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浮石寺(プソクサ)
電話 054-633-3463  
アクセス 中央線「豊基(プンギ)駅」下車、タクシーで20分ぐらい
特徴・見所

 韓国で最も美しいとも言われる無量寿殿など、多くの美しい建物が並ぶお寺です。展望もすばらしく、山々の連なる風景が見渡せます。

ほーりー記

 韓国のお寺にしては珍しく、着色していない木の素材が感じられる建物が並んでいます。こちらはまだテンプルステイは受け付けておらず、調査ということで特別に宿泊させていただきました(2008年には宿泊施設が完成し、テンプルステイを始めるとのことです)。

 私が宿泊したのは、月に一度の三千拝の行われる日です。三千拝とはお経を唱えながら立ったりひざまずいて礼をする五体倒地を、名前の通り三千回繰り返す行です。19時から始まり翌朝の3時ごろまで続く厳しい行で、さすがに韓国という慣れない地でもあるため、最初の100回くらいのさわりだけを体験させていただくことにしました。

 無量寿殿(本堂)には大きな阿弥陀如来が安置されていますが、まずはその前に参加者がずらりと並び、記念撮影から始まります。お坊さんが三脚を立てて笑わせながらシャッターを切るなど、この辺りはとてもフランクなお寺です。

 そして三千拝。お経の本は貸していただけるのですが、残念ながらハングルで書いてあるので私には読めませんでした。お坊さんの合図とともに立ち、ひざまずいて礼を繰り返す。ペースも速く、これは一種のスクワット状態です。お坊さんの説明では疲れたら無理せず休んだり、水やチョコレートを口にするようにとの話でした。100回程度なのでそれほどには疲れませんでしたが、三千回やればきっとふらふらになると思います。

 また参加されていた方は若い方から年配の方まで、50人ほどはいました。初めての方も多いようで、熱心な一部の仏教徒だけでなく、広く開かれたお寺であることが感じられます。この方たちは地元から三千拝を目的にお寺に登ってきた方もいれば、お寺に長期滞在をしている方などもいるそうです。

 部屋はテンプルステイが始まるころにはまた変わっていると思いますが、私が泊まったのは小さな宿舎みたいな場所でした。布団は薄かったのですが、オンドル(床暖房)がついていて寒くはありません。が、他の方の部屋にはオンドルがついていないところもあったそうです。

 食事はお皿とお盆が一緒になたプレートに、各自で食事をよそって食べます。ご飯と味噌汁、キムチ、ジャガイモ、もやしなどが出ました。食べた後は各自で食器を洗います。食器を洗っているとき、お寺の方? 地元の方? に、突然にぶどうを頂いてしまいました。この辺はぶどうの産地でもあるそうで、おいしかったです。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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