宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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高野山東京別院 リンク
電話 03-3441-3338 阿字観実修会 無料
写経会 奉納代1000円
アクセス 都営浅草線「高輪台駅」下車、徒歩5分
特記事項

 月2回土曜日に10時から阿字観実修会が行われています。11時から茶話会も行われます。阿字観は真言密教に伝わる瞑想法です。

 月1回土曜日に13時から土曜写経会が行われています。写経道具はお寺にて用意されています。

 月1回月曜日に午前6時30分から暁天写経会が行われています。7時より朝粥食事作法も行われます。写経道具はお寺にて用意されています。

 日程は高野山東京別院のホームページ(上の赤い家のアイコンよりリンク)に記載されていますので、ご参照ください。

ほーりー記

 阿字観実修会に参加しました。本堂右手をぐるっと回ると玄関があり、そこから上がらせていただきます。初参加者は9時30分に集合とのことなので、着くと先生を囲んで雑談形式でお話がありました。

 しばらくすると本堂へと移り、初参加者にはまず塗香(ずこう)の使い方から説明があります。片手の親指と人差し指でつまんで両手で半分ずつに分け、手のひら、手の甲と擦り込みます。そして身体中を撫でるような仕草をし、これから瞑想に入るためのお清めをします。

 本堂には坐蒲と阿字観本尊(月の中に『阿』の字が書かれた掛け軸)が並んでいます。参加者はそこに座り、先生の指導の元に、瞑想を行います。まずは合掌。合掌は手のひらを少しふくらませ、蓮華の形に見立てた合掌を行います。そして三礼。親指と人差し指で輪を作り、頭を床につけて礼をします。座る位置は本尊から1mくらい離れ、ただし個人個人の感覚やその時の体調などにより、位置を調整します。あまり周りと会わせる必要はないとのことです。呼吸は楽にできるか、身体を締め付けている場所はないか、痛くはないかなど、座る体勢を一つ一つチェックして、般若心経の読経に入ります。

 般若心経は、覚えている人は一緒に読み上げ、知らない人は合わせながら「アー」とか「ウー」とか、声を出してくださいとのことでした。声を出すことで阿字観瞑想の準備に入るため、とにかくみんなで声を出していきます。私も途中までしか覚えていないので、あとは「アー」とか「ウー」でした。そして般若心経が終わると7回「アーーーーーーー……」と声と一緒に息を絞り出します。少しずつ呼吸を瞑想用に慣らしていき、阿字観に入ります。

 阿字観での呼吸は、深呼吸の逆から入ります。つまり吐いて吸って、吐いて吸って。さらに慣れれば、吐いて止めて、吸って止めて。自分の吐いた息が床を辿って弧を描くように本尊に届くことを意識し、逆に本尊から弧を描いて息が自分に戻ってくることをイメージします。だんだんと月が自分の方へと近づき、自分自身も月に近づいて一体化します。一体化した月と自分は少しずつふくらんで、前後左右の人と重なり、お堂の大きさ、街全体、港区、東京、日本、大陸、地球へとイメージを拡大させます。宇宙を越えて無限の広がりを意識できたら、今度は先生の声に合わせて少しずつイメージを縮めていきます。月が目の前に辿り着いたところで掛け軸へと戻し、呼吸を深呼吸(吸って、吐いて)に切り替えながら通常のものへと戻し、身体をほぐして合掌、三礼で終わります。

 先生の指導では「苦しくなったら無理をしないこと」を、繰り返し強調されていたことが印象に残りました。阿字観が終わると茶話会へと移り、先生を囲んで活発な議論が飛び交っていました。
体験者の声

 高野山東京別院にて12/5に瞑想体験をしましたので、ご報告いたします。

 9:30の説明会に少し遅れて入室。30人くらいは既にいらしていて、心得などを聴き、本堂へ移動。経験者の方が50人くらいいるようです。本堂は寒くもなく、暑くもなく。

 説明を聴きながら作法をするので、安心して参加できます。掛け軸などはなかったです。1時間弱で瞑想は終了。私は茶話会には参加しなかったのですが、時間のある方は是非。塗香の香りが心地よく、清清しい気持ちで本堂を後にしました。
体験者の声

 10/16東京別院の阿字観に行ってきました。今回は2回目ですが、指導者の教え方が上手なので良いです。こちらの先生は高野山のお坊さんにも指導をしていらっしゃるそうです。また茅ヶ崎のお寺の住職で、そちらでも阿字観教室をやっているとのことです。

 参加者は多かったです。30〜40人くらいいたでしょうか? 遅く行ったために阿字観本尊(掛軸)が足りなくなり、本尊をかける十字架だけでやりました。終わった後は茶話会。講習は無料でお茶とお菓子までいただいて、申し訳ないくらいですね。
体験者の声

 初参加の方は9時半集合で、塗香の使い方など簡単な説明があります。予約なしで、いきなり行って大丈夫です。座り方もうるさくないし、寝てもいいですよなんて言われたりして、すごくとっつきやすいです。何か質問があったら、開始前に先生とお話もできますし、ぜひ一度いらしてみてくださいね(^-^)
体験者の声

 高野山東京別院で、「阿字観」を初めて体験してまいりました。阿字観て知らない、何? という方にご報告します。今朝まで私も「阿という字の前で座禅するらしい」というくらいの認識でした。
 入堂の前に初心者は川上老師より「阿字観」について説明を受けたましたが、次のようなことでした。

 ・他の座禅とちがって、初めから終わりまで老師の誘導があり、それに従って行うものであること
 ・善いイメージを作っていくことを設え組上げていくために誘導があるということ
 ・苦しいと感じたら適当にして、無理をしないこと
 ・周りに興味があるうちは阿字観にはならない。見たいならきょろきょろ見ても構わない
 ・慣れて飽きた頃にやっと阿字観が始まるといえる

 本堂入口でお香(粉末)を両てのひらに摺り込み、その香りで全身を清める。この時から清められた自分という意識をはっきり持って、入堂し着席する。阿字のお軸の前に着席、合掌のやり方、次に三礼のやり方と、初めに説明を受けたとおり老師の誘導が始まる。この後は、あえて報告を省略します。それぞれの方が初めての阿字観で味わってみてください。

 終わってみると、無理なく付いていける老師の誘導は、動作、呼吸、発声、瞑想の体験すべてを含んでいました。また、目の前に見るもの(阿の字)があることの意味も体験してみて分かりました。ぜひまた、行なってみたいと思います。
体験者の声

 少し遅れたので入堂の作法も知らず、本堂のお軸の前で待ってました。ロビーから川上先生と説明を受けられた方々が来られたので、その後から参加させて頂きました。

 川上先生の説明はとても分かり易く、例えば身体を清める塗香については利き手でひとつまみし、それを反対の親指と人差し指で摘み分けて、片方ずつに擦るように塗る……等々、今まで一気に両手で擦り合わせていた私には、新たな発見の連続でした。川上先生は今までの阿字観の中で最高の先生でした。次回、もう一度教えて頂きたいと思いますので、予定を変更して行くつもりです。
体験者の声

 やっと念願の阿字観を体験できました。初参加の今回は知人(以前勤めていた会社の上司)と一緒に体験(知人は2年前まで参加していたようですが)。ロビーで川上先生のお話が9時半から。ロビーから移動して阿字観が始まる本堂へ移動。塗香という赤茶色の粉状のものを親指と人差し指でつまみ、作法に則り、からだ全体を清めます。これで瞑想に入るきっかけをつくります。なにもないところからいきなり瞑想に、、、というよりも、何かを儀式的に行うことで瞑想に入りますよ・・・という暗示をかけ、瞑想しやすくするそうです。

 阿と梵語(確か・・・)で書かれた掛け軸を目の前にして座って、はじめに座り方や呼吸の仕方を丁寧に教えていただきます。川上先生の誘導で徐々に瞑想に入ります、が、私は瞑想どころか、川上先生温かみのあるの声に感動して鳥肌が立ってしまいました。アーーーという、のどを震わせて声をだすようにしての呼吸も独特でした。これが実は(最初は恥ずかしいけれど)、すごく体にいい気がします。

 瞑想を一通り終えてからの川上先生の言葉で、“ここ、お寺で考えたことや感じたことは、一切ここに置いて捨てていってください。現実社会にこのままの状態を持ち帰って、そのギャップとに戸惑わないようにするため・・・”というようなことに驚きました。普通そこまで考えて教えてくれるだろうか、、、といたく感動。

 皆さんが「川上先生のお話が好き」というのがすごくわかりました。阿字観もいいけれど、お話だけでも毎回聞きたいくらいです。私もファンになりました☆

追加情報

 『週末出家ガイド(P90〜93)』でも特集されています。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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