常福寺 |
電話 |
|
座禅 |
アクセス |
JR飯山線「飯山駅」下車 |

古寺が集まる飯山にあるお寺です。『いいやま七福神めぐり』の大黒天を祀るお寺でもあります。
|

長野県飯山市の「常福寺」。長野市から約1時間ちょっとのところにたまたま行った時のことです。
飯山は「寺の町飯山」として知られ、奥信濃の小京都と称されるほど寺社が点在しています。それはそれは親しみのある町で、行きかう人たちは気軽に声をかけてくれます。街道沿いを歩きながら、ひとつひとつのお寺をめぐり、お参りしました。
っと数件目でしょうか。「常福寺」というお寺をお参りして、中をのぞいていたら、ここの住職さんが出てきて
「ぜひ、お線香をあげてくだされ」
とおっしゃるので、畳に上がり、お線香をあげると
「仏教とはなんだと思いますか」
と突然質問されました。
にわか仏教信者の私は「人々の心を救うものでしょうか」といい加減な答えをしたのですが、笑いながら「いい答えですね」と褒めてくれました。
そのうち話が弾み、仏教談話や法話するうちに「2階に上がって座禅でもしませんか」とお誘いをいただいたので、「ぜひ」とやらせていただきました。普段は朝のお勤めの時間でやるのが普通ですが、今回は特別です。
円座を借り、はだしで仏間に入り、壁に向かって座り、1時間ほどの座禅が始まりました。住職さんは隣に座って「仏教とは…」から始まって、いろいろな法話をしてくれました。
《法話》
住職さんの法話のなかで特に印象だったのは、「人間は欲をかきすぎると碌なことはない。あまり欲をかきすぎないのも良くないが、ほどほどの欲で十分だ。欲していたものを獲得すると、またさらに上の欲を欲しがる。金持ちなんかそうじゃないか。それなりの金を儲けたのに、さらに儲けたい。欲の塊になって、結局苦しんでいるじゃないか。欲はほどほどにもつのが一番」っていうお話です。
そうですね。私は欲が大きすぎたのでしょうか。だから苦しんでしまったのでしょうか。身につまされるお言葉でした。
座禅の後はお茶をご馳走になり、世間話を長々と〜
とても気さくな住職さん。ちょっと遠いのであまりいかれませんが、ちょくちょく訪ねています。そのたびに座禅をさせてくれたり、法話を聞かせてくれたり。苦しいときに、こんなお寺があるといいですよね。まさに、昔ながらの地域に親しまれるお寺です。
|
あなたの寺社体験談を募集中です。よろしければ こちら から、お寄せください。
|
イベント情報をもっと見る
|