エコノミー症候群防止靴下


■死に至ることもある危険な病


 サッカーJリーグで最年少の23歳で得点王に輝いた点取り屋。その後ドイツに渡り、日本代表でも活躍するゴールハンター。ハンブルガーSVの高原直泰選手は、決定力不足に悩む日本を救うフォワードとして、その天性の嗅覚が期待されています。

 彼の魅力は泥臭いゴールでも果敢にねじ込んでいく強さと、それを実現するゴール前のイマジネーションのタフさです。実際に見ていてこれほど気持ちの良いフォワードも珍しいでしょう。ジュビロ磐田時代にはゴン中山とツートップを組んでいましたが、この中山選手のサッカーに対する姿勢を見事に吸収していることが、プレーを見ていれば分かります。

 しかしそんな彼にも大きな泣き所が一つあります。それが表題のエコノミー症候群。

 実際、高原選手は多くの国際試合を、このエコノミー症候群によって棒に振っています。2002年日韓ワールドカップ。2004年アテネオリンピック。サッカー選手なら誰もが夢見る檜舞台を、高原はこの病魔によって欠場しているのです。

 エコノミー症候群とは何か。これは正式には『深部静脈血栓症』と呼ばれ、同じ姿勢を取り続けることで発病します。長時間下肢を動かさずに座っていると血管が圧迫されて血の巡りが悪くなり、太腿の奥にある静脈に血のかたまりができるのです。高原の場合はその血栓が血管内を移動して、肺動脈を塞いでしまいました。座り続けると足がむくむことがありますが、このむくみは血液中の水分が血管の外にしみ出てくるために起こります。水分を失った血液は濃度が高くなり、血栓の生成を助長するのです。

 もちろんこれは飛行機のエコノミークラスに限った話ではありません。ビジネスクラスや、さらに快適なファーストクラスでも同様ですし、長距離バスや電車、車の運転、劇場など、同じ姿勢で座り続ける空間では実際に発祥例が報告されています(そのため”旅行者血栓症”あるいは”ロングフライト 症候群”などとも呼ばれています)。

 それではこの恐ろしい血栓症を予防するためには何が必要か? 一つは適度な運動。もう一つは水分補給です。1時間に1回、長くても2〜3時間に1回は体を動かしましょう。席を立ち、トイレに行くのも効果的です。窓側に座ってしまうとなかなか遠慮してトイレにたてない人もいますが、なるべく意識して立つようにしましょう。軽く伸びをしたり、足の指を開いたり閉じたり繰り返すのも良いそうです。

 また水分補給は血栓が出来にくくなるので重要です。この時、アルコールやコーヒーは利尿作用により、かえって血中の水分量を減らすので控えてください。ミネラルウオーターも良いですが、スポーツドリンクの方が水分補給の点でより優れているそうです。ちなみに飛行機内の湿度は5〜15%とたいへん低く、砂漠より乾燥した状態です。この湿度では1時間に約80ccの水分が体から失われる(普段は約50cc)ため、その点でもいつも以上の水分補給が重要になります。

 その他の注意点としては、ゆったりとした衣服を着る、フライト前後の喫煙は避ける、睡眠薬は使用しないなどがあります。

 高原選手は血栓を溶かす治療に、実に4カ月を要しました。この突然襲い来る恐ろしい病も、事前の知識とちょっとした工夫で防ぐことが出来ます。妊娠・出産直後の方や悪性疾患(癌など)をお持ちの方、最近手術または骨折をした方、糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病をお持ちの方は特に気をつけてください。

 ドイツに渡った高原選手には、「スシボンバー」という愛称が生まれました。日本を連想する「すし」と、ワールドカップ通算14得点の記録を持つ元ドイツ代表、ゲルト・ミュラーの愛称「ボンバー」の組み合わせは、ドイツでの驚きと期待の強さを現しています。エコノミー症候群にも負けず、ゴールを量産してほしい。高原選手の振り抜いた足先に生まれるゴールが、見たくて仕方がないのです。


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