宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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高乗寺 リンク
電話 0426-61-6852 坐禅会
写経会 500円
日帰り禅体験 5000円(5〜40名で予約)
アクセス JR中央線「高尾駅」・京王線「高尾駅」下車、徒歩15分。無料送迎バス(土日のみ)も運行されています。
特記事項

 坐禅会は毎月第2日曜日午前8時より大慈閣(本堂左側)で、写経会は毎月第1・3木曜日13〜15時に大慈閣で行われています。写経会ではまず般若心経を唱え、3分間の坐禅の後、写経を行います。道具類は用意されているので手ぶらでも参加可能です。

 また企業や団体対象で、坐禅・精進料理・写経がセットになった日帰り禅体験も行われています。開催日は平日限定で、希望する日の2週間前までに電話でお申し込み下さいとのことです。

お寺から

 写経に興味をお持ちの皆様へ…写経というと難しそうとか、筆が苦手という声をよく耳にしますが、大丈夫です! 緊張しないで平気です! 写経は一文字一文字を心を込めて大切に写すことです。字が上手いとか下手なんて、ちっとも関係ないです。それでもどうしても筆はちょっと…という方のために乘寺ではボールペン・サインペン・筆ペンも準備してあります。

 高尾はちょっぴり遠いですが、もし興味をお持ちでしたら是非いらして下さい。必要な道具類は揃っていますので、手ぶらで、そして気軽にご参加下さい。

ほーりー記

本堂でのお勤め  高乗寺さんと一緒に寺社コンイベント(禅寺体験コン)を開催させて頂きました。このため通常の日帰り禅体験とは少し異なるかもしれませんが、基本的な作法は一緒と思いますので紹介いたします。

 私たちが体験したのは本堂でのお勤め・法話・座禅・写経・茶話会で、その後に高乗寺の境内もお坊さんに案内して頂きました。

 まずお寺に着いて用意された部屋に荷物を置くと、注意事項として私語は慎み、歩くときは足音はなるべく小さくとのことです。

 そして本堂へと通され並べられた椅子に座ると、開講諷経(本堂でのお参り)の始まりです。まずは合掌して導師をお迎えし、渡された経本を見ながら全員で般若心経を読経。声を出すことで少し緊張がほどけてきました。続いて副住職からの法話。出会いのイベントだったこともあり、お話頂いたのは「今日一日集まった仏縁を大切に」という内容でした。

 法話が終わると隣の部屋に移動して座禅。まずは坐り方の説明があります。坐り方は片足をももに乗せる半跏趺坐で、持ち上げる足は左右どちらでも良いとのことでした。また足を組めない方は胡坐でも大丈夫です。

 足首をほぐしてから坐り、坐骨を真ん中にして身体を揺らしながらバランスを取っていきます。力を入れることなく背筋を伸ばし、手をぶらーんと落とし、坐骨で上半身を支えます。

座禅会  そして目を上下左右に動かして緊張をほぐし、首は垂れずに視線だけを1メートル先に落とします。この時、半眼は意識せず、自然になるようにとのことでした。そのままの姿勢で右手の上に左手を乗せ、両手で楕円形を作って両親指をお腹の辺りで触れさせます。

 身と心をゆったり保ち、頭に浮かんだことは追いかけないようにします。姿勢が調ったら鐘の音が3回鳴らされ、座禅スタートです。

 こちらは曹洞宗のお寺ですので、座禅はそれぞれ壁に向かって坐ります。また、壁が足りなかった人は真ん中に衝立が置かれ、そちらを前に坐りました。しばらく座禅をしていると指導役のお坊さんが歩き、合掌すると警策で右肩を一回、叩いて下さいます。びしっと良い音がしましたが、他のお寺の座禅会よりも強めだったように感じました。

 なお、道元禅師は座禅はみんなですることを進めているというお話もありましたが、確かに一人で坐っているよりもお寺でみんなで坐る方が、場の厳粛さや一緒に頑張る意識もあって、気持ち良く坐れる気がします。最後は少し足が痛くなりましたが、終わった後は心が軽くなったようでした。

 坐禅後は机を並べて写経の準備を行います。写経は時間の関係もあり、今回は簡易版です。延命十句観音経という全部で50文字弱の短いお経で、お経の中にある「常楽我浄」という言葉は、「常=平常心」「楽=苦がなくなる」「我=自分だけではなく」「浄=平等の知恵と慈悲」という意味があるそうです。

 そうした説明を受けてから、写経開始。お手本の上に紙をしいて上からなぞる形式で、ボールペンで書き写しました。お経の最後に日付と名前、願い事を書き入れ、お坊さんに印を押して頂いて完成です。

茶話会  また、全員が書き終わったら、普回向(ふえこう)というお経を唱えます。こちらはこのお経を書き写した功徳が全ての人々に及び、みんなで正しい道を進めるようにという意味があるそうです。唱え終わったら修行体験は終了。お茶とお菓子が配られてお坊さんと一緒に茶話会の時間が設けられました。

 茶話会は座禅や写経の感想を述べ合ったり、お坊さんへの質問などで、なんでお坊さんになったのか、お寺でこうした座禅会をどうして開いているのかなど、あれこれと質問が出てきました。

 そして茶話会を終えた後は、高乗寺の境内散策。高乗寺の墓地にはロックミュージシャンの忌野清志郎さんや詩人・劇作家の寺山修二さんと言った、有名人のお墓もあります。忌野清志郎さんのお墓にはギターを弾いたブタのキャラクターが立っていたり、寺山修二さんのお墓は本の形をしていたりと、それぞれに個性的でした。


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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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