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相国寺別院
電話
03-3400-5858
東京維摩会 志納
アクセス
JR「渋谷駅」下車、徒歩15分
月に1回土曜日10時30分〜12時に有馬ョ底管長の維摩会(「無門関」提唱、坐禅、茶礼)、同じく月に1回土曜日13時〜15時30分に小林玄徳老師の維摩会(「臨済録」提唱、坐禅、茶礼)が行われています。小林玄徳老師の維摩会では袴を貸し出しして頂けます。詳しい日程はそれぞれホームページの総合案内をご参照下さい。
小林玄徳老師の部に参加しました。当日は参加者が多かったため、袴が足りずに私服での座禅となりました。
まずは受付で名前を書き、座禅が行われる部屋に案内されます。部屋は20人くらいが一度に坐れる広さです。そして時間になるとまずは全員で般若心経を読経します。それが終わると、提唱(法話や仏教の解説をした勉強会のようなもの)が行われます。提唱は通常、臨済録を読んで解説が行われる流れのようなのですが、この日は初参加者が多かったためか、臨済録を読んだ後は初心者向けの仏教用語の解説が、講義の中心になりました。
例えば、四苦八苦。人間には生・老・病・死という四つの大きな苦しみがあり、さらに愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)の4つを加えた、全部で8つの苦しみがある。これらは逃れることはできず、人生は苦しみの連続であるという覚悟を持つことが大事というお話でした。またそのためには感謝の心を持つことなど、いろいろと考えさせられる内容です。
しかし提唱はノンストップで2時間たっぷり続き、最初は真剣に聞き入っていたのですが、1時間を越える頃からあぐらのままでも足が痛くて集中できず。ホント、修行が足りませんです。
提唱が終わって少し休憩を取った後、茶礼でお茶と和菓子が出ました。この時もお菓子を食べた後のごみは持ち帰る(「置きっぱなしでは誰かが片付けなければならない。それを想像することが大事」)など、はっとするようなお話がありました。
そして、座禅。始まるとすぐに、すぐ横の方がいきなり警策でバシーンと叩かれていました(合掌してお願いして叩いて頂いていたようですが)。叩く音がものすごく激しく、あまりのすごさに部屋全体に緊張感が走ります。
ただその後は一人一人順番に警策で叩かれましたが、初心者には初心者なりの、ベテランにはベテランなりの強さがあるようで、私が叩かれた時には初めの一発のような思い切った勢いはなく、強さは普通程度でした。
全体的には提唱の時間がかなり長く、座禅は短めです。ですので座禅をじっくりとやりたい方には少し不向きかもしれません。ただ予約も必要なく、初心者も受け入れて下さいますので、渋谷で座禅を試してみたいという方にはおすすめです。また料金は帰るときに箱に入れます。金額は決まっておらず、志納です。100〜1000円くらいで良いでしょう。
まず有馬ョ底管長からの講和がありました。漢文のテキストが妙に懐かしかったです。関西弁の語り口は何とも説得力と親近感がありました。
その後の座禅会では私の他にも初めての方が多く、お坊さんから最初に呼吸法などご説明いただきました。心地良い緊張感を楽しみ、足の痺れに耐えながらの座禅は、日常のストレスやモヤモヤから開放されて清涼感を感じました。私はまだまだ体が硬直して余計な力が入ってしまいましたが、家でも少しずつやってみようかな、と思っています。
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