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お寺の経済学 (中島 隆信)


 日本にはお寺とコンビニ、どちらの方が多くあるか?

 そんな問いかけから始まる本書は、世にも珍しいお寺を取り巻く経済について書かれた本です(しかも、かなりいろんな方に読まれています)。

 さて、お寺とコンビニ、どちらが多いでしょうか? 答えはお寺です。約四万店のコンビニに対して、実にお寺は7万5000寺にも上り、その巨大マーケットは「お寺」という言葉からは想像もつかない規模があります。

 そんな巨大市場でありながら、これまで語られることの少なかったお寺の経済。本書は経済学の専門家が多くのお寺に丁寧にヒアリングを重ねながら、鋭く慣習に囚われずに分析しています。

 日本のお寺には、他の国にはない制度があります。それは檀家制度。江戸時代に始まったこの仕組みは、今に至るまでお寺やそれに関わる人々を縛り付けています。

 それが良いことなのか、悪いことなのか? 功罪一概には言えませんが、少なくとも檀家というものが急速に消えていく現代にあって、それはお寺が真剣に目を向けなければならない問題となってきています。

 お寺には、まさに今新しい役割が求められている。あるいは葬式仏教などとも呼ばれたこれまでよりも、ずっと大きな存在感を示すチャンスが到来しています。

 本書はお寺に関係する人なら、読まなければならない必読書だと私は思っています。耳に痛い言葉も反感も出てくると思いますが、この本に書かれていることは、多くの人が求めているお寺像なのです。

(レビュー:ほーりー)



お寺の経済学

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