宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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増上寺 リンク
電話 03-3432-1431 写経会 2000円
アクセス JR山手線「浜松町駅」下車、徒歩10分
特記事項

 7・8月を除く毎月14日に写経会が行われています。午後1時から大殿1階で受付があり、法話や法要を経て、写経会が始まります。ここは「しゃきょうかい」ではなく、「しゃきょうえ」です。写経を指導していただけるというより、法要の中の儀式の一つとして写経があるようです。法要が始まると皆でお経を唱え、案内をされてから写経をします。書き写すお経も、浄土宗が拠り所とする浄土三部経(無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)などです。

 持ち物には小筆と「浄土宗のおつとめ」の本があります。持っていない方は当日に受付で買うこともできます。また書写された写経は、境内中程にある写経塔へ奉納されます。

ほーりー記

増上寺(東京) photo : 360度カメラ研究会(http://camera-360do.com/) by ほーりー - Spherical Image - RICOH THETA

↑上の360度写真はRICOH THETA(リコー シータ)で撮影しました。マウスで動かせますよ。

 写経会に参加する方は、予約などは必要ありません。増上寺本堂の地下にある受付(本堂正面脇の階段を下りるとあります)で整理券を受け取り、13時になると整理券の番号順に受付が始まります。

 整理券の配布は10時からですが、200人くらいは参加できそうな大きな部屋で行われ、土曜日でも十分あきがありましたので、13時前位にいっても大丈夫だと思います。

 受付時には冥加料(2000円)を払い、持っていない人は筆(1000円)&おつとめの本(400円)を購入します。この辺、ちょっとお金のかかる写経会です。筆を持参される場合は普通の筆だけでなく、筆ペンでもOKなようです。
写経用紙
 写経会場へは受付のある階層からエレベーターで上がっていきます。知りませんでしたが増上寺の本堂がある建物って、すごい複雑(?)な造りになっているんですね。

 写経会場に辿り着くと、まずは象の形をした香炉をまたいで身を清めます。そして大部屋に入ると正座席が2列、椅子席が4列あり、好きな場所に座れました。また正面にはどっしりとした阿弥陀如来が鎮座していて、何気に見どころです。

 席についてしばらくすると、まずは法話の開始。木魚の音と共に全員でお念仏(南無阿弥陀仏)を唱え、お導師様をお迎えします。法話では一本一本、一点一点に命があるので、写経を書くときは真剣に向き合うことというお話がされました。また写経は途中で休んでも構わないので書き上げることが大事とのこと。何年もかかって阿弥陀経というとんでもなく長いお経を写経された方のエピソードなども紹介されていました。

 そしていよいよ写経開始。先の法話では心の中で南無阿弥陀仏を唱えながら書くようにとのお話があったので、それに従ってみました。また書写するお経は私が行ったときには仏説盂蘭盆経でした。全部で61文字の短いお経です。写経会の説明書きによると、浄土宗が拠り所とする浄土三部経(無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)を始め、先師の残された様々な関係の経典を写経するとのことで、毎回違うようです。

 しばらくシンとした時間が流れ、写経が行われます。そして頃合を見て、またお経が始まります。この時、書き終わった方は前に出て写経を納めてお焼香をします。まだ書き終わっていない方は引き続き、書き続けてくださいとのことでした。お経を納めると一人一人に散華が渡され、それを席に持ち帰って日付を書き入れます。写経会が終了し、部屋を出る時には一人一人にお菓子が配られました。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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