永昌寺 |
電話 |
0264-59-2051 |
【宿坊】
一泊二食6000円
一泊二食8000円(精進料理)
【精進料理】
精進料理3000円〜
(1週間前までに要予約)
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アクセス |
JR中央本線「中津川駅」から馬籠行きバス「馬籠」下車、徒歩8分 |
駐車場 |
町営の駐車場あり |

島崎藤村の『夜明け前』に、万福寺として登場したお寺です。島崎家の菩提寺でもあり、藤村のお墓があります。また阿弥陀堂には藤原時代に作られた本尊阿弥陀如来や円空仏などもあります。ここでは毎年大晦日に鐘撞き堂で「除夜の鐘撞き」が行われ、鐘を撞く事ができます。精進料理では白身魚の代わりに餅を使った、精進かぶら蒸し(冬)が有名です。名物の五平餅なども頂くことが出来ます。
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部屋は4畳半の二間続きで、風呂、トイレは共同。浴衣あり。タオルはありませんが希望者には貸し出すそうです。また冷房はありませんが高地にあるため、それほどの暑さはありません。逆に冬はストーブが用意されるとのことです。
私が泊まった部屋は目の前に庭園がありました。ちょうど梅雨の季節で白とピンクの蓮が咲いており、時間の経過と共に花がしぼんだり、つぼみが膨らんで次の朝には咲いていたりと、雨の中で安らぎを感じる庭でした。
食事は精進料理を頂きました。ゆりねやぎんなん、きくらげをくるんだ湯葉の揚げ出しや、れんこん団子のくず蒸し、ごま豆腐にいんげん・アスパラのごま和えなど、旬の素材を使って手をかけた、本当においしい料理です。酢の物も酸っぱさがなくさっぱりしていて、漬け物も薄味で、一つ一つの料理に優しさがあふれているような、そんな印象があります。量もボリュームがあり、食べ応えがありました。
また夜には座禅指導をして頂きました。しかしこちらではある程度形を教わった後は、すぐに雑談会になりました。住職が話好きで各地を旅した昔の武勇伝から、現在の馬籠の観光事情、宿坊についての話や4人いるお子さんの話など、楽しい時間を過ごすことが出来ます。宿泊したフランス人の団体とは通訳を通して4時間も話を続けたり、1日の宿泊者は1〜2組と限定して話す時間をもうけたりと、いつもこんな感じでにぎわっているそうです。
観音堂には優しく微笑んだ平安時代末期の阿弥陀如来や円空作の聖観音像があります。また境内には島崎藤村のお墓もあり、5分も歩けば馬籠の美しい宿場の街並みと、観光にも便利です。お酒は出ませんが、住職曰く「持ち込みは樽ごとでも構わない」とのことです。また一人旅も受け入れて頂けます。
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『お寺に泊まろう(P74〜75)』 『精進料理紀行(P72〜73)』でも特集されています。
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