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大善寺
電話
0553-44-0027
【宿坊】
一泊二食5700円
【精進料理】
精進料理 2000〜3000円
(10人以上で要予約。ただし他に団体がいる日は少人数でも可)
アクセス
JR中央本線「勝沼ぶどう郷駅」下車、タクシーで5分
駐車場
50台駐車可能
収容
最大80名
宿坊での料理は、山梨の特産品を使ったボリュームある家庭料理です。希望者には国宝の薬師堂で座禅指導をして頂くことができます。
国宝の薬師堂や美しい日本庭園があります。またぶどう寺としても有名であり、大善寺オリジナルブランドのワインが販売(720ml、1500円)されています。
昼食に精進料理を頂くことも出来ます。ぶどうの産地勝沼らしく、初夏にはぶどうの新芽や若葉を揚げた精進揚げ、秋にはぶどうの実を揚げて頂きます。
宿坊の新館に宿泊しました。部屋は洋室でベッドがあり、トイレ、洗面所付き。テレビや空調設備も整った、清潔で快適な部屋でした(宿坊には和室もあります)。また宿坊客室へと向かう廊下沿いには江戸時代の日本庭園があり、心が和みます。織田信長の立てたご禁制や戦国時代の武具の展示コーナーもありました。
宿坊から駐車場を抜けると山門があり、階段を上がると国宝の本堂(薬師堂)が建っています。桧皮葺の屋根は端が反り返り、柔らかな曲線を描いたとても美しい建物です。私が行った時にはちょうど紅葉が見頃で、背後の山は赤く色づき、空には一羽の鳶が飛んでいて、のどかな秋の風情が楽しめました。
また本堂の中では鎌倉時代の日光・月光菩薩や、十二神将も拝観できます。特に十二神将の一人、因達羅(いんだら)大将は、唇がねじくれ、歯をむき出しにした恐ろしい表情で、宿の方のお話では「天才的な感性を持った仏師の作品でしょう」とのことでした。
このお堂では朝9時過ぎから座禅の指導もして頂きました。こちらの座禅は坐蒲(ざふ−座禅用の丸座布団)などは使わず、右足だけをももの上に乗せた半跏座の姿勢で、20〜30分ほど座ります。指導して頂いたポイントは4つ。一、背筋を伸ばす。二、目は半眼に。1/3は目の前を、2/3は心の中を見る。三、合わせた手はおへその辺りに。両親指は付かず離れず。四、呼吸は深くゆっくり。7〜8回のサイクルで、鼻から吸い、口から吐く。口から吸い、鼻から吐く。呼吸とも口、口。そして鼻、鼻でした。
正直この通りにやるのは難しくて、どんどんとバラバラになってしまいました。しかし住職さんもお経を唱えたり、お堂に来た観光客の相手をしたりしながら、時々曲がってきた背筋をえいっと伸ばして頂く感じなので、あまり気負わず駄目なら駄目なりに座れて、終わった後はさっぱりした気分になりました。何より国宝のお堂で座禅が組めるというのは、それだけで得した気分になれます。
宿坊の食事は地元の特産品を使った家庭料理です。すき焼きや天ぷら、お芋にぶどうなど、量もたっぷりで本当に美味しかったです。もちろん大善寺で作られたワインも頂きましたが、さっぱりとしていてフルーティで、飲みやすい味でした。宿の方も朗らかで、ゆったりと静かな時間を過ごしたい方向けの宿坊です。
『宿坊に泊まる(P138〜140)』
『お寺に泊まろう(P84〜85)』
『精進料理紀行(P66〜67)』
『お寺でいただく精進料理 首都圏編(P78〜82)』
でも特集されています。
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