宿坊研究会 〜座禅・写経・精進料理など、楽しさ満載!〜  
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5000円以下 日本庭園 温泉
毛越寺宿院&YH リンク 写真
電話 0191-46-2331 【宿坊】
宿坊終了しました。

【精進料理】
精進料理 3675円
餅料理 2625円
(5日前までに5人以上で要予約)
アクセス JR東北本線「平泉駅」下車、徒歩8分
駐車場 毛越寺山門前庭にあります。
収容 客室9室(宿院)
収容36名(YH)
特徴・見所

 『もうつうじ』と読みます。和室の宿院とユースホステルがあります。夏期(7月20日から9月10日)には無料で朝の座禅が組め、また座禅指導も受けられます。境内にある庭園は形の素晴らしい石を配置しており、平安期の特徴を残した貴重なものです(宿坊利用者以外は、拝観料500円)。また5月1〜5日に行われる藤原祭りや花菖蒲(6月下旬〜7月中旬)でも有名です。平泉駅から近く、中尊寺や義経堂などの散策にも便利です。徒歩5分程のところに日帰り温泉もあります。

 精進料理は昼食に予約ができ、旬の山野菜を使った精進料理が頂けます。

ほーりー記

 ユースホステルに泊まりましたが、部屋は2段ベッドが並ぶ、典型的な相部屋形式のユースの部屋です。朝の座禅会は本堂で行われました。朝6時25分にロビーに集合し、お坊さんを先頭に一列に並んで合掌したまま本堂まで歩きます。そして並べられた坐蒲(ざふ−座禅用の丸座布団)に座り、座禅に入ります。まずは身体を前後左右に揺すってバランスを整えます。そして静かに30分ほど座りました。途中で警策を受けたい場合、合掌して肩を叩いて頂きます。年齢層は20〜30代が中心で、また座禅は初めてという方が多かったです。外国の方も良く参加されるそうです。

 ユースホステル宿泊の場合、食事は特に精進料理ではありません。また池泉回遊式の浄土庭園が有名ですが、この庭園を朝のまだ開園しないうちに、ゆっくりと散歩することが出来ます。広々としていて清々しく、これが何より気持ちよかったです。

 夕食はユースホステルでは出ませんが、食事処は近くにはそれほど多くないようです。駅前に幾つかありますが、早くしないと閉まってしまう店もありました。それと歩いて5分程の所に温泉施設(入浴500円)があります。宿坊内にもお風呂はありますが、こちらに行かれても良いと思います。

 それと付け足しですが、宿泊者は入り口で宿泊者ですと告げると、拝観料無しでお寺の中に入ることが出来ます。
宿泊者の声

 私は宿院に泊まりました。部屋は6畳の和室で、テーブルと茶器、ポット・扇風機・布団・浴衣があります。和室の場合、入り口が格子戸になっていて、開けるとスリッパの脱ぎ口になっています。その先の襖を開けるとお部屋になりますが、この襖に内側からのみかけられる簡易な鍵があるだけですので、部屋を出る際には念の為に貴重品は持って行った方が良いと思います。トイレ、洗面所は1階と2階に共同であり、1階の洗面所はお湯が出ます。全体的に造りが古く、廊下を歩く足音や部屋の開け閉めの音は結構響きますし、話し声も外に漏れやすいので、夜などは他の宿泊者に気をつけた方が良いと思います。

 テレビは1階の談話室にあり、ここで喫煙も出来ます。又、食堂と談話室には延命茶というお茶が置かれていて飲み放題となっています。食堂には冷蔵庫もあって、自由に使って良いとのことでした(冷蔵庫には冷たい延命茶も作られていて、これも自由に飲めます)。ここでは朝食のみ食べることが出来ますので、夕食等は外で済ませるか買ってくる事になりますが、近隣に食べ物屋さんやコンビニがあるので特に不自由はしないと思います。又、宿の食堂にはカップラーメン(150円)が置いてあります。

 お風呂は男女別になっています。但し、それぞれ2人程度しか入れません。そこで、宿では歩いて直ぐの町営温泉を紹介しています。ここは、貸しタオル付で500円です。シャンプーとボディーソープもありますので、特に手ブラでも大丈夫です。この温泉が夜9時までなので、宿の門限は9時30分となっています。尚、消灯は10時です。

 朝に宿泊者対象の座禅会があり、参加希望者は6時25分までに談話室に集まります。そこから、ご住職と一緒に合掌をしながら本堂へ向かいます。本堂には座禅用の座布団が置かれていて、その上で禅を組みます。心得、作法、準備体操まで丁寧に説明して戴けるので、初めての方でも平気です。座禅は30分程度行いますが、開け放たれた本堂の新鮮な朝の空気の中、唯自分の呼吸だけを数えていると、意外と短く感じます。

 途中、ご住職が禅杖を持って歩きます。基本的にご住職から叩くことはなく、自ら集中しきれないと感じた時、合掌をして合図を送り叩いて戴きます。叩くといっても特に痛いものではありません。むしろ、凝った背中の筋肉をほぐす意味もあるとのことで、ご住職曰く「自身も出来るだけお願いしている」とのことでした。尚、この座禅会は9月下旬頃まで行っている様ですから、その際には是非参加されることをお薦めします。

 座禅が終了して戻る頃までに、食堂には朝食が用意されています。一人一人お膳となっていて、ご飯とお汁はセルフとなります。特に豪華ではありませんが、野菜中心の家庭的な味で美味しいです。

 宿泊者は開園前の庭園を散策出来ます。元々有名な庭園ですが、最近は大河ドラマの影響もあって参観者は多い様です。ですので、美しい庭園を写真やビデオに収めたい方は、誰もいない早朝に散策するのが良いと思います。尚、宿の玄関は5時頃には開いている様です。

 ここは外国人の宿泊者も多く、僕が泊まった時にも1人いました。又、空き具合によっては、急な宿泊も可能な様ですから、いざという時の為に知っておくのも良いと思います。ここから、中尊寺や義経堂といった主だった史跡には歩いて行けますので、平泉散策にはもってこいの宿坊ではないでしょうか。
宿泊者の声

 ちょうど台風10号が接近している時で、東海地方の雨の影響で列車が遅れてしまい、宿院到着が予定よりも遅くなってしまいましたが、受付の方もとても親切に対応してくださり、気持ちが良かったです。

 ここはユースと宿院を兼ねています。両方とも同じ建物にあり、ユースはたぶん1階と2階に一部屋ずつの二部屋じゃあないかと思います。あとは宿院の部屋になっていて、こちらは夫婦一緒に泊まれます。部屋にはテレビはありませんが、談話室にあるので見ることはできます。僕たちは2階の角部屋に泊まりましたが、窓から少しだけですが有名な浄土庭園が見えました。アメニティは浴衣のみです。

 お風呂はもちろんありますが、一つしかないようで男女別に時間制になっています。僕たちが到着した時は、もう女性の時間が終了していましたので、徒歩10分くらいの所にある「平泉温泉悠久の湯」という温泉施設に行きました。大きな湯船で、リンスインシャンプーやボディソープもあります。それから夕食の提供はありませんので、外で食べるか、何かを買ってきて部屋で食べるかしかありません。宿院から駅までの間に(徒歩10分くらいです)、ラーメン屋・韓国料理店・日本料理店があります。僕たちは時間が遅かったこともあり(21:00が門限です)、駅前のコンビニでお弁当を買ってきて部屋で食べました。ちなみに食堂にはカップラーメンも置いてありました。お湯もポットで沸いていて、ビンに150円を入れて勝手に食べられるようです。夜食にいいのではないでしょうか。

 あとはちょうど夏期早朝座禅を実施されていましたので参加しました。宿泊者以外でも参加可能で、集合時間になると外部からもいらっしゃっていました。台風の影響で風が強く静寂とは言えませんでしたが、座禅についていろいろお話をしてくださり、本当によい勉強になりました。この座禅はもちろん参加自由で、これ以外には特にお勤めもありません。座禅のあと朝食をいただき、誰もいない浄土庭園を一周しました。朝食は精進料理ではなく、焼き魚もありました。とても美味しかったですよ。

 宿院に荷物を預かっていただいて平泉の観光に行きました。ちょうど毛越寺から遊歩道が中尊寺まで通じています。きっと観光にも打ってつけだと思います。これから平泉へ行こうとお考えの方は検討してみられてはいかがでしょうか?
宿泊者の声

 お庭が有名なお寺で、宿泊者は無料でお庭が見られたように記憶しています。確か、お勤めは希望者だけでした。私は参加しましたが、座禅を15分くらい組んだだけでした。その日は、小学校低学年のお子さんがいらして、子供さんに配慮して、時間が大幅に短縮されたとのことでした。

近隣の名所

 平泉(中尊寺、毛越寺)、達谷窟(たっこくのいわや)、猊鼻渓(げいびけい)、厳美渓(げんびけい)など。
追加情報

 『宿坊に泊まる(P110〜117)』 『お寺に泊まろう(P87)』 『精進料理紀行(P14〜15)』でも特集されています。

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寺社旅研究家 堀内克彦(ほーりー)のプロフィール



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