宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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建築物 文化財
圓教寺会館 リンク
電話 0792-66-3240 一泊二食7000円
アクセス JR「姫路駅」から姫路市営バス「書写駅」下車。ロープウェイで「書写山駅」下車
収容 最大110名
特徴・見所

 西の延暦寺とも呼ばれる古刹、圓教寺の境内にあります。多くの建築物や文化財を見ることが出来、自然も豊富です。宿坊では坐禅、写経、法話が行え、会社、各種グループ、子供会等幅広く利用されています。1人の宿泊も可能です。また近くにある寿量院(重要文化財)で精進料理を頂くことも出来ます(要予約、4〜11月まで。木曜定休。平日は5名以上のみ。TEL 0792-66-3553)。

体験者の声

 姫路の1日目は清水寺と姫路城を見学し、書写山ロープウェーに着いたのは、どっぷり日が暮れて雨が降り出した頃。山上駅から宿坊まで徒歩25分とあって、無事、山道を宿坊までたどり着けるか不安になりましたが、ロープウェーのガイドさんが電話すれば車で迎えに来てくれるかもしれないと教えてくださいました。

 さっそく宿坊に電話してみると、快く山上駅付近まで迎えに来てくださるとのこと。安心した私達は他に乗客もおらず貸切状態のロープウェーで姫路の夜景を満喫しながら、山上へ向かいました。

 圓教寺会館は昔ながらの? 木造宿舎といった感じで、本館と二つの増築された新館がありました。広くて寒い玄関、寒い廊下、さらに寒い渡り廊下を渡ると、ようやく私達の部屋。さすがに部屋は暖房が効いていてまずまず快適でしたが、食堂・お風呂・トイレは全て本館にあるため、何度もさぶ〜〜い渡り廊下を往復しました。

 ちなみに歯ブラシ・タオルは持参。浴室にはドライヤーがあり、部屋には冷蔵庫・浴衣・ポットとお茶がありました。

 夕食は食堂で6時半から。私達が電話予約したときは何も聞かれませんでしたがコースが2種類あるようで、お重に入った精進料理? を食べている方達がいました。私達のコースはエビフライ・豆乳鍋・和え物・フルーツなど。豆乳鍋が絶品! で、ほんのり甘みのある汁を最後の一滴まで頂きました。

 食堂で翌朝の座禅に参加される方は6時半に常行堂に集合するように言われました。電話予約の際、6時からお勤め、7時から座禅と言われていたのであれ? と思いましたが、とりあえず私達は言われたとおり朝もやの中を常行堂へ歩きました。山道はまだ薄暗く、私達は不案内でとぼとぼと歩いていましたが、やがてコの字型に並んだ荘厳な伽藍が見えてきました。圓教寺は映画「ラストサムライ」や、大河ドラマ「武蔵」のロケで使われた古刹。常行堂・食堂・大講堂という3つの大きな伽藍が並ぶ姿は圧巻でした。

 トム・クルーズや渡辺謙も座禅をしたという常行堂で、私達もさっそく朝の座禅をしました。指導して頂いたのは、まだ若くて親しみやすそうなお坊さん。上着着たままでいいですよ。胡座できなければいいですよ。(ヤッター♪)しかも、カイロを3つも貼ってトライしたのでぬくぬくでした。座禅の後は、軽い体操付き。お坊さんと少し話をしてから、常行堂を出ました。

 あっという間に1時間もたっていて、外はすっかり日が昇って、清々しい青空が広がっていました。目の前には荘厳な黒い伽藍が並び、敷き詰められた砂利の白、紅葉に染まった楓の赤・・、と見事なコントラストで、忘れられない朝のひと時を過ごしました。

 それから圓教寺会館へ戻り、朝食をとったあと、再び散策へ。どうやら朝のお勤めも6時半から摩尼殿で行われていたようで、参加しそこねてしまいました。夏と冬で開始時間が変わっていたようです。また次回、リベンジです。圓教寺の展望公園からは、天気がよければ四国まで見えるそうです。四国・・・までは見えませんでしたが、とてもいい所でした。

 帰りは仁王門をくぐって、参道へ。自然豊かな遊歩道の脇に、西国の三十三観音さまが見守っておられました。

 余談ですが・・トム・クルーズは圓教寺会館に泊っていません。神戸の高級ホテルから、ヘリコプター通勤されたそうです。庶民にはない発想ですねぇ(^^;
追加情報

 『お寺に泊まろう(P110)』でも特集されています。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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