龍雲寺  |
電話 |
03-3421-0238 |
洗心坐禅会 会費なし
写経会 500円
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アクセス |
・東急田園都市線「三軒茶屋駅」下車、徒歩15分
・東急東横線「学芸大学駅」下車、徒歩15分 |

毎週日曜日午前6時30分〜9時ごろまで、『洗心坐禅会』が行われています。内容は坐禅・法話・茶礼です。服装は坐りやすいジャージなどが必要です。会費等はなく、初めての方にも分かりやすく指導して下さいますので、安心して参加することができます。また足の痛い方や座禅が組めない方用に、座禅椅子も用意されています。
1・7・8月以外の毎月第2土曜午後1時〜4時には、『写経会』も行われています。道具等は不要で、般若心経・観音経普門品世尊偈・延命十句観音経の台紙が用意されています。
その他にも『仏像を彫る会』や『獅子舞の会』、『花園 子ども会』など、多くの集まりがあります。『龍雲寺綱引きクラブ』は綱引き界では有名なチームです。
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月に一度の写経会に参加してきました。こちらの写経会は予約も必要なく、写経道具も一式揃っていて手ぶらで参加できますので、初心者にとってとても気軽に参加できます。
写経会の会場は、門を抜けて本堂を左手に奥の方に入った南薫亭で行われます。玄関をくぐると廊下があり、そこに受付があります。名前を書き、写経用紙と筆や墨、硯などを渡されて写経開始です。通された部屋は3人×8列で24人が写経できる部屋でした。前には「自適」と書かれた掛け軸が掛けられています。また廊下を挟んだ向かいには、もう十数人入れる部屋がありました。
私や一緒に写経に参加した人はこちらのお寺では初参加だったため、簡単な写経の説明もして頂きました。願文(願い事)や名前の書き方、書き終わった写経用紙の納め方などを教えていただきます。
また写経用紙は般若心経がうっすらと書かれた用紙に、直接なぞって書き写すタイプです。紙が比較的大きめなので、他のお寺の写経会より、時間は大目にみておいたほうが良いかもしれません。墨も墨汁ではなく自分で磨るようになっており、なかには写経が終わるまで2時間以上かかっている方もいました。
そして2時には一度休憩をして、参加者全員で般若心経を読経します。それが終わると引き続き、また写経。最後に習ったとおり、願文や日付、氏名などを書いて出来上がりです。こちらは納めた後、京都の妙心寺へと運ばれて納経されているとのことです。
そして私が面白いと感じたのは、写経用紙を良く見ると、同じ漢字でも場所によって少しずつ形の違う字が使われていることでした。
例えば般若心経には「般」という字があちこちで出てきますが、左側の舟の点の形が違ったり、幾つかの文字に細かな変化があります。これは文字の形で意味に違いがあるわけではなく、昔の人の遊び心を踏襲した作りになっているとのことでした。
写経が終わると、お世話役の方にいろいろと説明をして頂きましたが、写経部屋や廊下などには様々な掛け軸や書が掲げられ、なかなか赴き深い建物です。また、ふすまを開けると部屋は庭園に面しており、本堂の屋根も垣根の向こうに顔を出していました。
そして最後にお寺を出る時、門のそばにある椿を見ていきなさいと教えられました。花の中にさらに幾つかの花が咲いているとても珍しい椿で、カメラマンも写真を撮りに来るそうです。見頃はお彼岸の頃とのことで、私たちが行った3月では少し早かったのですが、それでも幾つか真っ赤な花が咲いていました。花の中にたくさんの花弁がある姿は、ちょっともこもこしていて不思議な椿でした。
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