宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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文化財 日本庭園
天龍寺 リンク
電話 075-881-1235 【座禅】
座禅 無料
(当日参加可)
団体(50人以上) 20000円

【写経】
写経 1000円(別途、参拝料600円)
(事前に要予約)
【精進料理】
精進料理 3000〜7000円
(要予約)
アクセス ・京福電鉄嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩5分
・JR「京都駅」から市バス「嵐山天龍寺前」下車、すぐ
収容 最大100名
特記事項

 天龍寺座禅会(毎月第2日曜9〜10時)が行われています。また会社研修では宿泊することもできます。

 写経は予約により随時行われています。写経道具はお寺に用意されており、手ぶらで参加可能です。

 『天龍寺篩月』では、夢窓疎石作の名庭、曹源池庭園を眺めながら、書院で精進料理を頂くことが出来ます。五法、五味、五色を取り入れ、五葷(ごくん −匂いの強い野菜。ニンニク、ニラなど)を抜かした本格的な精進料理です。満室でない場合は予約なしでも料理を頂くことが出来るようですが、予約はした方が無難かと思います。

 京都五山の第一位であり、世界遺産に指定されているお寺です。夢窓国師作の曹源池庭園はとても美しいです。

ほーりー記
天龍寺の精進料理天龍寺の精進料理
 当日に予約なしで一人でしたが、何の問題もなく精進料理を頂く事ができました。

 一汁五菜で3000円の「雪」、一汁六菜で5000円の「月」、一汁七菜でお抹茶付き7000円の「花」の3コースがあり、雪は予約なしで一人でも可、月と花は2名以上で要予約です。私は「雪」コースをお願いしましたが、味も量も十分以上に満足できるコースでした。

 天龍寺篩月の「精進料理のしおり」を見ると、動物性食品は使用せず、ニンニク・ニラ等も使用しませんと書かれています。だしは昆布、椎茸、煎り大豆等でとり、季節感、五法(生・煮る・焼く・揚げる・蒸す)、五味(鹹=かん・塩気のからい味)・甘・酸、辛・苦)、五色(赤・青・黄・白・黒)を大切にして調理するとあります。

 実際にこうしてしおりに書かれており、食べていても同じように感じましたが、すごく基本と伝統に則った精進料理であるように感じました。

 メニューは季節によって変わりますが、私が頂いたのはご飯・豆腐の汁物・ごま豆腐・湯葉、車麩、しいたけの煮物、菜の花のからし酢味噌和え、ご飯を柏の葉で包んだ餡かけ、煮豆、お麩、ちまき、こんにゃく、漬物、オレンジ、イチゴなどです。

 こちらで食事をして感じたのは、何よりもだしが本当に美味しいということ。味が全て透きとおっていると言うか、すごく薄いのに濃厚というか、ものすごい矛盾を抱えた表現のようですが、まさしく精進料理の淡みが身体に染みわたっていくような味です。本来はあんまり飲まないんじゃないかと思うのですが、あまりに美味しかったのでだし汁も全て飲んでしまいました(しかもめちゃめちゃゆっくり味わって)。

 またごま豆腐は、胡麻の香りがふわっとのどの奥に漂って、これまた絶品です。全ての料理を頂いた後は、本当に幸せな気持ちになる、すごい精進料理でした。

客室
 なお、一つだけ注意ですが、精進料理は3000円からですが、こちらで料理を頂くには、料理のほかに拝観料の500円が必要です。ただし天龍寺の庭園といえば日本屈指の名庭園師である夢窓疎石が作ったお庭ですし、これまた必見の価値があります。精進料理を頂いた後は庭園散歩で腹ごなし。まさに最高のぜいたくといえる京都旅行でした。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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