を聞いていればいいですが、初めての場合は説明を受けても全てを理解することは難しいため、なんだかよく分からなくなってしまったら、この二点に気を配っておけば少しは様になるでしょう。
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