第1回宿坊サミット 参加宿坊大募集!!
2007年6月6日(水) 東京 ホテルアイビス六本木にて開催!!
宿坊は現在、様々な問題を抱えています。
経営的なこと。文化的なこと。お寺や神社であることと宿であることの両立。後継者の問題。
宿坊のメインターゲットであった講中組織は、ここ四十年で三分の一に人数が減少しました。その一方で癒しのブーム、日本文化の見直しの気運など、これまで宿坊を利用することのなかった個人旅行者が、積極的に利用する機会が増えています。
日本の旅行にも大きな変化が起きています。観光旅行から体験旅行へ。目で見る旅行から、身体で感じる旅行へ。消費者の需要は確実に変化を遂げています。さらには観光立国を目指す政府が、海外からの旅行者を積極的に迎える施策も展開しています。
近年はこれまでにない宿坊ブームが取り沙汰されました。その一方で宿坊をやめる寺社も少なくありません。常に人気で宿泊者が殺到する宿坊と、顧客の減少に歯止めがかけられない宿坊。状況ははっきり二分してきているように感じます。
宿坊には歴史がある。文化がある。心がある。しかし古き良きものを土台としながら、宿坊も進化していかなければならない。そして古き良きものを生かすために、宿坊も工夫していかなければならない。そうした声を背景に、日本各地の宿坊が情報交換や相互交流のために集まり、宿坊文化を発展・継承していくための会合を開こう! それが宿坊サミットの趣旨です。
内容はまだまだ素案のレベルですが、
・それぞれの地域の宿坊事情
→ 経営的な面、客層、抱える問題、今後の戦略などの情報連携
・地域をまたいだ協力体制の構築
→ メーリングリストを新たに作成し、日常的な連絡、相談、提案の場を構築
・海外向け宿坊情報発信
→ 海外からの宿泊客を迎え入れるノウハウの構築、情報発信手段の確立
・種々勉強会
→ 精進料理のメニュー、修行体験の運営方法などの各種交流勉強会
など、様々な観点から意見交流を行う予定です。
そして始めは顔つなぎ、勉強会のようなものかもしれませんが、「集まる」そして「考え、行動する」ことにより、長期的な視点で宿坊の形を模索していく協力体制を構築します。
第一回目は多くの宿坊とお付き合いがあったということで、宿坊研究会が主導でサミットを開催させて頂くことになりました。また宿坊研究会が参画することで、旅行者の立場から見た視点でも意見を伝え、宿坊・旅行者双方に良い方向性が持たせられればと考えています(合わせて宿坊研究会の情報発信力を利用し、メディアや広く一般の方にも活動をお伝えしていきます)。
さらに回を重ねることができたなら、様々な分野のスペシャリストも交えて、宿坊の戦略研究やノウハウの取得にも貢献できればと思っています。
宿坊は「お寺・神社」としての宗教的・文化的側面と、「宿」としての経営的側面があると思います。
これは両輪として機能し、どちらかに片寄っても、健全な宿坊文化の発展・継承はあり得ないと考えています。
そこでまずはこの二つを柱として、意見交流会を行っていきます。これは各地にある宿坊に、できるだけ声をかけていく予定です。以下に参加募集の要項を述べさせていただきます。
○宿坊サミット参加宿坊募集について
多くの方に参加を呼びかける都合上、日にちは勝手ながら6月6日(水)と決めさせていただきました。また場所は東京にある ”ホテルアイビス六本木” を予定しています。ホテルアイビスは日本伝統文化や国際交流に力を入れているホテルで、今回の宿坊サミットにつきましても、深いご理解を示してくださっています。
また会費は8000円です。
まだまだ先の話で予定も立たないこととは思いますが、会場との調整や運営準備の関係もあり、大変申し訳ありませんが以下のフォームに記入してご連絡頂けますでしょうか。ご連絡を頂いた後にご都合が悪くなることもあるかと思いますし、そのような場合には(直前でなければ)キャンセルも可能です。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
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