泊まる前に知っておきたい、宿坊を3倍楽しむコツ
宿坊の七つの長所
(五)人と人との交流が活発
宿坊を選ぶ人には、少なくともお寺や神社が好きという共通の特徴があります。これは初対面でも打ちとけやすい土壌となっており、宿泊者の間には何となく連帯意識のようなものが芽生えることがあります。
例えば「今日はどちらを回られるんですか?」と聞けば、相手は大抵近辺の寺社の名前を挙げてくれるでしょう。そうすればあなたもきっと、「あ、そこは行きましたよ」とか、「私も行ってみたいです」などと話が始まることになります。
私も各地で同宿の方とは、様々な話をさせていただきました。
那智の青岸渡寺で一緒になった方とはバスで山を下りるまでご一緒し、恐山の温泉で一緒に湯に入った方とは、お風呂の中で旅行談義に華が咲きました。四国のお遍路旅では多くの方と宿で情報交換し、お別れしても次の宿でまた一緒になったということもあります。お互いに興味のベクトルが同じ者同士ですから、すぐに会話が弾んでいくのです。
旅行から帰ってもメールや電話で話をしたり、再会の約束をしたりと交流が続くことは珍しいことではありません。私は旅の目的の一つは、人と会うことだと信じています。
旅先で聞いた話は同宿の旅行者であれ、お寺や神社の方であれ、地元のお土産屋のおばちゃんであれ、深く深く心に刻まれます。そうした人とのふれあいが、旅先での一番の想い出になったりするものです。それがあるために、宿坊旅行はやめられないのだと考えています。
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