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海印寺(ヘインサ)
電話
055-934-3110
アクセス
大邱西部バスターミナルからバスで「海印寺」下車
ユネスコの世界遺産に指定されている、『高麗八万大蔵経』があるお寺です。これはお経を版木に刻んだ木版印刷用の板で、八万枚以上にも及ぶ膨大な量が残されています。
テンプルステイの受付は、境内に入って右側の建物の裏に回っていくとあります。入り口に「Temple Stay」と書かれています。そこから宿泊する部屋へと案内していただけます。
宿泊する施設はいくつかあるようですが、私が泊まったのは人が横一列に並んで寝るようになっている、少し縦に長細い部屋でした。20〜30人は泊まれるくらいの広さで鍵のかかるロッカーが備え付けられており、貴重品はそこに入れることができます。オンドル(床暖房)が入っていて、暖かい部屋でした。
お風呂はなく、シャワー室のみです。ただシャワーもお湯を浴びるというよりは、手足や顔を洗うものと考えた方がいいかもしれません。
夕食は18時、朝食は6時です。お盆に凹みが付いてお皿形になっているプレートに、各自でご飯をよそって食べます。メニューはご飯、スープ、キムチ、大学芋風の芋、キムチ味のお麩? など、特別なものではありませんが、素朴なおいしさのある精進料理でした。また食事中は会話をすることができず、隣では修行僧も一緒に食事をしており、お寺の生活を垣間見ることができます。
夜のお勤めは19時から、朝のお勤めは3時からあります。宿泊者も立ったり膝をついて礼拝したりと、一緒に参加することができます。ただ日本のお寺よりもお勤めが長く、特に朝のお勤めは5時30分まで続きました。最初の30分はお坊さんも30人くらいいるのですが、残りはずっと一人のお坊さんだけでお経を唱えています(はっきり言って、驚異的なエネルギーです)。一人になってからは時間も長く続くので、後ろで見ているだけでも構わないと思います。
その他、高麗八万大蔵経は8時から見ることができます。それを見ると8時30分ごろに売店などが開き始めるので、覗いてみると面白いです。売店のうちの一つには日本語でのお寺の紹介ビデオなども見せていただけるので、興味のある方は聞いてみると良いでしょう。周りの自然の景色は美しく、環境は抜群です。おいしい空気を吸い込んでリフレッシュできるお寺でした。
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